山と酒と音と飯

登った山と飲んだお酒と聴いた音楽と食べたメシについての備忘録

双六岳でツェルト泊したら想像以上に修羅場だった話

今年もまた

「年に最低でも1度は高い山に登りたい症候群」

を発症し、居ても立っても居られなくなりました。

これを発症してしまうと、2,500m以上の高山帯に行ってテント張ってビール飲みたくなって仕方なくなると言う、実に困った症状なのです。困った困った。

 

そこで8/10(金),8/11(土)の一泊二日で、双六岳(標高2,860m)に登って来た次第です。

 

双六岳ってどこよ?どんな山よ?富士山より高いの?低いの?

と言うご意見が方々から飛んで来そうなので、ざっくりと案内をさせて頂きます。

岐阜県と長野県の県境に位置し、岐阜県側の新穂高温泉から入るのが一般的なルートです。

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槍ヶ岳穂高連峰よりも関東側から見て奥地にあり、松本駅から登山道入口のある新穂高温泉まで車で1.5時間ほどかかるので、絶妙に一般的な人気と知名度の無い山なのです。

 

地図上の直線距離で見ると松本市内から新穂高温泉まで、まあまあ近そうな雰囲気を醸し出しているのですが、間には蝶ヶ岳穂高連峰と言った日本有数の高山帯がある為、迂回しながら行かなければならず、上高地等と比べてアクセスが良く無いのも知名度が低い要因になっていると思われます。

 

とは言えこの双六岳、その後ろに控えている日本百名山鷲羽岳水晶岳を登るためには、通過しなければならない山である事と、晴れた日には奥穂高岳槍ヶ岳を一望できる見晴らしの良さから、山好きの間では結構な人気を誇っています⛰⛰

 

そんな山に今回、一泊二日の行程で行って参りました。

 

8/9(木)の午後7時に松本駅に着弾🚀

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今夜は同行者に車で拾ってもらい、新穂高温泉駐車場に車を止め、車中で4時間ほど仮眠を取りました。

 

新穂高温泉〜双六小屋

04:00起床。

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気温23℃。新穂高温泉で既に標高が1,060mぐらいなので大分涼しい感じがします。
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サブバッグを含めた荷物の総重量は17.03kg。

 

テント泊とは言え一泊二日ならば、削ろうと思えばテント込みで10kg台前半まで削る事も可能ですが、私の登山はメシにかなりメーターを振っているので、だいたい重くなります。

この辺り、自分の登山スタイルを何処に軸足を置くかで決めて行って頂くのが良いと思います。

FAST & LIGHTを目指すのであれば調理器具もほぼ全部削ってカロリーメイトだけで乗り切る方法もあります。

 

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夜明けと共に午前5時頃に出発。

暫くは整備された平坦な道を歩きます。

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途中に湧き水ポイントがあった為、水を1ℓ補充。

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わさび平小屋を越えて小池新道の入口までは穏やかな林道を歩いて行きます。

生ビールの看板の誘惑に負けぬように心を鬼にして歩を進めましょう。

 

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此処からおよそ4時間半〜5時間はガレ場を含めたコブシ大〜の岩が転がっているエリアを延々と登って行きます。

 

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秩父沢を越え、尾根伝いに登り始める所から弓折乗越までが本日の登りの核心部。

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等高線が詰まって、これまでよりも傾斜が急になります。

 

17kgを背負って持続的に斜度20〜30°を登り続けると言うのは地味に持久力を求められるので、慣れない方は山小屋泊から始めた方が良いです。

 

私の場合はだいたい1時間歩いて5分休憩ぐらいを目安に歩きます。

その他、息切れしそうになった場合は都度呼吸を1〜2分立ったまま整えます。

 

途中、標高2,300m地点の鏡平山荘で休憩を挟みます。

この鏡平山荘周辺はこの高所でありながら池が点在していて、鏡のように風景を写し込んでいます。f:id:u_f_y:20180812155600j:image


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(鏡平山荘遠景)

 

鏡平山荘まで来たら稜線まではあと一息。

 

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鏡平山荘辺りを境に植生も変わって来ます。

笹中心だった通路脇の植物に、高山帯ならではのハイマツが混ざって来ました。

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ハイマツの松ぼっくりでもジャムを作れるのかなぁ?などと考えながら歩を進めます。

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これはミヤマトリカブト?ですかね。植物に詳しくないのが悔やまれます。

 

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イナゴー(°∀°)ー!

こんな高地でも生きていけるのかい君は! 

 

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弓折乗越まで出たら、本日の目的地である双六小屋まで緩やかな傾斜の稜線上を歩いて行きます。

 

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標高2,500m近辺。雪渓の残っている地形に遭遇。

 

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双六小屋が見えました。奥には日本百名山の一つ、鷲羽岳が顔を覗かせます。

 

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程なくして本日の目的地、双六小屋(標高2,600m)に到着。

05:00に新穂高温泉を出て13:40着なので、途中の大休止1時間を抜いて7時間40分、高低差およそ1,820mの行程でした。まずまずの疲労感。

 

受付で幕営料1人¥1,000を払い、テントを立てます。

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テント村全景。平日とは言えハイシーズン。結構な量のテントが立っています。

 

ツェルト泊の実態とメシ

さて今回の山行、ただのテント泊ではなくツェルト泊を試してみた次第なのです。

 

「ツェルトって何よ?」

 

と言う方もいらっしゃる筈なので、簡単に解説させて頂きますと、ズバリ“簡易テント” の事です。

 

通常のテントは、本体にポールを通して自立させた後、その上からフライシート をかけた二重構造で建てます。

ポールを通す事で安定し、二重にシートをかける事で内部の結露と雨露を防ぐ事ができる仕組みになっているのですね。

 

一方でツェルトは、言ってしまえばタダの一枚布。ポールを通す穴も無ければ、密閉する構造にもなっていません。

 

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このような感じで、だだっ広い布です。

 

しかしこれが、全登山者必携のアイテムになり得る訳です。

 

この一枚布、使い方は様々ですが

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底面が開くタイプのものであれば、木々の間にロープを通してタープの代わりに使うことも出来ますし、そのまま被って雨風をやり過ごす防寒具としても使えます。

 

上記の木々に通すやり方や、トレッキングポール×2や、現地調達した木の枝を支柱にして簡易テントとして使う事もできると言う汎用性の高さがポイント。

 

それ故、テント泊の登山者も、そうでない日帰りの登山者も含めて、お守りとして必ずリュックの中に忍ばせておいて損は無い、登山者必携のアイテムの一つなのです。

 

平地では一度試しに使っては見たものの、山での実践は今回が初めて。

緊急時のシュミレーションとしてはまたとない機会と思い、やってみました。

 

今回使用したツェルトはファイントラックのツェルトⅡロング。

 

ファイントラック(finetrack) FAG0123 ツエルト2ロングOG(オレンジ)

ファイントラック(finetrack) FAG0123 ツエルト2ロングOG(オレンジ)

 

 

 

 

簡易テントとしても使える大きめサイズのツェルトです。

 

設営からやって行きましょう。

 

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先ずやるべきは底面の確保。

テントと違い、一枚布なので、当然底になる部分は密閉されていません。

↑写真のように結べる箇所が等間隔であるので、これらを結んで底面を確保して行きます。

 

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底面を全て結んだら、支柱となるトレッキングポールと自在付きロープ、ツェルトの輪っか部分を結びます。

今回は非常時本番を想定して、ペグは使わず、全て石での固定を行いました。

 

自在付きロープがない場合は、荷造り用のビニール紐でも応用可能です。

どちらかはリュックに常備させておきたいですね。

 

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固定ができたらトレッキングポールを立てます。

此処までが、ツェルト設営の最重要ポイントです。この後の居住性に影響が出て来るので、できるだけ丁寧にやりましょう。

 

その後は、四隅、側面に同じく自在付きロープを結び、石で固定して張力を保ちます。

 

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↑そしてこちらが設立完了をした状態の俯瞰図。

 

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内部の様子です。


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人1人寝る分には問題ない程度のスペースが保たれています。

荷物を外に出してしまえば上下互い違いにして2人はなんとか寝られます。

 

とは言え、上の方の写真を見て頂きますと分かる通り、底面の密閉はされていないため、雨風が多少吹き込んで来る事は妥協しなければなりません。

 

此処まで55分かかりました。やはり、たまにやらないと忘れます。

 

さて!無事にツェルト設営も終わったから始めましょうか!

毎度毎度これが楽しみで山に登っていますので🍺

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双六小屋、なんと樽生のスーパードライを置いてくれているのです。

 

 

うめえ...

 

 

うめえよ...

 

 

今年飲んだビールで1番うめえよ...

 

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あまりの旨さに倒れ臥す穏やかな自画像。

 

やはり時代は洗練されたクリアな味。辛口だったのです。

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双六小屋は缶ビールならヱビスも置いてくれているのです。

サッポラーの私大歓喜です。

もう分かり過ぎていて辛いです。

乾杯がもっと美味しくなりました。

さて、一杯引っ掛けた所で夕飯作りに取り掛かかろうかなと思ったその時、雨が降り出しました。

 

取り敢えず米だけは焚かなければなりません。小雨になった隙を突いて火を付けます。

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雨に打たれながら米が炊き上がるのを待つ自画像

 

米が炊き上がった瞬間に雨が強くなり、慌ててツェルトの中に退避。

 

天気が此処まで崩れるのを想定していなかったのですが、人間はやっていく生き物なので、知恵を絞って考えます。

 

ツェルト内部の底面の紐を1つほどき、無理やり前室を作ることに成功。

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しかしながら、テント内でのガスストーブの使用は、熱でテントに穴が開く可能性と、一酸化炭素中毒の可能性から、やらない方が良いと言うのが前提にあります。

 

その為、風に煽られてもツェルトが炎に触れぬように前面を厳重に固定。火を使う間は目を離さず、換気も充分に行いましょう。

結果、ツェルト内部が雨で濡れまくりました。

 

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今夜の晩ご飯。炊いた白米、フリーズドライの味噌汁、セブンイレブンのキムチ。

本当は此処に麻婆春雨が加わって定食にする予定だったのですが、強雨のために断念。

 

白米の炊き加減はバッチリでした。標高2,600mだろうと、吸水の時間と水加減を多目にしっかりやれば、問題無く炊けます。

 

平地なら、白米を火で炊く時は吸水時間30分、水の量は米の重さ×1.2倍でまず間違いなく美味しく炊けるところを、標高2,600m地点では吸水1時間超〜、水の量は米の重さ×1.3倍で問題無く炊けました。

 

ただ、炊きあがりの旨さはやはり平地に軍配が上がります。1泊、2泊程度ならフリーズドライ米でも全く問題ないので、試してみたい方はやってみて下さい🌾🌾

 

夕食を終え、トイレと歯磨きを済ませたので、さて寝るぞ!

となった段階で、天候はさらに悪化。

今までの強雨から豪雨、嵐の様相を呈して来ました。

 

ツェルトはテントと違って、中にポールが刺さっていません。棒2本と石を使って張力で固定しているだけです。

 

なので、通常のテントよりも遥かに風に揺られます。

 

強風でツェルト崩れたら夜中に貼り直すの面倒だなぁ...

 

でもその時はその時か...

 

現状、これ以上ツェルトに関しては手の施しようがないので、諦めて寝ることに。

 

しかし、風が!雨音が!超絶五月蝿い!

ツェルトが結構な勢いで揺られます。

雨が激しい時間帯を内部から録画してみました📹

安眠には程遠い環境。

 

幸い、雨はそこまで吹き込んでは来ないですが、外気との温度差、内部の湿気から、天井部に溜まった水滴が容赦無くシュラフに落ちて来ます。

 

通常のテントでは、ダブルウォールと言って、テント本体の上にフライシートをかける事から、内部の結露を大幅に減らす事が出来ているのです。

 

普通のテントの偉大さをしみじみと感じますね。

 

夜中に2度、耐えかねて寝袋をタオルで拭きました。ダウン素材は水を含むと保温力が無くなるので、寝袋が濡れるのは割と死活問題です。

 

しかし人間の慣れは恐ろしいもので、そんな状況でも疲れからか、黒塗りの高級車に追突することなく眠りに着きました。

 

明けて翌朝。

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午前4時時点でのテント内の気温は12℃


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ツェルトの内部はご覧の通り濡れています。枕も寝袋もマットも濡れ濡れ。砂も入り込みました。

 

しかしツェルト自体は、あれだけの強風に煽られたにも関わらず、倒れる事はありませんでした。

 

ペグダウン無しのポール2本でも並の嵐程度であれば、耐えられるという事が分かりました。これは貴重なデータです。

 

その後、片道小1時間かけて頂上を往復。

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視界は10〜20mと言ったところ。本気で何も見えません。

 

さっさとテント場まで戻り、朝ご飯を作ります。

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昨日の残りの白飯1合分と


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フリーズドライのシチュー×2、セブンイレブンのサラダチキンを用意


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白飯のクッカーに水を足して

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ガスストーブを点火してフリーズドライのシチューを投下


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沸騰させる間にサラダチキンをほぐし


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シチューに投下。

なんちゃってチキンクリームリゾットの出来上がりです。

 

山のメシなので、これぐらいで充分に旨いです。鶏肉を入れたのでゴージャス感が出ました。サラダチキンのパサパサ感もクリームシチューに混ぜる事で上手く誤魔化せています。


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食後はいつも通りコーヒーを立てて


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井村屋のチョコレート羊羹をお茶請けにデザートを楽しみます。

こう言う事をやっているので私の山行は朝の出足が遅くなりがちです。

 

その後、6時間かけて無事に下山しました。

 

ツェルト使用の所感と総括

いや、今回の山行は思っていた以上にストイックな旅となりました。

ツェルト泊の実態を知る事が出来たのは貴重な経験でしたね。

緊急時に使えるようにするには、やはり平常時に練習をしておく必要があります。

 

ツェルト使用の所感としては、

デメリットとして

  • テントの代わりに使うにはシュラフカバーの使用等、準備が必要
  • ツェルトの中で座って背筋を伸ばせないので疲れる
  • テントと比べて出入りがしづらい
  • 雨風の音がテント以上に五月蝿い

 

と言った所が挙げられます。

特に私の身長(180cm)だと、あぐらかいて座った時にかなり首を曲げないと座れないのですね。

これが、地味にストレス溜まります。

ツェルト内で汁物飲む時に上を向けないので飲み干しづらい事この上ないです。

総じて、テントの完全な代替にはなり得ません。

 

メリットとして

  • 圧倒的に軽い
  • リュックの中で場所を取らない
  • タープ、雪洞の蓋、防寒具、テント代わり等、使用方法が多岐に渡る

 

と言った所が挙げられます。

UL(ウルトラライト)志向の方ならば、テントの代替としての選択肢は充分にあり得ます。

平均的なソロテント1.2kgに対して、ツェルトⅡロングの重さが340g。

圧倒的な軽さ。

 

それ故、小屋泊や日帰りの登山者でもリュックに忍ばせておくのは大いにアリです。

 

道迷いや遭難でビバークする際に、ツェルトがあるのと無いのでは雲泥の差がありますね。

 

例え薄い布一枚だろうと、外界と分ける壁があるのは安心感、そして体温の維持に目覚ましい効果を発揮します。

 

御守り代わりにリュックに忍ばせておいて損はないでしょう。

 

ただし、日頃から練習をしておかないと使おうと思った時に使えません。

 

それを再確認出来ことは今回の山行の大きな収穫でした。

 

山を登る時、或いは災害時の為に1つ常備させておくのは大事な事かもしれません。

 

私自身がUL志向になった時にはテントの代わりとして可能性の1つに入れておこうと思いました。

 

それではまた次の山でお会いしましょう。

 

新穂高温泉双六岳ピストン

技術:★★★☆☆☆☆☆☆☆

体力:★★★★★☆☆☆☆☆

 

(高尾山を

技術:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

体力:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

を基準値として考えて)

真剣ゼミ夏期講習2018

こんばんは🌃

連日の猛暑で外出する気力も無くなる日々が続いていますが、皆々様におかれましては益々ご健勝のことなのです??

 

その一方で私は??

 

ご清祥??

 

そして今年もやって参りました。セミ捕りの季節が。

 

8/4(土)5(日)6(月)と、3日続けてそれぞれ別のポイントでセミ捕りに励んでいた様子をお伝えしようと思います。

 

8/4(土)

この茹だるような暑さの中、「セミを捕りたい!」と言う酔狂な面々が6名ほど集まりました。

 

此処は私も初めて潜るポイントなので、どれだけ捕れるか、実態調査も兼ねていました。

 

17:00に集合し、1時間かけてセミ穴と抜け殻の発生状況を確認。

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アブラゼミが大多数を占める中、ニイニイゼミツクツクボウシの抜け殻も散見されました。幼虫の脱け殻だけだと、アブラゼミとミンミンゼミの判別が難しいです。

 

同じエリア内でもアブラゼミの多い箇所とツクツクボウシが多い箇所と、若干の棲み分けがあったので、大変に興味をそそられます。

棲みつく木の違いなのか、たまたまなのか。

 

18:00頃から本格的に捕獲開始。

18:10頃に、この日最初の獲物を同行者が捕獲。

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アブラゼミです。かわいいです😍

 

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この日最初の獲物に湧き立つ面々。

良い大人達が寄り集まって撮影に興じます。

真剣ゼミ夏期講習っぽくなって来ました。

 

その後、日が落ちてからが、いよいよ捕獲の本番。

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↑こちらは身体に緑色を強く帯びているからミンミンゼミでしょうか。

 

大漁とまでは行かないものの、次々と発見。とは言えアブラゼミが大多数。

 

19:00〜には、早くも羽化し始めるものも現れ始めました。

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おまえ、こんな地面付近で横着しやがって...

捕まえてくださいと言うてるようなものでしょうが...

 

夜になると生物の密度が一層濃くなります。

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この街ナカの林で、タマムシ、ナナフシ、アシダカグモ(多分)に加えて、コクワガタまで見られるとは思っていませんでした。

想像以上に生物の層が厚いです。

 

そしてこのコクワガタのいたエリアではツクツクボウシが大量に発生していました。

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羽化直後のセミは唯々美しいですね。

この日は1人あたり10匹前後の釣果となりました。20:30に解散。

 

8/5(日)

昨年から捕っている、神奈川県某所へと場所を変え、捕獲に臨みました。

18:00捕獲開始。

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この日も18:10過ぎに1匹目を捕獲。

昨日のポイントよりセミも他の昆虫類も種類は少ないながら、セミの密度=セミツドは濃いです。

 

セミの密度の事を一般的にセミツドと言いません。ここテスト出ます。

 

同時に2〜3匹湧いている木もありました。


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途中、食べようかどうか一瞬考えたのち、やめたムカデ。

 

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この日の釣果は1.5時間で1人で20〜30匹程度でした。ほぼアブラゼミだけでしたが、密度は濃かったです。

 

8/6(月)

自宅から徒歩3分のところにある雑木林で捕獲に臨みました。

時刻は19:30〜20:15の45分間。

我が家の近くは、アブラゼミよりもツクツクボウシが多く発生していました。

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45分間でツクツクボウシ10匹、アブラゼミ5匹を捕獲。羽化直後も多く獲れました。自宅の近くと言うのが良いですね。

 

 

調理編

さて、これらのセミたち。何も観察する為に捕っているわけではござんせん。

当ブログ、あくまでもメシのブログなので、捕まえたら食べなければ始まりません。

 

と言う事で、やって行きます。

8/5(日)の捕獲後に、捕獲したセミを持って友人宅へと移動。

10匹程度はカーテンに這わせて羽化を待ちます。

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キャー!カーテンに!カーテンに虫がー!

 

虫嫌いのお母様方が見たら卒倒しそうな絵面です。

 

さて、その間に捕れたてのセミの幼虫を使って2品拵えます。

今回はセミを初めて食べる人も多かったため、ベーシックに唐揚げから。

 

セミ料理をするにあたって、共通の下処理からやって行きましょう。

 

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ザルで水洗い。表面に付いた体液や埃を洗い流します。一斉に脱走を図られましたが、セミたちの抵抗は全て等しく徒労に終わりました。

 

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沸騰した塩水に入れて2〜3分ほど茹でます。

虫はどんな寄生虫類が潜んでいるか分からないので、念入りに中まで火を通しましょう。

 

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茹で上がったら、再びザルにあけ、水気を切ります。

 

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ジップロックに唐揚げ粉とクミンパウダーを入れて良く振ります。

 

 

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油でカラッと揚げたら、セミ幼虫の唐揚げの完成。

 

立て続けにもう一品やりましょう。

これは、今年の春に唐突に天啓舞い降りて思いついたメニュー。

 

春頃からずっとやってみたくてウズウズしていたので、漸く実践できます。

 

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天ぷら粉を水で溶き、紅生姜と下茹でしたセミの幼虫を混ぜ合わせます。


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それらをおたまで掬って揚げて行けば...

 

 

 

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で、出た〜〜〜!

セミと紅生姜の掻き揚げ〜〜!

 

さぁ、もう腹も減って、今か今かと待ち望んでいるところなので、やって行きましょう。

 

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テーブルに虫たちが跋扈していますが、幸か不幸か今回集まった面々は虫もセミも大好きなので何ら問題はありません。

 

 

それでは実食...

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

・・・・

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 

 

 

うまーーーーーーーーっ!!

 

 

 

 

 

 

セミと紅生姜の掻き揚げうまーーーーーーーーっ!!

 

 

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セミの幼虫の豆・芋っぽさと紅生姜の香味酸味が互いに個性を補完しあって、普通に料理として成立しています。

 

 

と言うか旨ーーーーーーーーっ!!

 

 

これはビールとハイボール案件です🍺

夏のご馳走ですわ。

 

 

「やっぱりハイボールには(セミの)唐揚げ♪」

 

と言う触れ込みでサ◯トリーさん辺りが広告を打つ日も近いです。

 

さて、もう1つのセミの唐揚げ。

こちらは、昨年から食べているので安定の旨さ。

1つ難点は、粉を塗すタイプの唐揚げ粉だと、セミの表面に付き辛いために、揚げると落ちてしまうと言う事ですね。

 

味が足りなければ、揚げた後に上から追って振りかけるぐらいで良いのかもしれません。

 

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今回味のアクセントに貢献してくれたのが、こちらのクミンパウダー。

セミ幼虫は、私は食べるのにあまり抵抗無いのですが、中には少し香りにクセを感じる方もいるようです。

 

そのクセを打ち消すのにエスニックな香辛料はかなり有用と言う事が分かりました。

 

このクミンパウダーとベトナム産のシトラスフレイヴァーソルトを後追いで振りかけながら食べたら、これもまたビールが止まらない案件となりました🍺

 

 

 

 

今回初めてセミを食べる事になり、かなり慎重だった ちんたく氏 がセミの味をかなり気に入ってくれたのは大きな収穫でした。

 

本人曰く

セミは落花生の味っ!」

との事です。

 

 

そうこうする間にカーテンに登らせていた幼虫の羽化が始まりました。

 

セミヌード撮影会が始まります。

 

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生まれたまま...ならぬ羽化したままの姿を撮影。

 

しかし、全てが順調に羽化したわけではなく、1/3程度の個体が羽化途中に落ちてしまったり、動かなくなってしまったりしていたので、自然界でも一定数は羽化途中で力尽きるものがいるのだろうと思います。

 

そんな貴重な、羽化直後の個体なわけですが

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容赦なく茹でます。

 

その後、ジップロックして冷凍庫へ。

 

我が家の冷凍庫にいま30体程度の幼虫と羽化直後のソフトシェル個体が安置されています。

 

また何かの機会で出して行こうと思いますね。

 

 

3日間かけて捕獲エリアを渡り歩いたことで、各エリアでの発生状況について知ることができました。来年の捕獲に役立てて行こうと思います。

 

これからは夏といえば、

セミと紅生姜の掻き揚げ天とビール!!」

と言うぐらいに普及するのではないかと確信を深めました。

 

食味の良さ、加工のし易さ、捕獲難易度の低さから、虫食としても野食材としてもかなりハイランカーなのではないかと思えます。

 

季節の食材を、自分の手で捕って食べる充実感を満喫できますね。

 

なんせ市場に流通しないので、自分で捕まえない限り食べる事も出来ないですから。

 

ソフトシェル個体の調理法については今後も研鑽を重ねて行きましょう。

 

 

それではまた⁽⁽◝( •௰• )◜⁾⁾

アワビ丸ごとすりおろし汁

全国の故郷をお持ちの皆さん、こんにちは。人にはいつか帰るべき場所があります。

 

毎年モンベルのポイントバウチャー取扱いの自治体にふるさと納税をしていた私なのですが、加えて今年は普通に食品の取扱いを行なっている自治体へ納税をした次第なのです。

 

と言う事で届きました。

国産活アワビ×2と国産活サザエ×7

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この地域の特産品との事です。

返戻率が下がったとは言え、実質2,000円の手数料(納税額10,000円)でこれだけの品が返って来るならば、充分ではないでしょうか。

 

普段の生活の中で活アワビと活サザエなんて、まず自腹切って買わないので、こう言う時こそやって行かなければなりませんて。

 

とは言え、普段滅多に口にする機会がないので、ちょっとだけ味見しましょう。

サザエは定番の壷焼きで。

 

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綺麗に取れました。
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言うてもサザエの壷焼きは流石に食べた事あるからね。これは味も大体わかっているから今さらそんなに驚かn

 

 

って、うまーーーーーーーー(°∀°)ーーーーーーーーーーー!!

 

サザエうまーーーーーーーーーーーー!!!!!

 

 

ひっさびさに食べたらチョーーーウマーーい!!(語彙力)

 

 

いや、サザエ侮ってました。今まで呼び捨てにしていた事も謝ります。これからはサザエさんと呼ばせて下さい。全世界のサザエさんにお詫び申し上げたいと思います_(:3 」∠)_

 

キリッ!とした苦味と塩気の次に濃厚な磯の香りと甘味と旨味が口いっぱいに広がりました。

 

いや、これは味見程度のつもりでしたが、早々にキッチンドリンク始めさせて頂きますね。

とっておきの風味爽快ニシテをまたしても開栓。海産物系の塩味に良く合うように辛味と苦味のバランスを整えてあって、当然にしてサザエの壷焼きにも合います。

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サザエの旨さは良く分かったので、次はアワビをやって行きましょう。

先ずは下処理。塩をかけてタワシで殻と身を擦ってぬめりを落とします。

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塩をかけるとめっちょ動き出します。多分嫌なんでしょうね。

私が納税した時点で君の運命は決まっていたのだ。諦めて大人しく受け入れたまえ。

 

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ぬめりを取り終わりました。身がより固くなってキュッとした感じになっています。

 

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ナイフを殻に沿って一周させて貝柱を切り離します。油断すると肝を切ってしまうので慎重にやりましょう。

 

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切り離しました。


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初めてにしては、まずまずの出来栄え。

 

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肝を包丁で押さえながら身を引っ張って、引き剥がします。此処でも肝を潰さないように慎重に。

その後、本体の口の部分を切り離します。赤マルで囲った部分が口のあった所です。


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さらにヒモと肝を切り離します。

 

これも少し味見したいですよね。少しだけだからね。ねねねねね。ね。

 

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貝柱を少し削ぎ落として、飾り包丁を雰囲気で入れて、


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アワビの肝を包丁で叩いた後、醤油と混ぜて


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アワビの刺身 feat. 肝醤油の出来上がりじゃい!

 

 

ええい!写真撮っている時間がもどかしい!

 

 

実食!

 

 

うんめえーーーーーー!

アワビ、コリッコリな歯触りと噛むほどに際立つ甘味。ウッメェ!

肝醤油、完璧な具合に舌の上でトロける濃厚なコクと甘味と爆ぜる磯の香りが完全に俺好み。肝醤油司る神に感謝す。


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日本酒と同時に食す。神域ィ!!肝醤油も日本酒も気づいたら消えて無くなっていた。我を忘れて完飲。

 

 

もうこれは完全なる日本酒事案ですわ。飲みかけのビールもやりかけの青春も経験もそのままにグラスをぐい呑みに持ち替えました。

 

誘惑が多過ぎて、なかなかやろうとしている料理に辿り着けません。

 

が、此処からが本番です。

こう言う機会だからこそ、普段絶対やらないようなレシピをやってみたいですよね。

その昔、『将太の寿司 全国大会編』と言う漫画で、アワビを丸ごとすりおろすトロロ汁が載っていました。

そんな食べ方あるんかい!

と、当時中学生だった私は衝撃を受けたのです。

 

今こそやるべき時...!

あれは、丸ごとすりおろしたアワビをそのまま出したような感じでしたが、せっかくサザエもあるので、もう一捻りしたレシピがないものかと色々と探していたところ...

サザエとアワビを使った汁!!

キターーーーーー(°∀°)ーーーーーーーー!!

 

これだ!アワビとサザエを両方使うなんて、正に今の私の為にあるようなレシピ!

 

さて漸く本番です。(此処までおよそ1.5時間)

 

 

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アワビを丸ごとすりおろします。滑る上に弾力があって結構やり辛い。


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身をすりおろし終えた様子。トロロっぽさ出て来たかも。


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ヒモと肝を細かく刻んで混ぜ


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レンコンをすりおろしましょう

 

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すりおろしました。


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サーザエーさんサザエさーーん🎶


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サザエさーーーんを湯ー掻いたっらーーーーーʢֿ•͡ٮ•̅ʡ♪

 

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中身を引きずり出します。ワタの部分を引きずり出せなかったのが3つ。

2勝3敗。


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身の部分を角切りに


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本来のレシピではワタの部分は入れないですが


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もったいなーーい!もったいなーーーい!(Negicco feat. 小林幸子

 


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サザエの茹で汁に本田氏(ほんだし)と味噌と塩少々。俺は持ってる。


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すりおろしアワビDAWN.


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レンコンDONE.


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サザエ㌠ZOOM.


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完成された世界観。灰色い。

 

 

ハバ海苔なんて洒落たものは家に無かったので、普通の焼海苔を散らします。
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さてさて、寄り道が激し過ぎて此処まで2時間かかりましたからね。

 

早速頂きましょう。

 

 

なんだこれは...

 

 

う、うめえ.....

 

 

 

滋味深い....

 

 

 

 

めっちょめちょ沁み込んで僕の心のやらかい場所を締めつける味わいです。

 

 

 

サザエ出汁は通常の二枚貝の出汁よりも苦味が出るのですが、これはこれで嫌味にならない程度に汁のアクセントになっています。

 

 

そして何より口に入れた後、ワンテンポ遅れてアワビの旨味がじんわりと舌の上で広がります。

 

 

衝撃が遅れて伝わると言う点において、截拳道のリードパンチ、玉拳の門と同じ体重移動だと思って頂いて差し支えないです。

詳しくは喧嘩稼業をお読み下さい。

 

 

ネギを入れたVer.も試したのですが、これについてはネギを入れないのが正解でした。アワビの繊細な香りと旨味がネギの香味で上書きされてしまいますので。

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構想30分、調理〜実食3時間でアワビ×2、サザエ×7をやりきりました。

 

 

ありがとう兵庫県洲本市

 

 

ふるさとは遠きにありて思ふもの

 

 

室生犀星の詩を思い出し、まだ見ぬ第二の故郷を思い浮かべては見たものの、あの詩は今回の主旨と全然意味が違ったなぁと非生産的な思考を逡巡させながら、翌朝も残りのアワビ汁を楽しみました。

 

 

来年の納税時期には、アワビのトロロご飯を実践してみようと思います。

タウナギ×ブルーギル×アメリカナマズ

いつもどおりのある日のこと

 

 

君は突然DMで言った

 

 

タウナギいりませんか?」

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日常会話の中でなかなか使わないし、聞かれる事のない日本語です。

 

 

「オレ、この戦争が終わったら結婚するんだ...」

 

 

「無事に帰って来たら旨い酒浴びるほど飲もうや...」

 

 

「殺人犯と一緒になんかいられるか!俺は部屋に帰るっ!!」

 

 

上記の様に、一度は使ってみたいと思いながら使われる事のない日本語例文は多々ありますが、実際に聞かれたと言う時点で、「タウナギいりませんか?」の方がまだ汎用性は高いと言う事が判明しました。

 

余談ですが、旧知の友人が先日

「親は関係ないだろ!親はぁ!」

を使いたくてもなかなか使う機会が無いと悶えていたので、使うシチュエーションに導いてくれる方を大募集します。

 

 

はい、そう言う訳で貰えるものは病気と負債以外はだいたい貰うと言うのが信条の私なので、貰って参りました。

 

受け渡しの場所は立川の昭和記念公園

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フードフェスで賑わうこの場所で、まさかタウナギの受け渡しが行われるなど、主催者でも想像していなかった事かと思われます。

 

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サンクトガーレンの飲み比べと、ソーンブリッジのIPAジャイプールが良心的な価格でとても美味しかったです(๑´ڡ`๑)

 

 

それはさておき、タウナギに加えてブルーギルアメリカナマズの切り身も付けてくれました。

 

ありがてえありがてえ👏👏

 

さて、タウナギくんです。生きてます。活発です。1日経ってもこの通り。

 

捌き方について色々見た所、穴子と同じように背開きにすると良いと。

なるほどなるほど。穴子やったことないけど。

まぁ、なんとかなるでしょう。

 

先ずは冷やして仮死状態にさせます。

冷凍庫に15分ほど入れてみました。

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元気にやってます。

 

どうすんのさ。

 

タウナギをくれた割り下嬢から

「氷水に浸した方が早い」

と助言を頂いたので実践します。

 

氷DAWN.

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圧倒的な早さで仮死状態になりました。

漸く捌けます。

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息を吹き返す前に、首元を頸椎まで切断して取り敢えず動きを止めます。

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血がドバドバ出て来ますが、そんなの気にしていられません。

 

例によって頸椎を切ってもヌルヌル動きますが、それも気にしていたら捌けないのでドンドン行きましょう。

 

 

目打ち串を買いそびれたので、お家にあったドライバーセットで何とかしてみます。

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そもそも目があるのかどうかも怪しい生き物なので、場所はだいたいです。

 

刺した瞬間にブルブル動いてさらに血がドバドバ出て来るので、心を鬼にしてやりましょう。やるしかないです。悪鬼羅刹の修羅と化すのです👹🔪

 

此処まで割とスムーズに出来たので暴れられる事もなく、解体に取りかかれそうです。

 

適度に血が抜けたら、背側から背骨の上を滑らすように包丁を入れて行きます。

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タウナギくん長過ぎて、まな板からハミ出た尾っぽ付近が少々雑になりました。

 

中央部の内臓を手で掻き出した後、背骨を包丁で削ぎ落としましたの図。

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内臓の量が少なく、且つ臭くないので助かります。

 

頭を落として綺麗に洗いました。だいぶ食材感出て来ましたね。

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皮の滑りが強いので、塩で揉んだり包丁で擦ったり。

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やった後で、ウツボの時みたいに酢をかければ良かったと思いました。

次回からそうします。

 

さて、どうしたものか。

取り敢えず切って

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お酒に漬けましょう。

 

俺、学んだ。川魚、困ったら取り敢えずお酒に浸す。
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10〜15分ほど浸けた後、一片は味見でそのまま油敷いて塩焼きに。

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見た目ウナギやアナゴ感あって旨そうですね。

 

それでは実食

 

 

・・・

 

 

・・・・

 

 

・・・・・・

 

 

う〜〜〜〜〜〜ん。

身がすんごい歯応えあってギョリギョリする一方、脂っ気や旨味が薄いです。

 

そして後味に残る田んぼのかほり( ͡° ͜ʖ ͡°)

 

 

そのままは食べない方が良さそうですね。

 

こう言う時は先人達の知恵に倣って、味付けの濃ゆい炒め物系でやってみましょう。

 

片栗粉をまぶしてタレの絡みを良くさせます。

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ピーマンと細切り筍を先に炒めます。

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火が通ったら一度フライパンから出して、タウナギを炒めます。

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火が通ったところでタレを投入。

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はい、楽しました。取り敢えず今日は味の傾向を知りたいので、タレの配合については手を抜いてます。ご容赦ください。クックドゥ優秀です。

 

その後、先程炒めた筍とピーマンを加えてタレに絡めたら、青椒肉絲 feat.タウナギ 完成です。

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さて、素焼きでは持ち味を活かせなかったですが....

 

 

 

旨ーーーい!!😋

 

濃い目の炒め物だと先程のギョリギョリ感が周りに気圧される事なく上手く均衡が図られています。

 

足りない脂っ気も多量の炒め油でブーストされていますし。

 

そして素焼きの時に感じた僅かな田んぼ臭も見事に掻き消されています。

 

これは凄い。甘酢あんかけとかにしても多分美味しいです。

白身魚でやるのとはまた違った味わいになりそう。

 

ウナギの代用にはならないですが、食材としてのポテンシャルは充分に感じられます。

 

これは積極的に狙って行って良い魚なのではないかと思えます。

 

ただ見た目がブサカワイイので、ずっと生きたまま置いておくと情が移りそうになるので、潔く屠らないとダメですね。

 

生命力が強いので、雑にバケツに入れておいても数日は問題ないので、保存も楽です。

 

今後も色々試して行きましょう。

 

 

さて、タウナギくんは無事に終えたので、次はブルーギルアメリカナマズです。

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解凍を終えました。内臓と鱗の処理を終えた状態なので、こちらは楽です。

とは言え、臭いです。

主にブルーギル

 

“臭いが鱗と皮に集中する為、お湯をかけてから剥ぐと良い”

 

と言うような記述がブルーギル調理の各サイトで書かれているので、その通りにやりました。

 

はい、台所がお湯から立ち昇る湯気と共にブルーギル臭MAXです。

 

なかなかグレートだぜ...

 

ブログだと臭いが伝わらないのが何とも残念です。

今後はてなブログでは、ユーザーからの声を丁寧に拾い上げて、臭いが伝わるブログの開発が求められます。

がんばれ日本のエンジニア👨‍💻👩‍💻

 

お湯をかけた後、包丁の背で僅かに残された皮目の黒い部分をこそげ落とし、3枚開きにしました。

 

とは言えブルーギルは個体がそんなに大きくないので、3枚開きにすると大分小さくなりました。

 

いつも通りお酒に浸けた後、水気を切って

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アメナマ共々、粉をまぶしてムニエルにしてみましょう。

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油を敷いたら弱火で蒸し焼きに。

 

その後ひっくり返して焼き上げます。

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はい。調理過程の臭いを考えると色々疑念不安が付き纏いますが、出来上がりました。

頂きましょう。

 

 

・・・

 

 

・・・・

 

 

おおお!ブルーギル旨ーーーー!!

あれだけ調理過程で立ち込めた臭いが無い。全く無い。

なんと上品な白身魚のムニエルなのか!

 

これは掃き溜めに咲いた一輪のバラ...!

 

いわば都市河川のシンデレラ・ストーリー...!!

 

写真には写らない美しさが其処にはありました。

 

 

ごめん、ごめんよブルーギル...ずっと疑っててごめん...!!

 

これからは大事に釣って行くから...!!

 

 

と、ブルーギルに対する気持ちを新たにしました。

 

 

さて、一方のアメリカナマズ

 

こちら、調理過程の臭いの少なさとは裏腹に、割と臭いました!(゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚)ァヒャヒャヒャヒャヒャヒャ

 

身質はプリプリと弾力あって良い感じなのですが、段々とスーパーの安ウナギの臭いを10倍くらいに濃縮したような臭さが鼻に付いて来ました。

 

決して食べられないわけではないのですが、日本酒に15分浸ける程度では太刀打ち出来ませんでした。

 

これの臭いの取り方については今後も研鑽を重ねる必要があります。

やはりフライが無難なのかもしれません。低めの温度でじっくり揚げて中の水分を出させてしまう等。

 

牛乳漬けとかやってみる価値ありそうですね。

 

そんな結果から、あまり期待せずに臨んだ煮魚です。

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昆布を敷いて、通常の煮魚よりも遥かに大量の日本酒で水から煮ます。

 

沸騰したら、アクを丁寧に掬い取りながら、砂糖を入れて煮込み、その後、みりん、醤油を入れてさらに煮込みます。

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落し蓋をしましょう。

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7〜8分煮たら、生姜を一欠片入れ、魚に煮汁をかけつつ、さらに数分煮込んで出来上がりです。

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先程のムニエルの前例があるので、あまり期待値が上がらないのですが、食べてみるしかないでしょう。

 

 

・・・

 

 

・・・・

 

 

お?

 

 

 

んんんん??

 

 

 

存外旨い....!

 

 

泥臭さは抜けきってはいないですが、先程のムニエルよりは戦える水準ですねこれは。

 

生姜がかなり良い仕事をしています。

 

煮込むとやや弾力が崩れてホクホクとした食感になりました。

 

よりウナギ感も出ました。

 

これ、下処理をもう少しちゃんとやって生姜をガンガン効かせたら、かなり旨い感じになるのではないでしょうかね。

 

アメナマ煮魚、大いに可能性を感じます。

 

サッポロの新潟限定酒、風味爽快ニシテと良く合いました。

新潟県民の淡麗辛口嗜好、生魚と醤油文化に合うように、ややドライな仕上がりになっていて、それが醤油味の煮魚になかなか合います。

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と言うことで、アメナマは一度に取れる身の量はかなり大きいので、下処理を確立させられれば、かなり優秀な魚になるはずだと思います。

 

霞ヶ浦周辺の方々の貴重なタンパク源として活躍出来る日が近....くはないですが、面白い魚ではありますね。

 

 

残った切り身は翌朝、フライパンで素焼きにして素材の味そのままで仕上げて

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白飯、味噌汁、肉じゃが、焼魚と言う、由緒正しい日本の朝食となりました。

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メニューとしては由緒正しいのですが、魚の種類が由緒正しく無いのは押し寄せるグローバリズムの影響とお察し下さい。

 

 

素焼きに醤油かけただけでも、ブルーギル は充分に美味しく、アメリカナマズは臭いが煮魚の時の3倍増しとなりました。

 

 

良かったですね。それではまた次回ˉ̞̭ ( ›◡ु‹ ) ˄̻ ̊

ホンビノス貝のモヤ抜きと塩抜きの所感

こんばんは🌃

前回の記事が、私のブログの中ではかなり多くの方の目に触れたようで、有り難さと同時に戦々恐々としております。

 

今後とも粛々と書き綴って参りますので、生暖かい目で見守って頂けたらと思いまし_(•̀ω•́ 」∠)_ ₎₎

 

さてさて、前回の記事の末尾で予告した通り、今回はホンビノス貝の下処理等々について書いて参ります。

 

5月20日、日中に東京湾の潮がかなり引いた日、干潟へと攻め入って参りました。

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昨年から通算して5回目の干潟チャレンジ。

 

これまでの戦績は

アナジャコ×3

ホンビノス×15

アサリ×10

オキシジミ×1

ソトオリガイ×5

イソガニ×5

バカガイ×1

シオフキ×2

 

と言った所です。

オキシジミやイソガニは、獲れ高が低い時に半ば悔し紛れに持って帰ったような経緯があるので、味見程度の持ち帰りでした。

 

干潟に行かれた方は分かると思いますが、オキシジミとイソガニ類はいる所には凄まじい量がいるので、基本的に死ぬ程獲れます。

 

オキシジミは何をどうやっても独特の臭いが付きまとう為、積極的には獲らないですし、

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イソガニは丸揚げすれば、まあまあツマミにはなる程度です🦀🦀

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とは言え、基本的に狙いはいつだってアナジャコ、マテガイ、ホンビノス、アサリなんですけどね...

 

しかし、今年は昨年までの私とは違います。

 

今年こそはマテガイを獲るのだ!

 

さよなら、昨年までの私...!

 

と鼻息荒く臨み、同行者の手引きあって、普段行くのとは別のポイントに連れて行って頂きました。

 

迎えた当日、懸念された前日の雨は無く、なかなか良い引きっぷりでございました。

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干潮前まで先ずはホンビノス狙い。

いつもよりやや人気の少ないポイントを探ります。

 

 

で、出たー!

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それは、蛤と言うにはあまりにも大き過ぎた

 

大きく、重く、分厚く、そして大雑把過ぎた

 

それは正にホンビノスだった

 

狂戦士もビックリの貝脈です。

鉱脈ならぬ、貝脈。

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30〜40分で中々の量です。

自己ベスト更新。

 

獲り過ぎてもアレなので、ほどほどの量でホンビノスは打ち切りました。

 

1匹だけですが、サルボウガイも確保。

当初、トリガイかと思ったのですが、ツイッター上でご指摘頂戴してサルボウガイと判明しました。ありがとうございました。

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それにしてもホンビノス凄いですね。

バラスト水に混ざって東京湾に来たと言われていますが、とんでもない量が棲息しています。

 

我々のような者から、アマチュアには見えない方々まで、獲りに獲っているのにも関わらず、枯渇する気配がありません。

 

それでいて外来種なので、基本的に獲って全く問題ないので、獲る側としては良い話です。

 

ホンビノスは及第点を補って余りある量となったので、次にマテガイ採集へと移ります。

 

今までポイントを見つける事が出来ず、一度もご尊顔を拝んだ事の無い存在だった訳ですが...

 

いたーーーーー(°∀°)ーーーーーーー!

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そして水管千切れたーーーーーーーー!

 

自傷行為に走るとは、痛々しくも可愛いヤツ...( つ᷄.̯σ̣̥᷅ )

 

巣穴さえ見つければ捕獲は容易です。

 

今回は10匹捕獲に成功しました。

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攻めるべきポイントは分かったので、他の水域でもチャレンジをしてみようと思います。

 

ちなみに、この日のアナジャコチャレンジはダメでした_(┐「ε:)_

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アナジャコの必勝法をまだ確立出来ていないので、その辺は今後の課題とします。

さて、無事に捕獲出来たので、ここから先は下処理と調理のフェイズに移行しましょう。

 

マテガイはあまり環境の変化に強くない事は聞いていた為、捕獲後、現地で汲んだ海水をバケツに入れ、ブクブクをセットして活かしておきました。

 

捕獲後6〜7時間経過しましたが、みんな元気でした。殻が割れたものも生存が確認出来たので一安心。モヤも順調に吐き出してました。

 

フライパンにバターを投入して

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マテガイ投入
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貝が開いたら醤油を回しかけて出来上がりʢֿ•͡ٮ•̅ʡ♪

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うーーーーーーーーまい!!

 

砂も噛んでおらず、濃厚な旨さと歯触りの良さがたまりませんね。

 

マテガイ素晴らしい。

次回以降は色々な調理法を試してみましょう。

 

次は本項の核心である、ホンビノスの下処理です。

 

ホンビノスの下処理もネットで検索すると、その方法、所要時間に結構なバラツキがある事が分かります。

具体的には、モヤ抜きついては

 

・モヤ抜きしなくてもOK

・1時間かけてモヤ抜き

・数時間かけてモヤ抜き

・1晩かけてモヤ抜き

・2晩かけてモヤ抜き

 

モヤ抜きする際の水の量については

 

・貝が浸るぐらいで

・貝が水の中にしっかりと入るぐらいまで

 

モヤ抜き後の塩抜きについては

 

・1時間

・3〜4時間

・丸一日

 

と、言った具合です。

今回は、この中で最も所要時間が長いものを実践して見ることにしました。

 

・モヤ抜き2晩

・水量MAX

・塩抜き丸1日

 

です。

ホンビノスは強い貝だとは言われていますが、果たしてこれだけの時間をかけて耐え抜く事が出来るのでしょうか?

 

それではやって行き

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1日ごとに3%食塩水を入れ替え丸2日経過。

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2日目も、まあまあモヤが出ました。

 

さてこの後は塩抜きです。塩抜きをすると、

 

・余分な塩分が抜ける

・体内でグリコーゲンが生成されて旨味が増える

 

と、諸説あります。真相については不明です。

 

塩抜きのやり方は簡単です。新聞紙を引いた上にホンビノスを放置。

 

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塩を吐き出し始めます。

 

さて、丸一日経って、夜、帰宅して部屋を開けたら...

 

うおおおおおおおお!!

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ほぼ全滅っ!!!!!

 

口が開いてしまっている上に、部屋の中に悪臭が充満している事から、手遅れな事が一目瞭然です。

 

新聞紙もほぼ乾いている為、塩を出していない状態。

 

圧倒的に臭い...

 

そして圧倒的に哀しい...

 

グリコーゲンも何も、死んだらお終いですわ...

 

 

 

比較の為に、3日目も3%食塩水に浸けておいた方は、1匹以外、生存が確認されました。

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結果的にこれが保険となりました。

全ての貝を丸一日水上で放置していたら、ほぼ間違いなく全滅していた事でしょう。

 

とは言え、これらの貝も元気では無いはず。

 

弱りきる前にやってしまいましょう。

 

まずは小1時間ほど塩抜き

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真水で表面を擦り洗いした後、沸騰したお湯にホンビノスを入れて

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蓋が開いた所で間髪入れずに鍋から引き上げます。
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この時に茹でた汁は、お吸い物や味噌汁、鍋等、何やっても美味しくなるぐらいには旨味が出ていますのでご活用下さい。

 

さて、茹でたホンビノスを真っ二つに切って
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中腸腺を取り除きます。
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残った身と刻んだネギと
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味噌を混ぜ合わせましょう。味噌の分量がやや多かったですが、そんな事は気にしていられません。
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ホンビノスガイホンビノスガイ以外の不純な物質が混ざりまくった様子です。
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貝殻の半身に⬆︎の具を乗せ、10〜15分程度オーブンで焼きます。
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焼きあがったら、お好みでバター等々乗っけて、ホンビノスガイさんが焼きの出来上がりです。
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いや、長かった...此処まで丸3日かかった...

 

それでは食べて行きましょう。

 

 

・・・

 

 

 

うまーーーーーーーーっ!!

さんが焼きうまーーーーーーーー!!

 

もともと不味くなる要素が無い調理法なので当たり前なのですが、うまーーーーーーーー!!

 

(参考レシピ)

ホンビノス貝のサンガ(山家)焼き | ごんのブログ(慢性膵炎日記)Ⅱ

 

当然にしてビール案件です。
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アサヒのキレ味が味噌の塩っ気を綺麗に洗い流してくれます。

レーベンブロイの樽生も然りで、最近はアサヒを再評価する時期に差し掛かっています in my side.

 

旨かった為に語彙力が著しく欠如しましたが、モヤ抜きと塩抜きをしっかりとやった事で、以前に食べた時より貝の甘味がより引き出された様な印象を受けました。

 

今回獲れた貝が元から弱かったのかもしれませんし、私の下処理のやり方に問題があったのかも分からないので、結論を出し切る事はしないですが、現時点での回答として、ホンビノスの下処理工程は

 

・モヤ抜き1日〜2日

・水量は貝が浸る程度〜MAX

・塩抜き1〜4時間

 

で、やれば、先ず間違い無く美味しく食べられるでしょうし、貝の死滅もある程度避けられるとは思います。

 

今後はこの作業工程を何処まで短縮して美味しさを維持できるかと言う所を詰めて行きたいと思っております。

 

そうでないと今回死んでしまった貝たちに申し訳がっ!申し訳が立たないっ!

このままでは貝なのに犬死ではないかっ!

 

夏が終わるまでに、ホンビノス×マテガイ×アナジャコ御三家ハントはもう1〜2度行こうと思いました。

 

次は腹一杯のホンビノスガイを食べたいですね( ◜◡‾)(‾◡◝ )

野食会に行って来ました+筍とセリの保存について

こんばんは🌃

5月は、なんだかんだで採集に出かける頻度が多かった為に更新の頻度も自ずと高まります。

皆さんは高まっていますか?

 

さて先日、ブログ「野食ハンマープライス」の茸本さん主催の「野食会2018年初夏」に参加して参りました。

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今回、2度目となる持ち込み枠の参加で、またしても大層ドキドキしながら料理を提供させて頂いた次第です。

私が作ったものは、前回の記事でやった

印旛沼産の鯉の竜田揚げ

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鯉のアラ汁(醤油味)

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淡竹と真竹の天ぷら

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淡竹と真竹混合のバター醤油炒め

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ノゼリの混ぜご飯

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で、ございました。

 

鯉は特に、前回の記事で挙げさせて頂いたように、川臭さを除く為、酒に漬けたり、醤油に漬けたり、生姜の絞り汁加えたり、アラは煮込む前にロースターで焼いたり、熱湯かけたりと諸々やった結果、無事にそこそこ美味しくする事が出来たと思えます。

 

次に釣った時にはもっと旨く出来ると思いますので、今後も鯉はやって行こうと思います。

野食会に提供するとしたら、竜田揚げはヘヴィ級の鯉2匹分の身を使うぐらいでないと供給が足りないと言うのが分かりました。

 

次回以降、機会あれば80㎝サイズの鯉×2を用意します。

 

なお、会の様子については、ツイッターで #野食会 で検索頂くか、主催の茸本さんがブログ

カンゾウタケ、ともかく干していきたい所存(野食会2018初夏 ご参加の御礼)

で、早速纏められているのと、持ち込み枠で参加された、たけおさんもブログ

180528 野食会行ってきた ファンタスティック フォーゥ! - たけおのブログ - Yahoo!ブログ

で纏められているので、参考にして頂けたらと思います。

 

ドイツ料理、韓国料理、ベトナム料理、中華、イタリアン、オードブルからデザートに至るまで、食材の無差別級異種格闘技戦です。無制限一本勝負。

 

かなり当日の雰囲気や、圧倒的な食材の種類や調理法が伝わって来るかと思います。

 

さて、この日提供致しました筍とセリ、実は5月17日に、友人が管理を任されている竹林で掘らせて貰っておりました。

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Welcome to the jungle.

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孟宗竹は流石に終わりの時期でしたが、淡竹と真竹は旬真っ盛りと言った感じでした。

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2人で3時間でコレぐらい採れました。
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さらに、竹林の隣の棚田跡では辺り一面にセリが生い茂っていたので、これも少し採取。

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これらの筍とセリ、採れたてを食べるのが1番美味しいのは言わずもがななのですが、直ぐに食べない場合、どのように保存するのが良いのか?

 

また、下処理はどうすれば良いのか?

 

ネットに溢れている諸々の保存手段から色々やってみましたので、その辺りの事を書かせて頂こうと思います。

 

先ずは筍㌠から。

筍のアク抜きについては、米ぬかと唐辛子で茹でこぼした後、一晩かけて常温放置で余熱を冷ます方法が一般的ではありますが、今回は大根おろしを使う方法を試みました。

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大根おろしを作り、絞り汁を同量の水で希釈し、400cc辺り小さじ1の塩を加え、そこに筍を1時間以上漬け置きます。

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そしてその後、保存の為に通常通り茹でます。

この時は1〜2時間大根汁に漬け置いた後、水で45分程度茹でました。

 

味わいとしては申し分無しに旨かったです。

 

来シーズン以降は、同条件で採った筍を同じタイミングで米ぬかと大根汁で分けてアク抜きをやってみようと思います。

 

大根汁のアク抜きのデメリットとしては、ミキサー等が無いと大根をおろすのに滅茶苦茶エネルギーを使うと言う事です。

 

推定3〜4キロ程度の筍を漬ける為に、大根を3本おろしました。

手がものっっっっっっっっ凄く疲れました。

 

しかも大根汁の場合、保存させる場合は、漬け置いた後、結局茹でこぼす必要があるので、それなら最初から米ぬかで一斉に煮てしまった方が、漬ける手間が無い分、遥かに楽です。

 

という事で、保存までの手間が簡単と言う点で、現時点では米ぬかに軍配が上がっている in my side です。

 

ミキサーがあれば話は変わるかもしれません。

 

多分、こと採れたての筍については、一刻も早く火さえ通せば、それ以上のアクの発生を止められるので、米ぬかも大根もあまり大勢に影響を与えないのではないかと言う仮説が浮上しました。

 

ちなみに、採れてから8〜9時間経過した状態で、生のまま穂先を刺身で頂いてはみましたが、淡竹も真竹もアクは無く、サクサクした食感と鮮烈な筍の香りがして美味しかったです。

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わさび醤油に良く合いました。
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食味としては真竹の方がやや硬く、より竹の香りが強いです。

淡竹の方が柔らかい為、刺身には向いているかもしれません。

 

そして、どうにかこうにかアク抜きを終えた後のミッションは保存です。

 

筍は、通常は茹でこぼした後は、真水に漬けて水を時おり変えながら保存すれば1週間程度は持つと言われています。

 

それ以上に持たせるにはどうすれば良いのか?

ネットの記事を諸々漁ると、

・砂糖漬け→冷凍

・下味漬け→冷凍

・塩水漬け→冷蔵

等がヒットするかと思います。

 

余談ですが、茹でたものをそのまま冷凍するのをやってみた所、解凍後に食感が激しく劣化しました。オススメしません_(:3 」∠)_

 

と言う事で、今回は塩水漬けについて実践してみました。

 

やり方は至って簡単。茹で終わった筍を飽和するぐらい濃ゆい塩水に漬けてジップロックで冷蔵保存です。

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記事には書かれていませんが、4〜5日目で念の為、塩水を入れ替えました。

 

これを料理に使用する際は、筍を1%の塩水に24時間漬け直して、浸透圧の力で筍内部の塩分を外に出す「呼び塩」を行います。

 

これをする事で、調理に使える塩分濃度になるとネットの各記事では書かれております。

 

実際に24時間1%の塩水漬けを実践したところ、薄まったとは言え、そのまま齧ってみたら旨味より先に割と塩分を感じます。

 

という事で、テイク2。

「真水で呼び塩をやると旨味も流れてしまうので良くない」

的な事もネットの記事では書かれてはいましたが、塩っ気を抜きたいが為に敢えてやりました。

 

真水で24時間の塩抜き。12時間の時点で水を一旦入れ替え。

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これをやってみたところ、流石に甘味や風味は茹でたての時と比べて薄くはなったものの、塩はかなり抜けて、普通に使えるレベルの塩分濃度になりました。

 

今回の野食会に出した筍はこのやり方で アク抜き→保存→塩抜き をやっております。

1ヶ月持たせられるかは現時点では何とも言えませんが、10日間程度は余裕で持たせられると言う印象です。

 

肝心の味については、当日野食会で皆様召し上がって頂いた通りです。

 

保存したものとしては、まずまず味わいを感じ取る事が出来たのではないかと思います。

 

食感については、茹でたてと変わらぬサクサク感を残す事が出来ました。

 

とは言え、なかなか保存には向かない食材だなと言うのが、今回やってみた印象です。

 

来シーズンは

砂糖漬け→冷凍

下味漬け→冷凍

等も採れれば試してみたいと思います。

 

時を同じくして採ったセリ


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については、洗ってある程度の長さに切って

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水気を切った後、ジップロックで冷凍保存。

使用の際は、解凍せずにそのままフライパンで炒めました。

胡麻油で炒めた後、塩を加え、香り付けに醤油を回し入れます。

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炊きたての白飯にこれを混ぜ込んだら、セリご飯の完成です。

 

ノゼリは少量でも割と濃厚に香ります。

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他の方々が持ち込まれたハルシメジの佃煮や
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ノビルの味噌漬けと破滅的に合いまして、音速で3合の飯が消えて行きました。
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あまりの速さ故に衝撃波が発生し、会場のテーブルが裂けるのではないかと思いましたが、幸い無事でした。

 

こちらも、 冷凍したにしては、まずまず香りを残す事が出来たのではないかと思えます。

 

食材の下処理、保存方法等、少し検索すれば数多の情報が出て来るので大変に便利な時代とはなりましたが、実際にやってみると、期待していた所とは着地点が微妙にズレる点もあると言う学びがあります。

 

この辺り、ある程度数打って試して精度を高めて行くしかないので、今後も新たな食材、保存方法等で気づいた点は書いて行こうと思いますので、宜しくお願い致します。

 

次回は干潟で採ったホンビノス貝の下処理等々についての

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所感を書き綴ろうと思います。

 

それではまた\\(۶•̀ᴗ•́)۶////

カミツキガメ獲りに行ったら鯉を貰った話〜調理編

こんばんは🌃

前回カミツキガメ獲りに行った際、おすそ分けして頂いた印旛沼水系の鯉をf:id:u_f_y:20180519212436j:image

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やって行こうと思います。

現地で速やかに血抜きとワタ抜きはしている状態で、氷で冷やしながら持ち帰って来たので、臭みと鮮度落ちについては考えられ得る限り最小限に抑えられている状態です。

 

ご存知の通り印旛沼水系、お世辞にも綺麗とは言えない水質。

この状態のものを調理して美味しく食べられれば、中流下流域の鯉も今後は食材として狙う対象になり得ると考えた次第です。何故なら鯉も買うと高級食材なので。

 

それではやって行きましょう。

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印旛沼水系の優しいかほりがします( ͡° ͜ʖ ͡°)

 

まずは水で表面を洗い、鱗を剥がしましょう。

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鱗も流石の大きさ。綺麗な河川や養殖の鯉ならば、この鱗も揚げたりして食べるのですが、そこはやはり印旛沼産。臭みは鱗と皮に集中し易い言わている為、今回は見送ります。

 

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鱗取りはお馴染み、ベルモントのハイパー鱗取り(大)

 

以前に真鯛の鱗取りの為に購入したものが役に立ちました。大型魚の鱗もサクサク取れて超快適です。

 

ベルモント(Belmont) ハイパーうろこ取り MP088

ベルモント(Belmont) ハイパーうろこ取り MP088

 

余談ですが、初めて真鯛をおろした際に、ペットボトルのキャップで鱗を取る方法を試したら、エッッッッライ時間がかかった為に購入しました。高いものでもないので、魚を捌く可能性が少しでもある人ならば、買っておいて損は無いですね。

 

鯉を捌く際は、背開きにするのが一般的な様ですが、今回は腹から開いています。内臓を取り出す際に、背開きの方が臭味苦味の元になる苦玉等を潰す危険性が低いからと思われます。

 

基本通りの三枚おろしにしました。見た目が悪いのはご容赦くだせえ。

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さて、通常鯉こくや旨煮をやる時は、皮や、ひいては鱗すら付けたままで調理するのが普通の様ですが、今回は臭いの元を徹底的に取り去って調理するのが第一の目的なので、皮も剥ぎ取ります。

 

皮剥ぎ、以前に真鯛でやった時に超絶大失敗をして、途中で諦めて湯霜造りにして食べた苦い思い出が脳裏をよぎります。真鯛は湯霜で美味しく頂けるので何ら問題はないのです。

しかし、印旛沼水系の鯉で湯霜造りにする訳には行きませんからね...皮剥ぎをやるしかありません。

 

心優しいフォロワーの方々やネットの解説動画等々、あらゆるメディアを参考にしつつ、思い切って、身の端の方は多めに切り込みを入れ、左手で皮をしっかり持ちながら、慎重に且つ大胆に包丁の角度を調整しながら引っ張って行きます。

 

 

な、なんとか形になりました...安物の三徳包丁の限界を感じました...(´・ω・`)

 

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さて、鯉の身には強烈に小骨が隠されている為、骨切りをやって行きます。

ふむふむ

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さらに細かく一口サイズに切り揃えます。実験用に皮付きのものも用意。

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これを酒と醤油を合わせたものに10〜15分程漬け込み

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水気を切って小麦粉を良くまぶします。

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170℃〜ぐらいのやや低めの温度でじっくりと揚げて行きましょう。

 

フライヤー!!🔥🔥

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同時に大根おろし

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長ネギを刻んでおきましょう

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油を切ったら盛り付けて竜田揚げの完成。

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さて実食と参りましょう。

 

 

うーーーーーーーーまい!懸念された臭みはほぼ無し!フワッフワの良く出来た白身魚のフライですね。

これはビール案件です。ネギと大根おろしが良い仕事してます。

皮ごと揚げた部分も臭みは感じられないので、この調理法は1つの正解でしょう。

 

さて、立て続けにやって行きましょう。

同じく皮を剥いで骨切りした身を、塩胡椒、オレガノ、小麦粉をまぶして、

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揚げます

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揚げた身は後で合流させるとして、油を切っておきます

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微塵切りにした玉ねぎとニンニクを炒め

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さらに小麦粉を加えて炒めた後、トマトの水煮缶を加えます。

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白ワイン追加

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コンソメスープ追加

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塩胡椒、ベイリーフクローブ、バジル追加

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その間にナスとピーマンを炒め

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火を通したら合わせます

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煮込んだ後、ここで漸く揚げた鯉が合流

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最後に黒オリーブを合わせたら、トマト煮の出来上がり

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実食。

 

な、なるほどー!このトマト煮、元のレシピを忠実に再現してみたのですが、鯉の身に先ほどの竜田揚げでは感じられなかった臭みを少し感じました。

多分これは、酒に漬けなかったところによるものが大きいです。

先ほどの竜田揚げとの工程の違いはそこぐらいしかないので。

 

と言うことから、中流下流域の鯉の処理として、酒に漬けると言うのは、かなり重要なメソッドである事が分かりました。

恐らく元のレシピは、養殖の綺麗な鯉を想定して書かれていたのでしょう。それなら、酒に漬ける工程を無視しても充分に旨く仕上がるはずなので。

 

後は、骨切りが足りなかったのか、小骨と言うには大きい骨が、舌に触りました。骨抜きと骨切りをより細かくやる事でこの辺りは改善できるかと思います。

 

この2点をクリアできれば、トマト煮も普通に美味しい白身魚の煮込み料理として頂けそうです。

トマトやスパイスと合わせた煮込みでは、鯉の身そのものの臭いまでは誤魔化せないと言う事が分かりました。なんとも学びが多かったです📖

 

諸々の学びを踏まえた上で、仕切り直しましょう。

大量に出たアラの部分を使ってアラ汁を作ってみようと思います。

 

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ぶつ切りにしたアラを良〜〜〜く水洗いしたら、酒と塩少々に10分以上漬け込みます。

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取り出して水気を良く切りましょう。

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ロースターにかけて

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15分程焼いて水分を飛ばします。

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15分後の未来。

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ダメ押しでこの後熱湯をかけました。

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鍋に昆布を入れて沸騰直前に取り出します。

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この後は酒を大量に入れて、水も加えつつ、ひたすら弱火で煮出して行きます。

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生姜も入れちゃいましょう。時おり出るアクは丁寧に取り除きます。水が少なくなったら足しつつ。

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1.5時間後の未来に、人類と焼いた鯉が辿り着きました。そこにあったのは希望か、それとも...

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具材を刻みます。今回はネギと大根を使用。

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具材を投入。ちなみにこの具材は過去から来たものです。この世界線では鯉と交じりました。

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大根に火が通った所で味噌を溶きます。

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アラ汁の完成。

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これだけ手をかけたのだから、頼む、旨くあってくれ...

 

・・・

 

 

・・・・・

 

 

う、旨え...(⋈◍>◡<◍)!

 

臭いは流石に無し。全く無し。

 

スッポンの様な派手さはないものの、鯉の控え目でありながら奥行きのある良い出汁が出ています。正に滋味深いと言う表現がぴったりです。

 

アラにくっついた身や皮目をこそげ落としながら食べつつ、お汁を飲み干します。

 

これだけ臭み無く旨味を引き出せるのなら、いっそのこと味噌ではなく醤油仕立てにして、具も生姜とネギぐらいにした方が、より鯉の旨味を感じ取る事が出来るかもしれませんね。

 

ちなみに余った分を冷蔵庫に入れておいたら、翌朝、器を傾けてもお汁が溢れないくらいに固まっていました。鯉のコラーゲンがたっぷり溶け出した事の証左です。

 

いやしかし上手く行って良かったです。ヘヴィー級の鯉が見事に、ゼラチン質と一緒に溶け出しました。

 

今回は身を竜田揚げとトマト煮に使ってしまった為、アラ汁仕立てにしましたが、これに皮付きの身や、叩き割った頭も入れて甘めに煮詰めると鯉こくや旨煮になるのだと思われます。

 

 

と言う事で、鯉を使って取り急ぎ3種類の調理を行なってみました。中流下流域の鯉でも、しっかりと手順を踏めば充分に旨いと言う事が分かりました。

 

身近に手に入る大物、蛋白源として利用価値はかなり高いと思われます。逆に清流域の鯉はさらに美味しく食べられるとしたら、非常に興味が湧いて来ました。

 

「臭そうだから...」

 

などと言わず、釣れたら捌いて食べましょう。現状、個体数を気にする事なく蔓延っている事ですし。

 

ナイス鯉👏👏今後も狙って行きたいですね。

 

 

それではまた(((((((((((っ・ω・)っ