山と酒と音と飯

登った山と飲んだお酒と聴いた音楽と食べたメシについての備忘録

アワビ丸ごとすりおろし汁

全国の故郷をお持ちの皆さん、こんにちは。人にはいつか帰るべき場所があります。

 

毎年モンベルのポイントバウチャー取扱いの自治体にふるさと納税をしていた私なのですが、加えて今年は普通に食品の取扱いを行なっている自治体へ納税をした次第なのです。

 

と言う事で届きました。

国産活アワビ×2と国産活サザエ×7

f:id:u_f_y:20180623211353j:image

この地域の特産品との事です。

返戻率が下がったとは言え、実質2,000円の手数料(納税額10,000円)でこれだけの品が返って来るならば、充分ではないでしょうか。

 

普段の生活の中で活アワビと活サザエなんて、まず自腹切って買わないので、こう言う時こそやって行かなければなりませんて。

 

とは言え、普段滅多に口にする機会がないので、ちょっとだけ味見しましょう。

サザエは定番の壷焼きで。

 

f:id:u_f_y:20180623222153j:image

 

綺麗に取れました。
f:id:u_f_y:20180623222148j:image

 

言うてもサザエの壷焼きは流石に食べた事あるからね。これは味も大体わかっているから今さらそんなに驚かn

 

 

って、うまーーーーーーーー(°∀°)ーーーーーーーーーーー!!

 

サザエうまーーーーーーーーーーーー!!!!!

 

 

ひっさびさに食べたらチョーーーウマーーい!!(語彙力)

 

 

いや、サザエ侮ってました。今まで呼び捨てにしていた事も謝ります。これからはサザエさんと呼ばせて下さい。全世界のサザエさんにお詫び申し上げたいと思います_(:3 」∠)_

 

キリッ!とした苦味と塩気の次に濃厚な磯の香りと甘味と旨味が口いっぱいに広がりました。

 

いや、これは味見程度のつもりでしたが、早々にキッチンドリンク始めさせて頂きますね。

とっておきの風味爽快ニシテをまたしても開栓。海産物系の塩味に良く合うように辛味と苦味のバランスを整えてあって、当然にしてサザエの壷焼きにも合います。

f:id:u_f_y:20180623222730j:image

 

サザエの旨さは良く分かったので、次はアワビをやって行きましょう。

先ずは下処理。塩をかけてタワシで殻と身を擦ってぬめりを落とします。

f:id:u_f_y:20180624102011j:image

 

塩をかけるとめっちょ動き出します。多分嫌なんでしょうね。

私が納税した時点で君の運命は決まっていたのだ。諦めて大人しく受け入れたまえ。

 

f:id:u_f_y:20180623223932j:image

ぬめりを取り終わりました。身がより固くなってキュッとした感じになっています。

 

f:id:u_f_y:20180623225843j:image

ナイフを殻に沿って一周させて貝柱を切り離します。油断すると肝を切ってしまうので慎重にやりましょう。

 

f:id:u_f_y:20180623230059j:image

切り離しました。


f:id:u_f_y:20180623230055j:image

初めてにしては、まずまずの出来栄え。

 

f:id:u_f_y:20180624091255j:image

肝を包丁で押さえながら身を引っ張って、引き剥がします。此処でも肝を潰さないように慎重に。

その後、本体の口の部分を切り離します。赤マルで囲った部分が口のあった所です。


f:id:u_f_y:20180623230200j:image

さらにヒモと肝を切り離します。

 

これも少し味見したいですよね。少しだけだからね。ねねねねね。ね。

 

f:id:u_f_y:20180623230404j:image

貝柱を少し削ぎ落として、飾り包丁を雰囲気で入れて、


f:id:u_f_y:20180623230416j:image

アワビの肝を包丁で叩いた後、醤油と混ぜて


f:id:u_f_y:20180623230408j:image

アワビの刺身 feat. 肝醤油の出来上がりじゃい!

 

 

ええい!写真撮っている時間がもどかしい!

 

 

実食!

 

 

うんめえーーーーーー!

アワビ、コリッコリな歯触りと噛むほどに際立つ甘味。ウッメェ!

肝醤油、完璧な具合に舌の上でトロける濃厚なコクと甘味と爆ぜる磯の香りが完全に俺好み。肝醤油司る神に感謝す。


f:id:u_f_y:20180623230412j:image

日本酒と同時に食す。神域ィ!!肝醤油も日本酒も気づいたら消えて無くなっていた。我を忘れて完飲。

 

 

もうこれは完全なる日本酒事案ですわ。飲みかけのビールもやりかけの青春も経験もそのままにグラスをぐい呑みに持ち替えました。

 

誘惑が多過ぎて、なかなかやろうとしている料理に辿り着けません。

 

が、此処からが本番です。

こう言う機会だからこそ、普段絶対やらないようなレシピをやってみたいですよね。

その昔、『将太の寿司 全国大会編』と言う漫画で、アワビを丸ごとすりおろすトロロ汁が載っていました。

そんな食べ方あるんかい!

と、当時中学生だった私は衝撃を受けたのです。

 

今こそやるべき時...!

あれは、丸ごとすりおろしたアワビをそのまま出したような感じでしたが、せっかくサザエもあるので、もう一捻りしたレシピがないものかと色々と探していたところ...

サザエとアワビを使った汁!!

キターーーーーー(°∀°)ーーーーーーーー!!

 

これだ!アワビとサザエを両方使うなんて、正に今の私の為にあるようなレシピ!

 

さて漸く本番です。(此処までおよそ1.5時間)

 

 

f:id:u_f_y:20180623235632j:image

アワビを丸ごとすりおろします。滑る上に弾力があって結構やり辛い。


f:id:u_f_y:20180624000245j:image

身をすりおろし終えた様子。トロロっぽさ出て来たかも。


f:id:u_f_y:20180624000136j:image

ヒモと肝を細かく刻んで混ぜ


f:id:u_f_y:20180624000249j:image
レンコンをすりおろしましょう

 

f:id:u_f_y:20180624001227j:image

すりおろしました。


f:id:u_f_y:20180623235637j:image

サーザエーさんサザエさーーん🎶


f:id:u_f_y:20180624000130j:image

サザエさーーーんを湯ー掻いたっらーーーーーʢֿ•͡ٮ•̅ʡ♪

 

f:id:u_f_y:20180624001324j:image

中身を引きずり出します。ワタの部分を引きずり出せなかったのが3つ。

2勝3敗。


f:id:u_f_y:20180624000154j:image

身の部分を角切りに


f:id:u_f_y:20180623235627j:image

本来のレシピではワタの部分は入れないですが


f:id:u_f_y:20180624000143j:image

もったいなーーい!もったいなーーーい!(Negicco feat. 小林幸子

 


f:id:u_f_y:20180624000148j:image

サザエの茹で汁に本田氏(ほんだし)と味噌と塩少々。俺は持ってる。


f:id:u_f_y:20180624000112j:image

すりおろしアワビDAWN.


f:id:u_f_y:20180624000239j:image

レンコンDONE.


f:id:u_f_y:20180624000124j:image

サザエ㌠ZOOM.


f:id:u_f_y:20180623235642j:image

完成された世界観。灰色い。

 

 

ハバ海苔なんて洒落たものは家に無かったので、普通の焼海苔を散らします。
f:id:u_f_y:20180624000118j:image

さてさて、寄り道が激し過ぎて此処まで2時間かかりましたからね。

 

早速頂きましょう。

 

 

なんだこれは...

 

 

う、うめえ.....

 

 

 

滋味深い....

 

 

 

 

めっちょめちょ沁み込んで僕の心のやらかい場所を締めつける味わいです。

 

 

 

サザエ出汁は通常の二枚貝の出汁よりも苦味が出るのですが、これはこれで嫌味にならない程度に汁のアクセントになっています。

 

 

そして何より口に入れた後、ワンテンポ遅れてアワビの旨味がじんわりと舌の上で広がります。

 

 

衝撃が遅れて伝わると言う点において、截拳道のリードパンチ、玉拳の門と同じ体重移動だと思って頂いて差し支えないです。

詳しくは喧嘩稼業をお読み下さい。

 

 

ネギを入れたVer.も試したのですが、これについてはネギを入れないのが正解でした。アワビの繊細な香りと旨味がネギの香味で上書きされてしまいますので。

f:id:u_f_y:20180624100231j:image

 

 

構想30分、調理〜実食3時間でアワビ×2、サザエ×7をやりきりました。

 

 

ありがとう兵庫県洲本市

 

 

ふるさとは遠きにありて思ふもの

 

 

室生犀星の詩を思い出し、まだ見ぬ第二の故郷を思い浮かべては見たものの、あの詩は今回の主旨と全然意味が違ったなぁと非生産的な思考を逡巡させながら、翌朝も残りのアワビ汁を楽しみました。

 

 

来年の納税時期には、アワビのトロロご飯を実践してみようと思います。

タウナギ×ブルーギル×アメリカナマズ

いつもどおりのある日のこと

 

 

君は突然DMで言った

 

 

タウナギいりませんか?」

f:id:u_f_y:20180617103438j:image

 

 

日常会話の中でなかなか使わないし、聞かれる事のない日本語です。

 

 

「オレ、この戦争が終わったら結婚するんだ...」

 

 

「無事に帰って来たら旨い酒浴びるほど飲もうや...」

 

 

「殺人犯と一緒になんかいられるか!俺は部屋に帰るっ!!」

 

 

上記の様に、一度は使ってみたいと思いながら使われる事のない日本語例文は多々ありますが、実際に聞かれたと言う時点で、「タウナギいりませんか?」の方がまだ汎用性は高いと言う事が判明しました。

 

余談ですが、旧知の友人が先日

「親は関係ないだろ!親はぁ!」

を使いたくてもなかなか使う機会が無いと悶えていたので、使うシチュエーションに導いてくれる方を大募集します。

 

 

はい、そう言う訳で貰えるものは病気と負債以外はだいたい貰うと言うのが信条の私なので、貰って参りました。

 

受け渡しの場所は立川の昭和記念公園

f:id:u_f_y:20180617103721j:image

フードフェスで賑わうこの場所で、まさかタウナギの受け渡しが行われるなど、主催者でも想像していなかった事かと思われます。

 

f:id:u_f_y:20180617103725j:image
f:id:u_f_y:20180617103714j:image

 

サンクトガーレンの飲み比べと、ソーンブリッジのIPAジャイプールが良心的な価格でとても美味しかったです(๑´ڡ`๑)

 

 

それはさておき、タウナギに加えてブルーギルアメリカナマズの切り身も付けてくれました。

 

ありがてえありがてえ👏👏

 

さて、タウナギくんです。生きてます。活発です。1日経ってもこの通り。

 

捌き方について色々見た所、穴子と同じように背開きにすると良いと。

なるほどなるほど。穴子やったことないけど。

まぁ、なんとかなるでしょう。

 

先ずは冷やして仮死状態にさせます。

冷凍庫に15分ほど入れてみました。

f:id:u_f_y:20180617104948j:image

 

元気にやってます。

 

どうすんのさ。

 

タウナギをくれた割り下嬢から

「氷水に浸した方が早い」

と助言を頂いたので実践します。

 

氷DAWN.

f:id:u_f_y:20180617105134j:image

 

圧倒的な早さで仮死状態になりました。

漸く捌けます。

f:id:u_f_y:20180617105412j:image

 

息を吹き返す前に、首元を頸椎まで切断して取り敢えず動きを止めます。

f:id:u_f_y:20180617105531j:image

 

血がドバドバ出て来ますが、そんなの気にしていられません。

 

例によって頸椎を切ってもヌルヌル動きますが、それも気にしていたら捌けないのでドンドン行きましょう。

 

 

目打ち串を買いそびれたので、お家にあったドライバーセットで何とかしてみます。

f:id:u_f_y:20180617105724j:image

そもそも目があるのかどうかも怪しい生き物なので、場所はだいたいです。

 

刺した瞬間にブルブル動いてさらに血がドバドバ出て来るので、心を鬼にしてやりましょう。やるしかないです。悪鬼羅刹の修羅と化すのです👹🔪

 

此処まで割とスムーズに出来たので暴れられる事もなく、解体に取りかかれそうです。

 

適度に血が抜けたら、背側から背骨の上を滑らすように包丁を入れて行きます。

f:id:u_f_y:20180617110200j:image

 

タウナギくん長過ぎて、まな板からハミ出た尾っぽ付近が少々雑になりました。

 

中央部の内臓を手で掻き出した後、背骨を包丁で削ぎ落としましたの図。

f:id:u_f_y:20180617110308j:image

 

内臓の量が少なく、且つ臭くないので助かります。

 

頭を落として綺麗に洗いました。だいぶ食材感出て来ましたね。

f:id:u_f_y:20180617110435j:image

 

皮の滑りが強いので、塩で揉んだり包丁で擦ったり。

f:id:u_f_y:20180617110607j:image
f:id:u_f_y:20180617110602j:image

 

やった後で、ウツボの時みたいに酢をかければ良かったと思いました。

次回からそうします。

 

さて、どうしたものか。

取り敢えず切って

f:id:u_f_y:20180617110726j:image

 

お酒に漬けましょう。

 

俺、学んだ。川魚、困ったら取り敢えずお酒に浸す。
f:id:u_f_y:20180617110730j:image

 

10〜15分ほど浸けた後、一片は味見でそのまま油敷いて塩焼きに。

f:id:u_f_y:20180617110911j:image

 

見た目ウナギやアナゴ感あって旨そうですね。

 

それでは実食

 

 

・・・

 

 

・・・・

 

 

・・・・・・

 

 

う〜〜〜〜〜〜ん。

身がすんごい歯応えあってギョリギョリする一方、脂っ気や旨味が薄いです。

 

そして後味に残る田んぼのかほり( ͡° ͜ʖ ͡°)

 

 

そのままは食べない方が良さそうですね。

 

こう言う時は先人達の知恵に倣って、味付けの濃ゆい炒め物系でやってみましょう。

 

片栗粉をまぶしてタレの絡みを良くさせます。

f:id:u_f_y:20180617111254j:image

 

ピーマンと細切り筍を先に炒めます。

f:id:u_f_y:20180617111354j:image

 

火が通ったら一度フライパンから出して、タウナギを炒めます。

f:id:u_f_y:20180617111439j:image

 

火が通ったところでタレを投入。

f:id:u_f_y:20180617111640j:image
f:id:u_f_y:20180617111634j:image

 

はい、楽しました。取り敢えず今日は味の傾向を知りたいので、タレの配合については手を抜いてます。ご容赦ください。クックドゥ優秀です。

 

その後、先程炒めた筍とピーマンを加えてタレに絡めたら、青椒肉絲 feat.タウナギ 完成です。

f:id:u_f_y:20180617111817j:image

 

さて、素焼きでは持ち味を活かせなかったですが....

 

 

 

旨ーーーい!!😋

 

濃い目の炒め物だと先程のギョリギョリ感が周りに気圧される事なく上手く均衡が図られています。

 

足りない脂っ気も多量の炒め油でブーストされていますし。

 

そして素焼きの時に感じた僅かな田んぼ臭も見事に掻き消されています。

 

これは凄い。甘酢あんかけとかにしても多分美味しいです。

白身魚でやるのとはまた違った味わいになりそう。

 

ウナギの代用にはならないですが、食材としてのポテンシャルは充分に感じられます。

 

これは積極的に狙って行って良い魚なのではないかと思えます。

 

ただ見た目がブサカワイイので、ずっと生きたまま置いておくと情が移りそうになるので、潔く屠らないとダメですね。

 

生命力が強いので、雑にバケツに入れておいても数日は問題ないので、保存も楽です。

 

今後も色々試して行きましょう。

 

 

さて、タウナギくんは無事に終えたので、次はブルーギルアメリカナマズです。

f:id:u_f_y:20180617112630j:image

 

解凍を終えました。内臓と鱗の処理を終えた状態なので、こちらは楽です。

とは言え、臭いです。

主にブルーギル

 

“臭いが鱗と皮に集中する為、お湯をかけてから剥ぐと良い”

 

と言うような記述がブルーギル調理の各サイトで書かれているので、その通りにやりました。

 

はい、台所がお湯から立ち昇る湯気と共にブルーギル臭MAXです。

 

なかなかグレートだぜ...

 

ブログだと臭いが伝わらないのが何とも残念です。

今後はてなブログでは、ユーザーからの声を丁寧に拾い上げて、臭いが伝わるブログの開発が求められます。

がんばれ日本のエンジニア👨‍💻👩‍💻

 

お湯をかけた後、包丁の背で僅かに残された皮目の黒い部分をこそげ落とし、3枚開きにしました。

 

とは言えブルーギルは個体がそんなに大きくないので、3枚開きにすると大分小さくなりました。

 

いつも通りお酒に浸けた後、水気を切って

f:id:u_f_y:20180617113409j:image

 

アメナマ共々、粉をまぶしてムニエルにしてみましょう。

f:id:u_f_y:20180617113519j:image

 

油を敷いたら弱火で蒸し焼きに。

 

その後ひっくり返して焼き上げます。

f:id:u_f_y:20180617113554j:image

 

はい。調理過程の臭いを考えると色々疑念不安が付き纏いますが、出来上がりました。

頂きましょう。

 

 

・・・

 

 

・・・・

 

 

おおお!ブルーギル旨ーーーー!!

あれだけ調理過程で立ち込めた臭いが無い。全く無い。

なんと上品な白身魚のムニエルなのか!

 

これは掃き溜めに咲いた一輪のバラ...!

 

いわば都市河川のシンデレラ・ストーリー...!!

 

写真には写らない美しさが其処にはありました。

 

 

ごめん、ごめんよブルーギル...ずっと疑っててごめん...!!

 

これからは大事に釣って行くから...!!

 

 

と、ブルーギルに対する気持ちを新たにしました。

 

 

さて、一方のアメリカナマズ

 

こちら、調理過程の臭いの少なさとは裏腹に、割と臭いました!(゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚)ァヒャヒャヒャヒャヒャヒャ

 

身質はプリプリと弾力あって良い感じなのですが、段々とスーパーの安ウナギの臭いを10倍くらいに濃縮したような臭さが鼻に付いて来ました。

 

決して食べられないわけではないのですが、日本酒に15分浸ける程度では太刀打ち出来ませんでした。

 

これの臭いの取り方については今後も研鑽を重ねる必要があります。

やはりフライが無難なのかもしれません。低めの温度でじっくり揚げて中の水分を出させてしまう等。

 

牛乳漬けとかやってみる価値ありそうですね。

 

そんな結果から、あまり期待せずに臨んだ煮魚です。

f:id:u_f_y:20180617114616j:image

 

昆布を敷いて、通常の煮魚よりも遥かに大量の日本酒で水から煮ます。

 

沸騰したら、アクを丁寧に掬い取りながら、砂糖を入れて煮込み、その後、みりん、醤油を入れてさらに煮込みます。

f:id:u_f_y:20180617114828j:image

 

落し蓋をしましょう。

f:id:u_f_y:20180617114819j:image

 

7〜8分煮たら、生姜を一欠片入れ、魚に煮汁をかけつつ、さらに数分煮込んで出来上がりです。

f:id:u_f_y:20180617114954j:image

 

先程のムニエルの前例があるので、あまり期待値が上がらないのですが、食べてみるしかないでしょう。

 

 

・・・

 

 

・・・・

 

 

お?

 

 

 

んんんん??

 

 

 

存外旨い....!

 

 

泥臭さは抜けきってはいないですが、先程のムニエルよりは戦える水準ですねこれは。

 

生姜がかなり良い仕事をしています。

 

煮込むとやや弾力が崩れてホクホクとした食感になりました。

 

よりウナギ感も出ました。

 

これ、下処理をもう少しちゃんとやって生姜をガンガン効かせたら、かなり旨い感じになるのではないでしょうかね。

 

アメナマ煮魚、大いに可能性を感じます。

 

サッポロの新潟限定酒、風味爽快ニシテと良く合いました。

新潟県民の淡麗辛口嗜好、生魚と醤油文化に合うように、ややドライな仕上がりになっていて、それが醤油味の煮魚になかなか合います。

f:id:u_f_y:20180617115659j:image

 

と言うことで、アメナマは一度に取れる身の量はかなり大きいので、下処理を確立させられれば、かなり優秀な魚になるはずだと思います。

 

霞ヶ浦周辺の方々の貴重なタンパク源として活躍出来る日が近....くはないですが、面白い魚ではありますね。

 

 

残った切り身は翌朝、フライパンで素焼きにして素材の味そのままで仕上げて

f:id:u_f_y:20180617120007j:image

 

白飯、味噌汁、肉じゃが、焼魚と言う、由緒正しい日本の朝食となりました。

f:id:u_f_y:20180617115943j:image

 

メニューとしては由緒正しいのですが、魚の種類が由緒正しく無いのは押し寄せるグローバリズムの影響とお察し下さい。

 

 

素焼きに醤油かけただけでも、ブルーギル は充分に美味しく、アメリカナマズは臭いが煮魚の時の3倍増しとなりました。

 

 

良かったですね。それではまた次回ˉ̞̭ ( ›◡ु‹ ) ˄̻ ̊

ホンビノス貝のモヤ抜きと塩抜きの所感

こんばんは🌃

前回の記事が、私のブログの中ではかなり多くの方の目に触れたようで、有り難さと同時に戦々恐々としております。

 

今後とも粛々と書き綴って参りますので、生暖かい目で見守って頂けたらと思いまし_(•̀ω•́ 」∠)_ ₎₎

 

さてさて、前回の記事の末尾で予告した通り、今回はホンビノス貝の下処理等々について書いて参ります。

 

5月20日、日中に東京湾の潮がかなり引いた日、干潟へと攻め入って参りました。

f:id:u_f_y:20180531192733j:image

 

昨年から通算して5回目の干潟チャレンジ。

 

これまでの戦績は

アナジャコ×3

ホンビノス×15

アサリ×10

オキシジミ×1

ソトオリガイ×5

イソガニ×5

バカガイ×1

シオフキ×2

 

と言った所です。

オキシジミやイソガニは、獲れ高が低い時に半ば悔し紛れに持って帰ったような経緯があるので、味見程度の持ち帰りでした。

 

干潟に行かれた方は分かると思いますが、オキシジミとイソガニ類はいる所には凄まじい量がいるので、基本的に死ぬ程獲れます。

 

オキシジミは何をどうやっても独特の臭いが付きまとう為、積極的には獲らないですし、

f:id:u_f_y:20180531194704j:image

 

イソガニは丸揚げすれば、まあまあツマミにはなる程度です🦀🦀

f:id:u_f_y:20180531194529j:image

 

 

とは言え、基本的に狙いはいつだってアナジャコ、マテガイ、ホンビノス、アサリなんですけどね...

 

しかし、今年は昨年までの私とは違います。

 

今年こそはマテガイを獲るのだ!

 

さよなら、昨年までの私...!

 

と鼻息荒く臨み、同行者の手引きあって、普段行くのとは別のポイントに連れて行って頂きました。

 

迎えた当日、懸念された前日の雨は無く、なかなか良い引きっぷりでございました。

f:id:u_f_y:20180531193352j:image

 

干潮前まで先ずはホンビノス狙い。

いつもよりやや人気の少ないポイントを探ります。

 

 

で、出たー!

f:id:u_f_y:20180531195202j:image

それは、蛤と言うにはあまりにも大き過ぎた

 

大きく、重く、分厚く、そして大雑把過ぎた

 

それは正にホンビノスだった

 

狂戦士もビックリの貝脈です。

鉱脈ならぬ、貝脈。

f:id:u_f_y:20180531195504j:image

30〜40分で中々の量です。

自己ベスト更新。

 

獲り過ぎてもアレなので、ほどほどの量でホンビノスは打ち切りました。

 

1匹だけですが、サルボウガイも確保。

当初、トリガイかと思ったのですが、ツイッター上でご指摘頂戴してサルボウガイと判明しました。ありがとうございました。

f:id:u_f_y:20180531195841j:image

 

それにしてもホンビノス凄いですね。

バラスト水に混ざって東京湾に来たと言われていますが、とんでもない量が棲息しています。

 

我々のような者から、アマチュアには見えない方々まで、獲りに獲っているのにも関わらず、枯渇する気配がありません。

 

それでいて外来種なので、基本的に獲って全く問題ないので、獲る側としては良い話です。

 

ホンビノスは及第点を補って余りある量となったので、次にマテガイ採集へと移ります。

 

今までポイントを見つける事が出来ず、一度もご尊顔を拝んだ事の無い存在だった訳ですが...

 

いたーーーーー(°∀°)ーーーーーーー!

f:id:u_f_y:20180531202957j:image

 

そして水管千切れたーーーーーーーー!

 

自傷行為に走るとは、痛々しくも可愛いヤツ...( つ᷄.̯σ̣̥᷅ )

 

巣穴さえ見つければ捕獲は容易です。

 

今回は10匹捕獲に成功しました。

f:id:u_f_y:20180531205532j:image

 

攻めるべきポイントは分かったので、他の水域でもチャレンジをしてみようと思います。

 

ちなみに、この日のアナジャコチャレンジはダメでした_(┐「ε:)_

f:id:u_f_y:20180601215119j:image

 

アナジャコの必勝法をまだ確立出来ていないので、その辺は今後の課題とします。

さて、無事に捕獲出来たので、ここから先は下処理と調理のフェイズに移行しましょう。

 

マテガイはあまり環境の変化に強くない事は聞いていた為、捕獲後、現地で汲んだ海水をバケツに入れ、ブクブクをセットして活かしておきました。

 

捕獲後6〜7時間経過しましたが、みんな元気でした。殻が割れたものも生存が確認出来たので一安心。モヤも順調に吐き出してました。

 

フライパンにバターを投入して

f:id:u_f_y:20180602150933j:image

 

マテガイ投入
f:id:u_f_y:20180602150929j:image

 

貝が開いたら醤油を回しかけて出来上がりʢֿ•͡ٮ•̅ʡ♪

f:id:u_f_y:20180602150937j:image

 

うーーーーーーーーまい!!

 

砂も噛んでおらず、濃厚な旨さと歯触りの良さがたまりませんね。

 

マテガイ素晴らしい。

次回以降は色々な調理法を試してみましょう。

 

次は本項の核心である、ホンビノスの下処理です。

 

ホンビノスの下処理もネットで検索すると、その方法、所要時間に結構なバラツキがある事が分かります。

具体的には、モヤ抜きついては

 

・モヤ抜きしなくてもOK

・1時間かけてモヤ抜き

・数時間かけてモヤ抜き

・1晩かけてモヤ抜き

・2晩かけてモヤ抜き

 

モヤ抜きする際の水の量については

 

・貝が浸るぐらいで

・貝が水の中にしっかりと入るぐらいまで

 

モヤ抜き後の塩抜きについては

 

・1時間

・3〜4時間

・丸一日

 

と、言った具合です。

今回は、この中で最も所要時間が長いものを実践して見ることにしました。

 

・モヤ抜き2晩

・水量MAX

・塩抜き丸1日

 

です。

ホンビノスは強い貝だとは言われていますが、果たしてこれだけの時間をかけて耐え抜く事が出来るのでしょうか?

 

それではやって行き

f:id:u_f_y:20180602163526j:image

 

1日ごとに3%食塩水を入れ替え丸2日経過。

f:id:u_f_y:20180602172810j:image

2日目も、まあまあモヤが出ました。

 

さてこの後は塩抜きです。塩抜きをすると、

 

・余分な塩分が抜ける

・体内でグリコーゲンが生成されて旨味が増える

 

と、諸説あります。真相については不明です。

 

塩抜きのやり方は簡単です。新聞紙を引いた上にホンビノスを放置。

 

f:id:u_f_y:20180602173329j:image

 

塩を吐き出し始めます。

 

さて、丸一日経って、夜、帰宅して部屋を開けたら...

 

うおおおおおおおお!!

f:id:u_f_y:20180602173619j:image

 

ほぼ全滅っ!!!!!

 

口が開いてしまっている上に、部屋の中に悪臭が充満している事から、手遅れな事が一目瞭然です。

 

新聞紙もほぼ乾いている為、塩を出していない状態。

 

圧倒的に臭い...

 

そして圧倒的に哀しい...

 

グリコーゲンも何も、死んだらお終いですわ...

 

 

 

比較の為に、3日目も3%食塩水に浸けておいた方は、1匹以外、生存が確認されました。

f:id:u_f_y:20180602174306j:image

 

結果的にこれが保険となりました。

全ての貝を丸一日水上で放置していたら、ほぼ間違いなく全滅していた事でしょう。

 

とは言え、これらの貝も元気では無いはず。

 

弱りきる前にやってしまいましょう。

 

まずは小1時間ほど塩抜き

f:id:u_f_y:20180602174556j:image

 

真水で表面を擦り洗いした後、沸騰したお湯にホンビノスを入れて

f:id:u_f_y:20180602175019j:image

 

蓋が開いた所で間髪入れずに鍋から引き上げます。
f:id:u_f_y:20180602175011j:image

 

この時に茹でた汁は、お吸い物や味噌汁、鍋等、何やっても美味しくなるぐらいには旨味が出ていますのでご活用下さい。

 

さて、茹でたホンビノスを真っ二つに切って
f:id:u_f_y:20180602174720j:image

 

中腸腺を取り除きます。
f:id:u_f_y:20180602174735j:image

 

残った身と刻んだネギと
f:id:u_f_y:20180602174739j:image

 

味噌を混ぜ合わせましょう。味噌の分量がやや多かったですが、そんな事は気にしていられません。
f:id:u_f_y:20180602175006j:image

 

ホンビノスガイホンビノスガイ以外の不純な物質が混ざりまくった様子です。
f:id:u_f_y:20180602175118j:image

 

貝殻の半身に⬆︎の具を乗せ、10〜15分程度オーブンで焼きます。
f:id:u_f_y:20180602174731j:image

 

焼きあがったら、お好みでバター等々乗っけて、ホンビノスガイさんが焼きの出来上がりです。
f:id:u_f_y:20180602175001j:image

 

いや、長かった...此処まで丸3日かかった...

 

それでは食べて行きましょう。

 

 

・・・

 

 

 

うまーーーーーーーーっ!!

さんが焼きうまーーーーーーーー!!

 

もともと不味くなる要素が無い調理法なので当たり前なのですが、うまーーーーーーーー!!

 

(参考レシピ)

ホンビノス貝のサンガ(山家)焼き | ごんのブログ(慢性膵炎日記)Ⅱ

 

当然にしてビール案件です。
f:id:u_f_y:20180602174725j:image

アサヒのキレ味が味噌の塩っ気を綺麗に洗い流してくれます。

レーベンブロイの樽生も然りで、最近はアサヒを再評価する時期に差し掛かっています in my side.

 

旨かった為に語彙力が著しく欠如しましたが、モヤ抜きと塩抜きをしっかりとやった事で、以前に食べた時より貝の甘味がより引き出された様な印象を受けました。

 

今回獲れた貝が元から弱かったのかもしれませんし、私の下処理のやり方に問題があったのかも分からないので、結論を出し切る事はしないですが、現時点での回答として、ホンビノスの下処理工程は

 

・モヤ抜き1日〜2日

・水量は貝が浸る程度〜MAX

・塩抜き1〜4時間

 

で、やれば、先ず間違い無く美味しく食べられるでしょうし、貝の死滅もある程度避けられるとは思います。

 

今後はこの作業工程を何処まで短縮して美味しさを維持できるかと言う所を詰めて行きたいと思っております。

 

そうでないと今回死んでしまった貝たちに申し訳がっ!申し訳が立たないっ!

このままでは貝なのに犬死ではないかっ!

 

夏が終わるまでに、ホンビノス×マテガイ×アナジャコ御三家ハントはもう1〜2度行こうと思いました。

 

次は腹一杯のホンビノスガイを食べたいですね( ◜◡‾)(‾◡◝ )

野食会に行って来ました+筍とセリの保存について

こんばんは🌃

5月は、なんだかんだで採集に出かける頻度が多かった為に更新の頻度も自ずと高まります。

皆さんは高まっていますか?

 

さて先日、ブログ「野食ハンマープライス」の茸本さん主催の「野食会2018年初夏」に参加して参りました。

f:id:u_f_y:20180529202643j:image

 

今回、2度目となる持ち込み枠の参加で、またしても大層ドキドキしながら料理を提供させて頂いた次第です。

私が作ったものは、前回の記事でやった

印旛沼産の鯉の竜田揚げ

f:id:u_f_y:20180528214445j:image

鯉のアラ汁(醤油味)

f:id:u_f_y:20180528214509j:image

 

淡竹と真竹の天ぷら

f:id:u_f_y:20180529201735j:image

 

淡竹と真竹混合のバター醤油炒め

f:id:u_f_y:20180528214557j:image

 

ノゼリの混ぜご飯

f:id:u_f_y:20180528214648j:image

 

で、ございました。

 

鯉は特に、前回の記事で挙げさせて頂いたように、川臭さを除く為、酒に漬けたり、醤油に漬けたり、生姜の絞り汁加えたり、アラは煮込む前にロースターで焼いたり、熱湯かけたりと諸々やった結果、無事にそこそこ美味しくする事が出来たと思えます。

 

次に釣った時にはもっと旨く出来ると思いますので、今後も鯉はやって行こうと思います。

野食会に提供するとしたら、竜田揚げはヘヴィ級の鯉2匹分の身を使うぐらいでないと供給が足りないと言うのが分かりました。

 

次回以降、機会あれば80㎝サイズの鯉×2を用意します。

 

なお、会の様子については、ツイッターで #野食会 で検索頂くか、主催の茸本さんがブログ

カンゾウタケ、ともかく干していきたい所存(野食会2018初夏 ご参加の御礼)

で、早速纏められているのと、持ち込み枠で参加された、たけおさんもブログ

180528 野食会行ってきた ファンタスティック フォーゥ! - たけおのブログ - Yahoo!ブログ

で纏められているので、参考にして頂けたらと思います。

 

ドイツ料理、韓国料理、ベトナム料理、中華、イタリアン、オードブルからデザートに至るまで、食材の無差別級異種格闘技戦です。無制限一本勝負。

 

かなり当日の雰囲気や、圧倒的な食材の種類や調理法が伝わって来るかと思います。

 

さて、この日提供致しました筍とセリ、実は5月17日に、友人が管理を任されている竹林で掘らせて貰っておりました。

f:id:u_f_y:20180528220129j:image

 

Welcome to the jungle.

f:id:u_f_y:20180528220211j:image

 

孟宗竹は流石に終わりの時期でしたが、淡竹と真竹は旬真っ盛りと言った感じでした。

f:id:u_f_y:20180528220437j:image

 

2人で3時間でコレぐらい採れました。
f:id:u_f_y:20180528220430j:image

 

さらに、竹林の隣の棚田跡では辺り一面にセリが生い茂っていたので、これも少し採取。

f:id:u_f_y:20180529193101j:image

 

 

これらの筍とセリ、採れたてを食べるのが1番美味しいのは言わずもがななのですが、直ぐに食べない場合、どのように保存するのが良いのか?

 

また、下処理はどうすれば良いのか?

 

ネットに溢れている諸々の保存手段から色々やってみましたので、その辺りの事を書かせて頂こうと思います。

 

先ずは筍㌠から。

筍のアク抜きについては、米ぬかと唐辛子で茹でこぼした後、一晩かけて常温放置で余熱を冷ます方法が一般的ではありますが、今回は大根おろしを使う方法を試みました。

f:id:u_f_y:20180528221040j:image

 

大根おろしを作り、絞り汁を同量の水で希釈し、400cc辺り小さじ1の塩を加え、そこに筍を1時間以上漬け置きます。

f:id:u_f_y:20180528221556j:image

 

そしてその後、保存の為に通常通り茹でます。

この時は1〜2時間大根汁に漬け置いた後、水で45分程度茹でました。

 

味わいとしては申し分無しに旨かったです。

 

来シーズン以降は、同条件で採った筍を同じタイミングで米ぬかと大根汁で分けてアク抜きをやってみようと思います。

 

大根汁のアク抜きのデメリットとしては、ミキサー等が無いと大根をおろすのに滅茶苦茶エネルギーを使うと言う事です。

 

推定3〜4キロ程度の筍を漬ける為に、大根を3本おろしました。

手がものっっっっっっっっ凄く疲れました。

 

しかも大根汁の場合、保存させる場合は、漬け置いた後、結局茹でこぼす必要があるので、それなら最初から米ぬかで一斉に煮てしまった方が、漬ける手間が無い分、遥かに楽です。

 

という事で、保存までの手間が簡単と言う点で、現時点では米ぬかに軍配が上がっている in my side です。

 

ミキサーがあれば話は変わるかもしれません。

 

多分、こと採れたての筍については、一刻も早く火さえ通せば、それ以上のアクの発生を止められるので、米ぬかも大根もあまり大勢に影響を与えないのではないかと言う仮説が浮上しました。

 

ちなみに、採れてから8〜9時間経過した状態で、生のまま穂先を刺身で頂いてはみましたが、淡竹も真竹もアクは無く、サクサクした食感と鮮烈な筍の香りがして美味しかったです。

f:id:u_f_y:20180528222654j:image

 

わさび醤油に良く合いました。
f:id:u_f_y:20180528222649j:image

 

食味としては真竹の方がやや硬く、より竹の香りが強いです。

淡竹の方が柔らかい為、刺身には向いているかもしれません。

 

そして、どうにかこうにかアク抜きを終えた後のミッションは保存です。

 

筍は、通常は茹でこぼした後は、真水に漬けて水を時おり変えながら保存すれば1週間程度は持つと言われています。

 

それ以上に持たせるにはどうすれば良いのか?

ネットの記事を諸々漁ると、

・砂糖漬け→冷凍

・下味漬け→冷凍

・塩水漬け→冷蔵

等がヒットするかと思います。

 

余談ですが、茹でたものをそのまま冷凍するのをやってみた所、解凍後に食感が激しく劣化しました。オススメしません_(:3 」∠)_

 

と言う事で、今回は塩水漬けについて実践してみました。

 

やり方は至って簡単。茹で終わった筍を飽和するぐらい濃ゆい塩水に漬けてジップロックで冷蔵保存です。

f:id:u_f_y:20180528223726j:image

記事には書かれていませんが、4〜5日目で念の為、塩水を入れ替えました。

 

これを料理に使用する際は、筍を1%の塩水に24時間漬け直して、浸透圧の力で筍内部の塩分を外に出す「呼び塩」を行います。

 

これをする事で、調理に使える塩分濃度になるとネットの各記事では書かれております。

 

実際に24時間1%の塩水漬けを実践したところ、薄まったとは言え、そのまま齧ってみたら旨味より先に割と塩分を感じます。

 

という事で、テイク2。

「真水で呼び塩をやると旨味も流れてしまうので良くない」

的な事もネットの記事では書かれてはいましたが、塩っ気を抜きたいが為に敢えてやりました。

 

真水で24時間の塩抜き。12時間の時点で水を一旦入れ替え。

f:id:u_f_y:20180528224417j:image

これをやってみたところ、流石に甘味や風味は茹でたての時と比べて薄くはなったものの、塩はかなり抜けて、普通に使えるレベルの塩分濃度になりました。

 

今回の野食会に出した筍はこのやり方で アク抜き→保存→塩抜き をやっております。

1ヶ月持たせられるかは現時点では何とも言えませんが、10日間程度は余裕で持たせられると言う印象です。

 

肝心の味については、当日野食会で皆様召し上がって頂いた通りです。

 

保存したものとしては、まずまず味わいを感じ取る事が出来たのではないかと思います。

 

食感については、茹でたてと変わらぬサクサク感を残す事が出来ました。

 

とは言え、なかなか保存には向かない食材だなと言うのが、今回やってみた印象です。

 

来シーズンは

砂糖漬け→冷凍

下味漬け→冷凍

等も採れれば試してみたいと思います。

 

時を同じくして採ったセリ


f:id:u_f_y:20180529070635j:image

 

については、洗ってある程度の長さに切って

f:id:u_f_y:20180529070753j:image

 

水気を切った後、ジップロックで冷凍保存。

使用の際は、解凍せずにそのままフライパンで炒めました。

胡麻油で炒めた後、塩を加え、香り付けに醤油を回し入れます。

f:id:u_f_y:20180529070903j:image

 

炊きたての白飯にこれを混ぜ込んだら、セリご飯の完成です。

 

ノゼリは少量でも割と濃厚に香ります。

f:id:u_f_y:20180529193814j:image

 

他の方々が持ち込まれたハルシメジの佃煮や
f:id:u_f_y:20180529193819j:image

 

ノビルの味噌漬けと破滅的に合いまして、音速で3合の飯が消えて行きました。
f:id:u_f_y:20180529193823j:image

あまりの速さ故に衝撃波が発生し、会場のテーブルが裂けるのではないかと思いましたが、幸い無事でした。

 

こちらも、 冷凍したにしては、まずまず香りを残す事が出来たのではないかと思えます。

 

食材の下処理、保存方法等、少し検索すれば数多の情報が出て来るので大変に便利な時代とはなりましたが、実際にやってみると、期待していた所とは着地点が微妙にズレる点もあると言う学びがあります。

 

この辺り、ある程度数打って試して精度を高めて行くしかないので、今後も新たな食材、保存方法等で気づいた点は書いて行こうと思いますので、宜しくお願い致します。

 

次回は干潟で採ったホンビノス貝の下処理等々についての

f:id:u_f_y:20180529195619j:image

所感を書き綴ろうと思います。

 

それではまた\\(۶•̀ᴗ•́)۶////

カミツキガメ獲りに行ったら鯉を貰った話〜調理編

こんばんは🌃

前回カミツキガメ獲りに行った際、おすそ分けして頂いた印旛沼水系の鯉をf:id:u_f_y:20180519212436j:image

f:id:u_f_y:20180519212519j:image

 

やって行こうと思います。

現地で速やかに血抜きとワタ抜きはしている状態で、氷で冷やしながら持ち帰って来たので、臭みと鮮度落ちについては考えられ得る限り最小限に抑えられている状態です。

 

ご存知の通り印旛沼水系、お世辞にも綺麗とは言えない水質。

この状態のものを調理して美味しく食べられれば、中流下流域の鯉も今後は食材として狙う対象になり得ると考えた次第です。何故なら鯉も買うと高級食材なので。

 

それではやって行きましょう。

f:id:u_f_y:20180519213149j:image

印旛沼水系の優しいかほりがします( ͡° ͜ʖ ͡°)

 

まずは水で表面を洗い、鱗を剥がしましょう。

f:id:u_f_y:20180519214502j:image

 

鱗も流石の大きさ。綺麗な河川や養殖の鯉ならば、この鱗も揚げたりして食べるのですが、そこはやはり印旛沼産。臭みは鱗と皮に集中し易い言わている為、今回は見送ります。

 

f:id:u_f_y:20180519214554j:image

鱗取りはお馴染み、ベルモントのハイパー鱗取り(大)

 

以前に真鯛の鱗取りの為に購入したものが役に立ちました。大型魚の鱗もサクサク取れて超快適です。

 

ベルモント(Belmont) ハイパーうろこ取り MP088

ベルモント(Belmont) ハイパーうろこ取り MP088

 

余談ですが、初めて真鯛をおろした際に、ペットボトルのキャップで鱗を取る方法を試したら、エッッッッライ時間がかかった為に購入しました。高いものでもないので、魚を捌く可能性が少しでもある人ならば、買っておいて損は無いですね。

 

鯉を捌く際は、背開きにするのが一般的な様ですが、今回は腹から開いています。内臓を取り出す際に、背開きの方が臭味苦味の元になる苦玉等を潰す危険性が低いからと思われます。

 

基本通りの三枚おろしにしました。見た目が悪いのはご容赦くだせえ。

f:id:u_f_y:20180519215734j:image

 

さて、通常鯉こくや旨煮をやる時は、皮や、ひいては鱗すら付けたままで調理するのが普通の様ですが、今回は臭いの元を徹底的に取り去って調理するのが第一の目的なので、皮も剥ぎ取ります。

 

皮剥ぎ、以前に真鯛でやった時に超絶大失敗をして、途中で諦めて湯霜造りにして食べた苦い思い出が脳裏をよぎります。真鯛は湯霜で美味しく頂けるので何ら問題はないのです。

しかし、印旛沼水系の鯉で湯霜造りにする訳には行きませんからね...皮剥ぎをやるしかありません。

 

心優しいフォロワーの方々やネットの解説動画等々、あらゆるメディアを参考にしつつ、思い切って、身の端の方は多めに切り込みを入れ、左手で皮をしっかり持ちながら、慎重に且つ大胆に包丁の角度を調整しながら引っ張って行きます。

 

 

な、なんとか形になりました...安物の三徳包丁の限界を感じました...(´・ω・`)

 

f:id:u_f_y:20180519220652j:image

 

さて、鯉の身には強烈に小骨が隠されている為、骨切りをやって行きます。

ふむふむ

f:id:u_f_y:20180519221007j:image

 

さらに細かく一口サイズに切り揃えます。実験用に皮付きのものも用意。

f:id:u_f_y:20180519221101j:image

 

これを酒と醤油を合わせたものに10〜15分程漬け込み

f:id:u_f_y:20180519221208j:image

 

水気を切って小麦粉を良くまぶします。

f:id:u_f_y:20180519221306j:image

 

170℃〜ぐらいのやや低めの温度でじっくりと揚げて行きましょう。

 

フライヤー!!🔥🔥

f:id:u_f_y:20180519221539j:image

 

同時に大根おろし

f:id:u_f_y:20180519222336j:image

 

長ネギを刻んでおきましょう

f:id:u_f_y:20180519222411j:image

 

油を切ったら盛り付けて竜田揚げの完成。

f:id:u_f_y:20180519222430j:image

 

さて実食と参りましょう。

 

 

うーーーーーーーーまい!懸念された臭みはほぼ無し!フワッフワの良く出来た白身魚のフライですね。

これはビール案件です。ネギと大根おろしが良い仕事してます。

皮ごと揚げた部分も臭みは感じられないので、この調理法は1つの正解でしょう。

 

さて、立て続けにやって行きましょう。

同じく皮を剥いで骨切りした身を、塩胡椒、オレガノ、小麦粉をまぶして、

f:id:u_f_y:20180519223835j:image

 

揚げます

f:id:u_f_y:20180519223811j:image

 

揚げた身は後で合流させるとして、油を切っておきます

f:id:u_f_y:20180519223852j:image

 

微塵切りにした玉ねぎとニンニクを炒め

f:id:u_f_y:20180519223935j:image

 

さらに小麦粉を加えて炒めた後、トマトの水煮缶を加えます。

f:id:u_f_y:20180519224006j:image

 

白ワイン追加

f:id:u_f_y:20180519224319j:image

 

コンソメスープ追加

f:id:u_f_y:20180519224344j:image

 

塩胡椒、ベイリーフクローブ、バジル追加

f:id:u_f_y:20180519224409j:image

 

その間にナスとピーマンを炒め

f:id:u_f_y:20180519224513j:image

 

火を通したら合わせます

f:id:u_f_y:20180519224558j:image

 

煮込んだ後、ここで漸く揚げた鯉が合流

f:id:u_f_y:20180519224626j:image

 

最後に黒オリーブを合わせたら、トマト煮の出来上がり

f:id:u_f_y:20180519224744j:image

 

実食。

 

な、なるほどー!このトマト煮、元のレシピを忠実に再現してみたのですが、鯉の身に先ほどの竜田揚げでは感じられなかった臭みを少し感じました。

多分これは、酒に漬けなかったところによるものが大きいです。

先ほどの竜田揚げとの工程の違いはそこぐらいしかないので。

 

と言うことから、中流下流域の鯉の処理として、酒に漬けると言うのは、かなり重要なメソッドである事が分かりました。

恐らく元のレシピは、養殖の綺麗な鯉を想定して書かれていたのでしょう。それなら、酒に漬ける工程を無視しても充分に旨く仕上がるはずなので。

 

後は、骨切りが足りなかったのか、小骨と言うには大きい骨が、舌に触りました。骨抜きと骨切りをより細かくやる事でこの辺りは改善できるかと思います。

 

この2点をクリアできれば、トマト煮も普通に美味しい白身魚の煮込み料理として頂けそうです。

トマトやスパイスと合わせた煮込みでは、鯉の身そのものの臭いまでは誤魔化せないと言う事が分かりました。なんとも学びが多かったです📖

 

諸々の学びを踏まえた上で、仕切り直しましょう。

大量に出たアラの部分を使ってアラ汁を作ってみようと思います。

 

f:id:u_f_y:20180519225823j:image

 

ぶつ切りにしたアラを良〜〜〜く水洗いしたら、酒と塩少々に10分以上漬け込みます。

f:id:u_f_y:20180519225927j:image

 

取り出して水気を良く切りましょう。

f:id:u_f_y:20180519230103j:image

 

ロースターにかけて

f:id:u_f_y:20180519230140j:image

 

15分程焼いて水分を飛ばします。

f:id:u_f_y:20180519230215j:image

 

15分後の未来。

f:id:u_f_y:20180519230254j:image

 

ダメ押しでこの後熱湯をかけました。

f:id:u_f_y:20180519230559j:image

 

鍋に昆布を入れて沸騰直前に取り出します。

f:id:u_f_y:20180519230634j:image

 

この後は酒を大量に入れて、水も加えつつ、ひたすら弱火で煮出して行きます。

f:id:u_f_y:20180519230649j:image

 

生姜も入れちゃいましょう。時おり出るアクは丁寧に取り除きます。水が少なくなったら足しつつ。

f:id:u_f_y:20180519230743j:image

 

1.5時間後の未来に、人類と焼いた鯉が辿り着きました。そこにあったのは希望か、それとも...

f:id:u_f_y:20180519230829j:image

 

具材を刻みます。今回はネギと大根を使用。

f:id:u_f_y:20180519231018j:image

 

具材を投入。ちなみにこの具材は過去から来たものです。この世界線では鯉と交じりました。

f:id:u_f_y:20180519231051j:image

 

大根に火が通った所で味噌を溶きます。

f:id:u_f_y:20180519231205j:image

 

アラ汁の完成。

f:id:u_f_y:20180519231248j:image

 

これだけ手をかけたのだから、頼む、旨くあってくれ...

 

・・・

 

 

・・・・・

 

 

う、旨え...(⋈◍>◡<◍)!

 

臭いは流石に無し。全く無し。

 

スッポンの様な派手さはないものの、鯉の控え目でありながら奥行きのある良い出汁が出ています。正に滋味深いと言う表現がぴったりです。

 

アラにくっついた身や皮目をこそげ落としながら食べつつ、お汁を飲み干します。

 

これだけ臭み無く旨味を引き出せるのなら、いっそのこと味噌ではなく醤油仕立てにして、具も生姜とネギぐらいにした方が、より鯉の旨味を感じ取る事が出来るかもしれませんね。

 

ちなみに余った分を冷蔵庫に入れておいたら、翌朝、器を傾けてもお汁が溢れないくらいに固まっていました。鯉のコラーゲンがたっぷり溶け出した事の証左です。

 

いやしかし上手く行って良かったです。ヘヴィー級の鯉が見事に、ゼラチン質と一緒に溶け出しました。

 

今回は身を竜田揚げとトマト煮に使ってしまった為、アラ汁仕立てにしましたが、これに皮付きの身や、叩き割った頭も入れて甘めに煮詰めると鯉こくや旨煮になるのだと思われます。

 

 

と言う事で、鯉を使って取り急ぎ3種類の調理を行なってみました。中流下流域の鯉でも、しっかりと手順を踏めば充分に旨いと言う事が分かりました。

 

身近に手に入る大物、蛋白源として利用価値はかなり高いと思われます。逆に清流域の鯉はさらに美味しく食べられるとしたら、非常に興味が湧いて来ました。

 

「臭そうだから...」

 

などと言わず、釣れたら捌いて食べましょう。現状、個体数を気にする事なく蔓延っている事ですし。

 

ナイス鯉👏👏今後も狙って行きたいですね。

 

 

それではまた(((((((((((っ・ω・)っ

 

カミツキガメ獲りに行ったら鯉を貰った話〜捕獲編

こんにちは。

鯉に恋した気持ち無くしちゃって、誰かに聞いてみました。

そいで、ため息混じりに言われたんです。

「鯉って食べれるの?」

🎣🎣🎣🎣🎣🎣🎣

 

と言う事で行って参りました。目指すはチーバくんの急所である喉元付近。

一説では、此処を突けば千葉は一発で陥落すると言われておりません。

f:id:u_f_y:20180515211052j:image

 

既に野食界隈の方々や食材ハンターの方々には定番となりつつある素材ではありますが、カミツキガメを獲りに行った次第です。

 

カミツキガメ特定外来生物として既存の生態系を脅かす存在に位置付けられていながら、現在千葉県の印旛沼水系に16,000匹程度が棲息していると言われております。

千葉:印旛沼、カミツキガメ捕獲大作戦 目指せ2500匹 - 毎日新聞

しかしこの亀、スッポンにも劣らない味の良さと身の厚さから、一部の界隈から食材として熱狂的な支持を受けているのも紛れもない事実。

 

それなら捕まえてみようやないかい!と意気揚々と仕度を開始。

この日の為に釣竿を購入しました。上州屋の「はじめての釣竿セット」×3

f:id:u_f_y:20180515212745j:image

f:id:u_f_y:20180515212819j:image

 

まさか己の釣竿で初めて狙う獲物がカミツキガメになろうとは1年前では想像も出来なかったですが、そこは素直に受け入れる寛容さが求められます。

 

仕掛けは釣りの先輩諸氏の意見を参考に

タチウオ針×ワイヤー×中通しナス型おもり6号を用意。

f:id:u_f_y:20180516071814j:image

 

道糸も5〜6号にするべきだったのかもしれませんが、リールに付いている糸を外して巻き直すなんて芸当をやる余裕が初心者の私には無かった為、道糸は備え付けの3号のままです。

餌は鯖の味噌漬け、イカの切り身等を同行者に用意して頂きました。

午後4時過ぎから仕掛けのセッティングを開始。

 

狙うポイントを定めます。

f:id:u_f_y:20180515213504j:image

 

釣り客は我々以外に無し。そもそも釣りをやろうとする発想が浮かばないレベルで水が濁っていますし、河原らしい河原が無いです。

 

本流やら支流やら、日暮れる前に1人3本以上ずつ竿をセット。

f:id:u_f_y:20180515213919j:image

後は待つのみ。

 

f:id:u_f_y:20180515215911j:image

f:id:u_f_y:20180515215941j:image

 

日が暮れてやる事もないのでコーヒー立てたりしながら30分〜1時間に1度、仕掛けた箇所を見回ります。いつだって淹れたてのコーヒーは旨いです☕️

 

日付が変わる頃になっても、一向に当たり無し。時おり餌が無くなるのはカメなのか、ザリガニに突かれているからなのかは不明です。

餌を変えて再び待機。

 

そして午前1:30頃。初めての当たりが!

カメーーー(・ω・ = ・ω・)ーーーー!!

f:id:u_f_y:20180515220403j:image

クサガメ!惜しい!君じゃない!でもパーティー全体でのボウズは免れました。

ちなみに翌朝、このクサガメには目を離した隙に華麗に脱走を図られました。存外、逃げ足は速いです🐢🐢

 

その当たり以来また何も無く、午前3時前。

見回り途中、竿が動く気配がなく、根掛かったと思い、助けを呼びに行ったら...

f:id:u_f_y:20180515221238j:image

デカーーーーッ!!本命でないにしてもデカい!!これは凄い。たぶんヤマトゴイですね。

折角なので生きたままキープ。

 

その後、当たりらしい当たりは来ないまま夜明けを迎えました🌅

 

仕掛けた竿やら何やら全て回収しながら、諦めモードに差し掛かった際に事は起きました。

f:id:u_f_y:20180515221626j:image

キターーーーーーーー(°∀°)ーーーーーーーーーーーーー!!

同行者の仕掛けに掛かっていました!!まさかの大逆転!!

(※筆者はこの時お花摘みに行っていた為、現場に立ち会えておりません🌸)

 

凄い。凄いぞカミツキガメ。めっちゃめちゃ首伸びるし、隙あらば嚙みつこうとして来る。動きが早い。これは危ない。危険が危ない。

 

意気揚々とベースキャンプに戻った後、別方向に残された仕掛けを引き上げに行ったメンバーが帰って来た所

f:id:u_f_y:20180515222148j:image

またまたキターーーーーーーーーーーーーーーーー(°∀°)ーーーーーーーー!!

 

最後の最後に!!凄い。凄いぞカミツキガメ

 

と言う事で、この日の最終的なグループでの釣果は

・ヤマトゴイ×2

ナマズ×1

クサガメ×1(逃亡)

・カミツキ×2

でした。

 

f:id:u_f_y:20180516183626j:image

特定外来生物は生体移動が禁止されているので、この地域を離脱する前にしっかりと斬首。息の根を止めます。

フィッシュグリップと金切り鋏大活躍です✂️

 

印旛沼水系に16,000匹程度棲息していると言われているカミツキガメですが、いざ獲ろうとすると、割と獲りにくい存在だと言う事が分かりました。

 

今回5人編成で、1人×竿3本×5人+αの装備を持って臨み、尚且つ徹夜して2匹なので、そんなに獲り易い獲物ではないと言うのが実感です。

産卵期以外滅多に水上に姿を見せない事と、夜行性である事が今日までの増殖を防げなかった要因でもあるのでしょう。

 

なので、獲りに行く時はボウズも覚悟の上で効率良く攻める必要があると思えます。手応えとしては、流れのある本流より、流れの少ない淀みや支流の方に捕獲の可能性を感じました。

 

ただ、何処にどれだけいると言うデータもあまり集まっていない獲物なので、これはある程度通って行く中でデータを集めて行くしかないなと言うのも確かな話ではありそうです。

 

そこまでして獲る価値はあるのかと言われると、味の良さと身の厚さから積極的に捕まえて食べたい獲物である事は間違いありません。

 

とは言え、通りがかった地元の方々数名とお話をした際、皆様一様に

「えー?!このカメ食べれるのー!?」

と大層驚かれていたので、やはり世間的には食用としては認知されていないのだと実感しました。

 

大変に矛盾してはいますが、行政が駆除し尽くして、いなくなる前に何とかして自分の手で捕まえたい獲物なので、まだ何度か印旛沼水系には通う事になりそうです。

 

次こそは必ず獲りましょう。そして唐揚げとカミツキ鍋三昧をしたいと固く心に誓いました🐢🐢🐢🐢

 

この日ボウズであった私はと言えば、釣れた鯉のうち1匹を内臓処理まで済ませて頂いた状態でお裾分けして貰いました。

f:id:u_f_y:20180516072719j:image

 

なのでこのブログ、次回はカミツキガメ料理ではなく、鯉料理編をお届けしたいと思っております。

 

この日獲れたカミツキガメについては、同行者が自宅で美味しく頂いたとの事です。

 

とても学びの多い釣行でした。それではまた次回🐢🐢🐢🐢🐢🐢🐢🐢

 

 

 

 

 

 

 

アミガサタケが見つからないから静岡でタケノコ掘って来た〜タケノコ料理編

こんばんは。GWが実はGOLD WINの略称だったと言う事実に目を背けてはなりません。ノースフェイスもヘリーハンセンもGWの一部だったわけです。

GWの様な、まとまった連休より1日の労働時間を短くしたい労働者達の声なき叫びが今日も雑踏の中で掻き消されて行ったようです。

僕です。

 

さて、前回書かせて頂いた、静岡で採って来たタケノコ

f:id:u_f_y:20180503171917j:image

をやって行こうと思います。

 

タケノコ料理、何が良いんだろなぁ。と、一通り思いを巡らせた後、王道のタケノコご飯と、天ぷらをやってみる事にしました。

 

やって行きましょう。

 

刻刻-kokkoku-(月刊モーニングtwo連載)

f:id:u_f_y:20180503172418j:image

 

ABURAGEDON(主演:ブルース・ウィリス

f:id:u_f_y:20180503173019j:image

 

酒と醤油と米と合わせます

f:id:u_f_y:20180503173140j:image

 

FIRE.🔥

f:id:u_f_y:20180503173403j:image

 

上にコップを乗せているのは、蓋の浮き上がり防止の為です。

 

炊き上がりまでの間に、薬味用のノビルを刻んでおきましょう。

f:id:u_f_y:20180503173519j:image

 

炊き上がったらタオルで包み込んで10分ほど蒸らして完成。

f:id:u_f_y:20180503173805j:image

 

立て続けに天ぷらをやって行きます。

天ぷら初心者にも失敗が少ない米粉を用意。

f:id:u_f_y:20180503172528j:image

 

アゲアゲー(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

f:id:u_f_y:20180503172613j:image

 

ついでにノビルやクレソンもアゲアゲー(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

f:id:u_f_y:20180503173921j:image

 

揚がりました。

f:id:u_f_y:20180503174016j:image

 

それでは実食。

ノビルを乗っけてタケノコご飯から

f:id:u_f_y:20180503173633j:image

 

うーーーーまい!!

ノビルが良い仕事してくれています。今回敢えてだし汁を使わないシンプルなレシピで作ってみました。より素材の味が分かります。

炊きたてうーーーーまい!!

 

続いて、天ぷらです。

f:id:u_f_y:20180503174323j:image

 

タケノコ甘っ!!旨っ!!

これは旨い!!揚げてしまえばだいたい何でも旨いのですが、タケノコはより顕著に旨さと甘さが滲み出ますね。

 

ついでに作ったノビルのかき揚げ。

f:id:u_f_y:20180503174527j:image

 

これまたうーーーまい!!

ネギのかき揚げです。実にネギネギしい。揚げるとノビルの筋張った硬さが幾分柔らぐ感じになりますね。ビール案件です🍺

 

いやタケノコ恐るべし。

 

しかしまだまだタケノコは残っているため、日を改めてタケノコ料理に臨みました。

 

オリーブオイルを敷いて

f:id:u_f_y:20180503175058j:image

 

タケノコを投入

f:id:u_f_y:20180503175125j:image

 

ネギを投入した後、バター、醤油、みりんを加えて絡めます。

f:id:u_f_y:20180503175147j:image

 

五分後の世界(幻冬社文庫)

f:id:u_f_y:20180503175253j:image

 

いや、バター醤油でネギでタケノコなんて、不味い要素が無いし味の予想もだいたいできますって

 

 

って、うまーーーーーーーー!!

 

分かりきっていた事だけれどもうまーーーーーーーー!!

 

粉チーズ選手が途中入場🧀

f:id:u_f_y:20180503175448j:image

 

 

うっまーーーーーーーーーー!!

 

飯だ!!飯かビールを!!或いはその両方!!

 

音速で皿上から消えて行きました。音速を超えた歪みでソニックブームが巻き起こり、危うく我が家が裂ける所でした。無事で何よりです。

 

タケノコご飯=旨い

バター醤油炒め=旨い

 

タケノコご飯+バター醤油炒め=旨い?

 

と言う疑問が脳裏に湧き上がったので、やってみました。

 

バター醤油炒めそのもよりもやや細か目に刻んで炒め

f:id:u_f_y:20180503203808j:image

 

炊き込み時に追いバターを投入

f:id:u_f_y:20180503203854j:image

 

25分後の世界

f:id:u_f_y:20180503203945j:image

 

出来上がりました

f:id:u_f_y:20180503204025j:image

 

またしても粉チーズを加えつつ

f:id:u_f_y:20180503204059j:image

 

うーーーーーーーーまい!!

何というか、米の形を残したリゾットですね。

 

バター+チーズ+醤油+タケノコ+米

と言う、不味い要素が一切無い組み合わせなので当たり前っちゃぁ当たり前なのですが。

 

静岡の用水路と竹藪のポテンシャルを存分に感じ取る事が出来た貴重な経験でした。

 

春先は静岡の竹藪と用水路がアツいと言う学びを得る事ができました。

 

今後も用水路方面を含めて静岡には鋭く切り込んで行こうと思います。

 

今回の参考レシピは

タケノコご飯の激ウマレシピ!プロが教える本当に美味しい作り方

 

たけのこのレシピ | キッコーマン | ホームクッキング

 

バター焼きたけのこご飯 レシピ 小林 まさみさん|【みんなのきょうの料理】おいしいレシピや献立を探そう

 

で、ございました。ナイスキッコーマン、ナイスきょうの料理

また来シーズンにやりましょう。来季は自家製メンマ方面にも斬り込んで行きたいですね🎋

 

ではまた( ´ ▽ ` )ノ