山と酒と音と飯

登った山と飲んだお酒と聴いた音楽と食べたメシについての備忘録

紀伊半島ウツボ釣りの旅とクロアナゴ調理

先日書き記したフェモラータ採集旅

には続きがありまして、3/23(土)の午前中でフェモラータ採集を早々に切り上げた後、そのまま午後は米久氏引率のもと、紀伊半島をほぼ一周しながらウツボハントに臨んでおりました。

 

3月23日(土)

先ずはフェモラータ採集で失われたアミノ酸と熱量を速やかに補給するべく、松阪市内で密かなブームとなっている鶏焼肉を迅速に摂取。

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親鳥と雛鳥、豚レバーが各600円ぐらいのお手頃価格で超絶美味しかった事をお伝え致します。

 

オレ、覚えた。松阪市内行ったら鶏焼肉🐓🐓🐓

 

其処からはひたすら車で移動。3.5時間かけ本州最南端エリア、和歌山県串本町に着弾。

この串本町、今年1月末まで毎年ふるさと納税モンベルポイントを返礼してくれていた激アツ自治体で、私も今年の納税分で大変お世話になりました。

山やる人間にとってはありがたい限りです。

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釣り餌の購入のために立ち寄ったスーパーでは伊勢角の熊野古道麦酒とナギサビールのペールエールが売られていた為、購入。

伊勢角は首都圏エリアでも買えますが、ナギサビールはかなりレア。ビーラーであれば見かけたら迷わず購入しておきましょう。どちらもかなり旨かったです。

 

夕方から釣りを開始。

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餌に解凍サンマを購入して、夕方から釣り開始。

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最初に米久氏の竿に良いサイズのカサゴがヒット。持って帰ろうか考えた後、抱卵の可能性があった為リリース。あくまで今回の本命はウツボ氏。


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その後、米久氏に立て続けにトラウツボがヒット。これも一瞬考えた後リリース。トラウツボの魚影がかなり濃い様子。

 

私の竿には一向に当たりが来ないまま、ラスト30分で強い引き。

慎重に引き上げてみたところ...

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クロアナゴ来たーーーーーー(°∀°)ーーーーー!!60〜70㎝サイズ!!デカい!!

 

ウツボに似て、下にグングンッ!グンッ!っと力強く引いて来ます。長モノ特有の引き方なんですかね。

初めて釣ったので、これはキープ。

食味は米久氏曰く

「ダメなハモ」

との事。でもアナゴっしょ?腐ってもアナゴっしょ?そんなに大ハズレにはならないはず。これは持って帰るっしょ!

 

その場で〆て放血させた後、氷で冷やして保存。

 

さて、このエリア、24時間止められる駐車場やネットカフェ等は当然にして存在しない為、此処からさらに2時間かけて白浜町まで移動。

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午前0時前に白浜町の24時間営業のパーキングに辿り着き、車中泊にて就寝。

 

3月24日(日)

明けて3月24日(日)朝。

帰りの新幹線まで時間があったので、朝ウツボチャレンジを決行。

和歌山県西部の堤防で釣りを開始。餌は活アジを捌いて使用。

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細かい当たりはあるものの、なかなか引っ掛けられずにいる中、

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米久氏がまたしてもヒット!80㎝サイズのウツボを釣り上げました。

 

この辺り、釣果に如実に差が出るのはやはり経験値の差であると思われますね。こちらも現場で〆て放血させた後、持ち帰る事にしました。

 

その後は大阪名物、スーパー玉出に立ち寄り、

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一皿100円の焼きそば、58円のおにぎり、48円の紅生姜天を買い込んで、新幹線車内で一杯やりながら帰りました。

 

圧倒的安さ。神奈川県ならビッグヨーサン辺りが安売りスーパーの立ち位置なのでしょうが、安さでは玉出に軍配が上がります。

味に関しては、そんなに問題無く美味しく頂けました。

刺身等の生もの系にもチャレンジしてみたかったのですが、

「賞味期限内なのに腐っていた」

などの報告が散見されていた為、見送る事に。

トレーサビリティと言う言葉がこんなにも気になる惣菜もそうそうないです。

しかし、これはおそらく

「勇気ある撤退だった。」

と、後の世の人々からは評価されるだろうと信じております。

 

クロアナゴ調理編

さてさてさて!持って帰って来たクロアナゴ、早速捌いて調理して行きたいと思います。

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デカい。ウツボほどではないにせよ、案の定まな板に乗り切らないサイズ。f:id:u_f_y:20190415143259j:image

どうにかこうにか背開きにして腹ワタを出しました。アナゴの中骨取るのは難易度が高いです。これは慣れが必要ですね。
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お腹の中身チェック。食道に餌にしたサンマの頭と、胃の中にもさらにサンマの頭がもう一つありました。頭が好きなんな君たちは。

 

一品目

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ダメなハモならダメなハモらしくやったろうやないかい!

背開きにした身を細かく骨切りした後

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湯引きして、梅肉と合わせてクロアナゴの湯引きの完成。

さて実食!

 

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うーむ。細かく骨切りしたにも関わらず、割と骨が口の中で障りますなぁ。

マアナゴ以上ウツボ未満の骨感。食べられなくはないけれど、かなりしっかり噛まないと危ない。

 

身も弾力の割に旨味が薄く、特別美味しいとは感じない程度。

確かにこれはダメなハモですわ。納得。

 

二品目

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骨切りした後、片栗粉をまぶして油を引いたフライパンでじっくりと両面焼いて行きます。

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醤油、砂糖、みりん、酒等を水気無くなるまでじっくりと絡めながら焼いて、仕上げにゴマとネギを散らしてクロアナゴの蒲焼きの出来上がり。

 

・・・

 

 

・・・・

 

 

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おおっ!これは割とイケる!骨が障る感じは相変わらずありますが、先程の湯引きでは足りなかった旨味と脂感が、油と甘辛ダレで巧くブーストされた感じがあります。これは大分食べられる感じに仕上がりました。

 

三品目

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塩分10%程度のソミュール液に15分浸した切り身を干します。
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24時間後。


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これを両面こんがりと焼いて
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同じく骨切りします。

 

出汁取りも並行して行います。

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中骨や、グズグズになってしまった尻尾付近等を酒に浸け
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こちらも焼き枯らして水分を飛ばしf:id:u_f_y:20190415195533j:image

一度茹でこぼした後、アクを救いながらじっくりと煮出して行きます。


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骨切りした身を合流させ、塩で味付けし、最後にネギと大葉を散らしてお吸い物の完成。

気になる味の方は...

 

・・・

 

 

・・・・

 

 

・・・・・

 

 

おおっ!今回作った三品の中で一番旨い!😋

 

干して水分を飛ばした事で旨味が凝縮され、身に甘味を感じるぐらいになりました。腹身に近い部分を使ったからと言うのもありますが、骨は湯引きの時と比べて遥かに気にならなくなっています。

出汁も割としっかりと出ていていて、普通に美味しいぐらいのクオリティには仕上がりました。

 

干物を作る過程で浸したソミュール液の効果か、身に割としっかり塩っ気が付いていた為、やや塩っ辛くなってしまった事以外は及第点。

お吸い物にするなら、そんなにしっかり下味は付けなくて良さそうです。



クロアナゴでお吸い物がこれだけ旨いならば、マアナゴでやったら旨過ぎて口にした瞬間に死すらあり得る気がします。旨死です。旨死。

 

 

紀伊半島の港は良いサイズのニョロニョロ㌠が多く棲息し、堤防際でも良いサイズのカサゴが釣れるなど、多いに可能性を感じます。

 

来季またフェモ採りに行くとしたら、ウツボ釣りもセットでやらなければ勿体ないと言う暫定的な結論を出すに至った釣行でした。

 

そう、三重県まで行ってフェモ採った後に、紀伊半島を駆け巡るヤル気さえあれば....

 

あとはあれですね。クロアナゴではなく、堅気のマアナゴを釣りたいですね。でもきっと高級魚だしそうそう釣れないんかなぁ。

 

マアナゴ方面にも鋭く切り込んで行くのもまた来季の課題としたいと思います🎣🎣🎣

1年越しでフェモラータオオモモブトハムシを採りに行った話

昨年の3月頃からネット上の採集系のブログで複数取り上げられ、話題になっていた虫がいます。 

 

そうです。

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フェモラータオオモモブトハムシ(幼虫)です。

 

なんらかの理由で人の手から離れ、三重県で異常繁殖している外来生物

 

彗星の如く現れた「杏仁豆腐の味」がするそれは、瞬く間にネット上の野食家達の視線を釘付けにし、話題をさらって行きました。

 

しかし、生息地が三重県と言う地理的な遠さと、2〜4月頃が捕獲最盛期と言う時期的な制約から、昨年は惜しくも機会を逃した次第。

 

虎視眈眈と捕獲の機会を伺っている最中、今年3月ついにその機会が巡って来た訳であります。

 

と言う事で今回の記事、既に数多の先人達が捕獲されているフェモラータオオモモブトハムシについて書き記しますゆえ、十番煎じぐらいの内容です。フェモりたい方はどうぞご覧になって下さいまし。

はじまりはじまり🐛🐛🐛🐛

 

時は3月23日(土)0:30

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横浜から夜行バスで三重県松阪駅行きの便がある事を嗅ぎつけた私はバスに飛び乗り、三重県松阪市を目指しました。

 

バスに揺られる事7時間。

07:30に松阪駅前に着弾🚀💥

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此処から同行者の米久氏と合流し、松阪市内の河川を探索します。

 

先ずは先人達に倣い、川沿いに生えていると言う葛を探します。

次に、群生地を見つけたら葛の幹の瘤を探します。

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こんな感じの瘤を金切鋏で慎重に切り開いて行くと...

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イターーーーーー(°∀°)ーーーーーー!

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瘤の中に、アーモンドの様なサイズ感の繭を作って潜んでいます。繭を割る時に潰さないように要注意。

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思っていた以上にサイズは小さめ。フェモい。実にフェモフェモしい。

 

コロニーに当たれば採集は用意であるものの、葛の群生地ではあっても、丁度良い瘤のある木と言うのがなかなか見つかりません。

完全に枯れた瘤だと中身が空になっていたり、幼虫も死んでいたりと、条件の整ったものは多くは見つからない。

 

今回初めての試みで、ポイントも探り探りであった為、見つけづらいと言うのもありますけどね。

野食材の探索で最初から上手く行く事はそうそう無いので、根気良くやって行きましょう。

 

生木の瘤の中が圧倒的にコロニーが多い一方、枯木でも当たりの瘤はあるので軽視は出来ないです。

 

当たりの瘤だと1瘤で10匹近く採れます。いかに当たりを多く引き当てるかと言う効率重視の採集活動です。

 

今回行ったポイントがたまたまそうだっただけかもしれませんが、葛の木の周りにイバラが生えているところが非常に多く、瘤に辿り着く為に文字通りイバラの道を掻き分けて行く場面が多数ありました。

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痛いです。耐えられない程ではないにせよ本当に痛い。肌の露出しているところに刺さるとかなり痛い。

 

何が悲しくて、関東から片道7時間¥7,500かけて三重県の河原にまで来て、イバラの道を掻き分けているのか。人は何故、そこまでしてフェモを採らねばならないのか。

五里霧中、七転八倒、孤軍奮闘、暗中模索、明鏡止水、生者必滅、疑心暗鬼、暗夜行路、朝令暮改漱石枕流、大器晩成...数々の故事成語が脳内を駆け巡るフェモラータ狩りは、否が応でも己の内面と向き合わせる内省的な作業である事が分かりました。なんて知的な虫なのか。

 

そうやって自己洞察を繰り返しながら漸く見つけた葛の幹はかなり硬く、用意した金切鋏でも切断にかなり力を要しました。次回から小型の鋸も必須です。

 

このイバラ掻き分け→幹の切断でかなり疲弊しました。話し相手がいなかったら気が紛れず、本当に修行的要素の強い採集だった事でしょう。

 

今回は2つの河川の中流域〜下流域を探索しましたが、中流寄りの方が葛の群生地が多い印象でした。下流域だと河原が広過ぎて逆に探しづらい。

この辺りまだサンプルが少ないので、回数を重ねる毎に索敵精度が増して来ることでしょう。

 

男2人で、4時間でご飯茶碗一杯弱程度のフェモを確保。

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これ絶対、採ったフェモよりもフェモを採る為に失ったカロリーの方が大きいと思います。


フェモはご存知の通り特定外来種には指定されてはいないですが、生息地を拡大させない為にも、現地で確実に息の根を止めましょう。

 

うねうねうねうねうねうねうねうね

 

うーん。可愛い!触り心地はフニフニしているし、見れば見る程愛着が湧いて殺しづらくなるので、一思いにやってしまいましょう。

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水洗いした後、沸騰したお湯に投下し、再沸騰してからさらに2〜3分程茹でます。虫なので念入りに火を通します。

河原で大の男が2人で虫を茹でる絵と言うのは鬼気迫るものがあるなぁ...。

などと思いながらも、これ以外に方法が無いので構わずやって行きます。

幸い通行人は1人も通りませんでした。


さて!茹でたてを早速味見しましょう。

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そんなフェモラータオオモモブトハムシと言えば!合わせるお飲み物、こちらでやって行きたいと思います!

 

せーのっ!

 

でんっ!

 

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\銀色のヤツっ!/

(ノンアル)

 

うめえっ✨✨

 

採れたては杏仁豆腐の香りは皆無。どちらかと言うと濃厚なコーンの味と香り🌽🌽🌽

虫類の中ではかなり旨い部類に入ります。いわゆる虫臭さも全く無し。皮がやや舌に触りますが、個性の範囲で片付けられる程度。

サラダとか、チャーハン、ピラフに入れたら合うんじゃないですかね。

 

しかしこれ、本当に杏仁香が出て来るのかね?

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半信半疑のままジップロックして持ち帰り、丸々3日間冷蔵。

4日目の朝食べてみたところ、突如として杏仁香が鼻に突き抜けて来ました。

 

なんで?

 

 

なんで?なんで?なんで?

 

 

前日まで無かったのに??

 

 

噂通り確かに杏仁豆腐。紛れも無く杏仁豆腐。あまりにも不思議。
取り敢えずその状態のまま冷凍し、状態を保存。

 

時は流れて4月6(土)

東京でとって食べる生活のトモくん主催の野肉会に解凍して持ち込ませて頂きました。

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フェモをどう言う風に調理すれば良いのか一通り思考を逡巡させた後、これはもう、杏仁香をそのまま活かすのが吉と結論付けました。

 

結果、沢◯靖子氏ばりに、友だち集めてRITZパーティーを開催🎉🎉

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靖子さん!RITZに虫が乗っているわ!

 

これがCMだったら放送事故レベルで虫嫌いな人が鬼電クレーム入れそうな絵面ですが、当方虫大好きなのでなんの問題もありません。
クリームチーズ入りの方が写真映えしますが、入れない方がフェモの杏仁香が活かせると言う学びがありました。

出来れば1RITZ-4フェモ以上乗せた方がフェモの杏仁香が活きると思います。

付け合わせにミントとハチミツを加えたのは正解でした。甘味と香りがブーストされてよりデザート感が出ます。

 

しかし、世の中上には上がいます。我々とは別の日に松阪に採集に行って、同じくフェモを持ち込んだDDJ@ふく氏はさらにひと手間加え、フェモラータオオモモブトハムシを牛乳プリンに仕立てると言う、ウィットに富んだ逸品を繰り出して来ました。

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フェモをすり潰してエキスを混ぜ、牛乳とゼラチンで固めたとの事です。

もうこれが杏仁豆腐!まんま杏仁豆腐!

言われなきゃ騙されるレベルの、紛う事無き杏仁豆腐でした。

 

虫嫌いで杏仁豆腐好きの人が知らず知らずのうちに口にして真実を知ったら脳血管ブチ切れ噴飯ものでしょうね。世の中には知らない方が幸せな事も多々あります。

 

このような形で、初めての フェモラータ狩り×調理 は期待通りの結果となりました。食味の良さと、独特な杏仁香から非常にポテンシャルを感じる素材です。

 

ただ、個人的には採れたて茹でたてコーン味の方が好きですね。皮も柔らかくて食べ易い。

時間が経ったり、解凍させると皮が舌の上でゴワつくのは多少やむなしと言う感じではあります。

 

調達コストが尋常じゃなくかかる素材ですが、この時期にこの場所でないと採れない希少さから、来年もヤル気と元気があれば採りに行きたいと思います。

本来はその土地にいてはいけない生物なので、あまり採れてしまうのも宜しくない話なのですけどね。

採りに行くヤル気と元気があれば...

 

今回はデザート路線で攻めましたが、来季は採れたてのコーン味をご飯のおかずor酒のツマミとして活かす路線を探って行きたいです。炊き込みフェモご飯とかどうでしょうよ?

 

そう、採りに行くヤル気と元気さえあれば...

それが一番大事🐛🐛🐛

今季最後のカワハギ釣りで掴んだ。何かを(倒置法)

昨年11月以降どハマりしつつ、未だにメソッドを確立出来ていないカワハギ釣り案件がまたしても飛んで参りました。

 

おーこ女史:「今度カワハg

 

筆者:「行!き!ま!し!ょ!う!」

 

当ブログ史上最速の喰いつき方で返答し、今季3度目のカワハギ釣行が確定しました。しましたんだってばよ。

 

主なカワハギ漁船は1月末をもってして終わる所が大半なので、実質今季最後の機会となります。

 

舞台は、奇しくも昨年11月に乗った所と同じ船宿🛥

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今までの反省も活かしつつ、且つ今回は今季15匹/日の実績も有する、おーこ女史のアテンドもあってと、改めて餌の付け方から仕掛けの作り方、アプローチ方法、波間で揺れ動くカワハギの切ない気持ちに至るまで学び直し、万全の態勢で臨んだ次第です。

 

 

07:30出船。昨年11月の苦い思い出が脳裏をよぎりましたが、水平線の彼方に追いやり、竿を振ります🎣

 

が、釣れません。

 

当たらない。

 

一向に当たりません。

 

 

3時間経過して釣果はベラ1匹とトラギス1匹に留まりました。

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雑魚すら釣れない渋過ぎる展開に暗雲立ち込めます。

途中、迂闊にもカサゴに刺されました。

 

リリースしてから10分後ぐらいに指先に鈍い痛みがジンジンとやって来ます。

 

カサゴの毒だと気づき、即座にサーモスに入れて持って来た熱い緑茶の中に指を浸しました。

 

注意深くリリースしたつもりが棘に触れていたようです。

 

程なくして痛みが和らいだので、事無きを得ました。

 

タンパク毒には熱いお湯ですね。たまたまですが、持っていて良かったです。

 

その後もカワハギの当たりらしい当たりは一向に掴めないまま。

 

今日もカワハギ釣れずに終わるか...

 

半ば諦めかけていた正午過ぎ、竿先にいつもの小刻みな当たりが来ました。

 

此処で直ぐに合わせずに、おーこ女史の教え通りに一度竿先を海面まで下げて、ゼロテンション以下に仕掛けをたわめます。

 

その直後、先ほどより強いガツッ!とした当たりが来ました。

 

一呼吸置いて右手を竿中近くに添えてゆーーーっくりと引き上げます。

 

教えて頂いた通りに、この合わせ方を行った所、その後テンションを上げても緩めても、継続的にガツッ!ガツッ!と当たりが続きます。

 

これは...?!もしや...!!

 

恐る恐るリールを巻いて行った所、

 

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キターーーーーー(°∀°)ーーーーー!!

 

あまりの興奮で、釣り上げた直後の写真とか撮り忘れましたよね。

 

程なくして2匹目、同じ合わせ方でかかりました。

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3匹目も然り。

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なかなかのサイズ感。

 

いずれも、最初の竿先を振るアピール直後に当たったので、カワハギがいるところに仕掛けを落とせられれば、割と直ぐ当たりは来るのだろうなと言う印象を受けました。

 

血抜きは津本式で迅速に行いましょう。

 

脳天を刺して脳死状態にさせて

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エラを貫通させて切って
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良く振って放血させます。本当はエラを掴んで振った方が良いです。
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エラが鮮紅色から色が抜けて淡くなったら血抜きの成功です。

 

その後、速やかにクーラーボックスに入れて氷締めに。

 

結果、本日の自力で釣った釣果は、

 

カワハギ×3

ベラ×1

トラギス×1

カサゴ×1(リリース)

 

でした。

釣果としてはパッとしませんが、前々回のカワハギ×1、前回のカワハギ×0と比べたら大躍進である事は言うまでもありません。

 

しかも、狙い通りに仕掛けて、狙い通りに合わせて釣れたので、この業績は甚だ大きいです。

 

前回までは、最初の竿先に来る「プルッ!プルッ!」という淡いアプローチの際に、いきなりグイッと竿先を持ち上げて合わせようとして結果全て失敗に終わっていました。

 

今回の改善点は、まず仕掛けを着底させた後の、仕掛けのアピールを小刻みに、且つ今までの倍近い時間(20秒程度)をかけてじっっっくりねっっっっとりと行い、当たりがあった後に、敢えて一度テンションを緩めて餌を落とし込んで再度アピールした上で、ゆーーーーーっくりと両手を使って竿全体を引き上げて合わせて行った点です。

 

アピールタイムを超長く取った事で、カワハギが焦れに焦れて、竿を止めた瞬間からガツガツ喰って来て、さらにそこでいきなりゼロテン以下にして餌を落とし込んだので、カワハギが慌てて追っかけて喰いついて来ると言う、理想的なパターンを描けたのかなと思うております。

 

ま、実際のほどは海中を覗き込んで見ないと分からないですけどね( ´◔ ‸◔`)

 

加えて今回、おーこ女史の指導のもと、集魚装置と、中オモリを付けて臨んだ事も一定以上の釣果に繋がったと睨んでおります。 

中オモリを付けた事で、竿先を下げた時の仕掛けの沈み込む速度が上がった筈なので。

 

この駆け引きが熱過ぎるので、カワハギ釣りは面白いです。見た目の可愛らしさとサイズ感からは想像し難い、超絶初見殺しの釣りだとも言えます。

本当、アジとかサバの分かり易さからしたらハードル高過ぎましたね...

 

その後、我らの基地モリコハウスに持ち帰り、お馴染みの

 

刺身の肝醤油和え

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ソテー肝ソースがけ

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あら汁
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で、完全優勝を飾る事が出来たのは言うまでもありません🥇

 

最初こそビール飲んでいましたが、音速で日本酒に切り替えました。

南部美人旨え。値段そこそこで味が良いので超好きな酒の1つです🍶

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トラギス、ベラ㌠は背開きにした後、梅肉と大葉で包み

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唐揚げに仕立てたところ、

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これまたビールに合い過ぎて、慌ててビールに持ち直した次第でした。

アンカースチーム旨え。サッポロがライセンス持っているのだから、日本にドラフト流してくれれば良いのに。

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これを持って今季のカワハギ釣りはお終いです。また今年の11月以降、狙ってやって行きたいと思います。このメソッドが正解なのか検証を重ねつつ、他のエリアでの船釣りも開拓する所存です。

 

来季はたくさん釣ったら煮付けにしてみたいですね。不味い要素が無い。

来季のカワハギ案件、首洗ってお待ち申し上げます_(:3 」∠)_

真冬の潮干狩り単独行から野食新年会2019に行って来ました

年明け早々、私のタイムラインに衝撃が走りました。

 

や、やつが...!

1年間に及ぶ全国行脚を終えて、やつが東京に帰って来る...!!

茸本氏凱旋っ!!ついに来たかっ!!食材調達に行かねゔぁ!!

 

旬のウツボをみんなに腹一杯食べさせたるんや...

骨の一切無い腹身の上等な所を皮ごと炙って食べさせたるんや...

 

チコタンよりも堅い決意で、しかも手遅れになる前に...

 

そうと決まったら話は早いです。亜光速でエントリーし、

 

私:「あのな!あのな!うちな!みんなに寒ウツボ腹一杯ようさん食べさせたいんや!」

 

茸本氏:「...ええでっ!」

 

とウザいぐらいに暑苦しいエントリーをし、野食新年会2019への持ち込み枠参加が決まりました。

 

エントリーしたからには釣らねばなりますまい。彼らを。

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ウツボ捕獲の失敗

先ずは1月13日、神奈川県内某港へと赴きました。

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此処は前回釣り上げた所とはまた別の港。現在、ウツボ資源の持続的な利用のためにも、新規UP(ウツボポイント)を開拓中なのです。

 

初めてのポイントなので攻め方も分からない為、取り敢えずいつも通りイシダイ用ワイヤーにイワシのぶつ切りを括り付けて港内中央へと仕掛けを投下。

 

やり始めてから小1時間で

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キターーーーーー(°∀°)ーーーーーー!!

 

U・T(su)・B(o)!

 

U・T(su)・B(o)!

 

72〜75㎝ぐらいでやや小振りですが、紛れも無くウツボ

 

この港は居ますね。まだ攻め方が分からないですが、今後も継続して通う事にします。

 

その後、アタリが無くなったため、午後はいつもの某港へと移動。

 

此処は相変わらず魚影が濃いです。何度もアタるのですが、合わせが上手くいかず、バラすこと数回。

 

その後、時間も押し迫ったラストチャンスで。

 

つ、釣れ...?!

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イスーーーーー?!
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ウツボが海底に投げ捨てられたイスに絡まり、イスごと釣れそうになったこの直後、糸が切れて海中へと沈んで行きました。

 

もう知らない!

 

イスなんか嫌い!

 

二度と座らない!

 

これからはオフィスでもバランスボールしか座らない!

 

故に、皆さんのオフィスで頑なにバランスボールを使っている猛者がいたとしたら、西湘ウツボを釣ろうとしてイスに糸を切られた方達なのだろうとお察し下さい。結構辛い思いをしてるんですよ。彼らも。

 

という事で、70㎝台のやや小振りな1匹しか釣れずに終わりました。

このウツボは試作した所で全て消費してしまい、野食会向けウツボメニューは無事にお蔵入りとなった次第です。

 

皮目を炙ってネギポン酢で拵えた腹身のタタキは、脂が乗りまくっていて大変美味しゅうございました。

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クミンパウダーと唐揚げ粉で揚げた下半身は、骨切りを念入りに行ったものの、まだ骨が強烈に舌に障ったので、今後の課題とします。

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下半身の有効な使い方を、どなたか教えて頂きたく思います。

他にもやりたいメニューがあったのですが、手に入らなかったのでしょうがない。

 

 

真夜中のシオフキ採集

野食会までの残り時間からするに、確実に獲れる食材を集めるしかなさそうです。

 

こんな事もあろうかと、野食会エントリーの際に、茸本さんには事前に

 

私:「あのな、あのな、うちな、ウツボ獲れへんかったら、シオフキ出そうと思ってんねんて...」

 

茸本氏:「...ええでっ!」

 

と許可を頂いていた為、シオフキの採集へと舵を切る事にしました。

ちなみに上記の私と茸本さんの遣り取りはほぼ100%脚色されています。ご了承下さい。

 

さて!時は1月19日の土曜日!

この日も朝マヅメでウツボを狙ったものの、空振りで終わり、昼過ぎに慌てて自宅に一旦帰宅。夜の干潟行の装備に切り替えました。

 

「冬でも潮干狩りって出来るの?」

 

と、疑問に持たれた方もいらっしゃると思いますのでお答え致します。

 

出来ます。

 

ただ、冬場は干潮の時刻が夜間〜深夜帯になる上に水温も気温も低い為、進んでやる人は少ないと言うのが実際の所です。後はヤル気の問題です。

 

この日の東京湾の干潮時刻は22:10。

イケる...っ!!

上手く行けば終電にも間に合うっ...!!

 

Just do it.

誰もが最初は無名のファンに過ぎなかった...!

 

✔️

 

20:40に最寄駅に着弾。

此処から徒歩で干潟を目指します。急ぎで歩いても30分はかかる距離。

 

余りに寒いのと心細いのとで、写真を殆ど撮っていなかったのですが、21:10頃に干潟に到着。採集を始めます。

 

シオフキは非常に殻が薄く脆いので、熊手を使って掘るとあっという間に殻を破って殺してしまいます。

その為、真冬の夜中の干潟を素手で掘ると言う、正気とは程遠い所業に及ぶ事となります。

 

 

ポイントに到着すると、夏頃よりもサイズの良いシオフキが次々と地面から出て来ました。

 

此処は本当に良いシオフキポイントです。誰も採らないですけれども。

採集している間に、気温も海水温も下がって行き、手が限界を迎えた為、1.5時間ほど掘り進めて採集を終了しました。

 

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ざっと3kg〜ぐらい。狙い通りの釣果です。これだけあれば2品ぐらい作れるでしょう。

 

急いで靴を履き替え、終電もギリギリ間に合ったー!サクセスー!

 

と余裕をぶっこいていたら、案の定疲れからか、黒塗りの高級車に追突する事なく、寝落ちして終電を乗り過ごしました。

 

止むを得ず我が常宿、自遊空間にてビバーク

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シオフキの下処理と調理

翌朝、自宅へと戻り、シオフキの砂抜きと調理へと取り掛かります。

以前にも記事に書いたとおり、シオフキはアサリ等ほかの貝と比べて砂を吐き出し辛い上に、掘り出してから弱るのが早い為、出来るだけ速やかに処理を行わねばなりません。

 

急いでバケツにあけて真水で洗います。

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特に海水に浸したりせずにそのまま持ち帰りましたが、割と元気そうです。

 

そこそこなサイズのアサリも数個混ざっていました。文字通り、江戸前のアサリ。
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真水で2〜3度良く洗ったら酒と水を張った鍋に入れて温めます。
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煮立って貝が開いたら、茹で汁は替えずに貝だけ取り出して水に浸けます。
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入りきらなかったシオフキを同じ茹で汁で温め、貝が開いたら同じ様に取り出して水に浸します。

これを繰り返す事で、シオフキの旨味成分が茹で汁に蓄積され、アサリ並みの旨味を持ったダシ汁が完成するのです。

 

 

オキシジミも混ざっていました。
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後はひたすら貝殻から身を取り外す作業。此処が工程の中で一番怠いです。
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↑の量の貝殻から取れた身は、実質この程度です↓
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シオフキはアサリ等と違って、貝殻が大きくなっても中身は大きくなり辛いという事が分かりました。

 

これを身だけにした所で、水の中で勢い良く反時計回りに掻き混ぜ、身の中の砂を強制的に外に出します。少しザルの底面に押し付けるぐらい強めでやった方が良いでしょう。

 

これを4〜5回繰り返し、水の中に砂が混ざらなくなったら下処理の完了です。

今回の量で、1人でやってだいたい3時間ぐらいかかりました。

この手間が、シオフキが絶妙に人気の出ない所以だと思われます。味は悪くなくとも、下処理がアサリの数倍時間がかかります。

 

茹でた鍋底にもかなりの砂が溜まりますが、身をかき混ぜたボウルにも結構な量の砂が溜まるので、これらの工程は必須である事がお分かり頂けると思います。

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茹で汁は4ℓほど確保。シオフキは上記の工程を行う為、身に旨味がほぼ残らないので、このダシ汁を如何に確保して使うかが、美味しく食べる肝です。

 

野食会に出したシオフキ料理は、このダシ汁にさらに昆布ダシを足して、旨味をブーストさせております。

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シオフキ調理編

さて!さてさてさて!

此処までやって、漸く調理へと取りかかれます。いつもながら、長い戦いでした。前回9月に書いた記事でも取り扱っているレシピなので省略して書きますが、今回のシオフキメニューは、お馴染みスンドゥブチゲと深川飯でございます。

先ずはスンドゥブチゲから。今回は7〜8人前ぐらいを想定して作っています。

唐辛子は韓国産を用意。日本のものより甘く、まろみがあります。

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おぼろ豆腐4丁。
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シオフキの身を、全体量の半分使用。
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胡麻油で炒めた牛肉600gとシオフキのダシ汁2ℓを合わせて煮込めば出来上がりです。

味付けは塩胡椒と醤油です。

これが簡単で、且つシオフキ料理としては暫定で1番旨いです。濃厚に取ったシオフキのダシがアサリと同等以上に感じられます。仕上げに青ネギと半熟卵を入れてお召し上がりください。
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続いてもう一品。干し香茸などと言う、エクストリーム過ぎる高級品を頂いていた為、

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これを一晩かけてシオフキのダシ汁で戻します。

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それ以外の手順は、いつもの深川飯と同じです。

 

鍋に油抜きした油揚げ、長ネギ、シオフキ、味噌、みりん、砂糖、シオフキのダシ汁を入れて汁気が無くなるまで煮詰めf:id:u_f_y:20190201200434j:image

 

出来上がったものを、醤油、塩を入れてシオフキのダシ汁で炊いたご飯の蒸らしの段階で投入し、余熱で10分間再加熱したら出来上がり。

三つ葉を仕上げに散らします。

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今回は4合炊きました。

元々何をやったって旨い深川飯に、香茸の香りが添加された事でそれはもう不味いわけがない逸品に仕上がりました。

山海の幸をいっぺんに頬張れる贅沢さ。

今年こそは自力で香茸も採りたいです🍄

 

 

野食新年会2019本編

そして迎えた1/26(土)

 

毎回毎回当日の朝に仕込むので、会場到着がギリギリになる野食会ですが、今回は珍しく開会40分前に到着出来ました。人は進歩するものですね。エラい。

 

私のスンドゥブチゲは自宅からの持ち運びの振動によってシェイクされまくり、およそ食物と思えないケミカル色に成り果てていましたが、味は普通に良かったと思われます。

 

青ネギ散らして誤魔化してもケミカル色はケミカル色でした。

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会場ではバトルフィールドが展開され、次々と野食材をふんだんに使用した料理が並びます。

こちらは鍋ゾーン。

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エゾシカのスパイシーハンバーグ。不味い要素が皆無じゃないですか。食べ逃しました。

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東京でとって食べる生活

の、トモくん持ち込みの、自獲りしたアライグマの唐揚げ。アライグマの写真がなんとも気持ちにさせられます。

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味は普通に旨かったです。マトンと同じぐらいの感覚で食べられます。

 

かおさん作の野草のナムル。パワー系の料理が跋扈する中、安心する味でした。
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隼丸さん作の野草のチヂミ。クコ、ハマダイコン、ノビル、カラスノエンドウ。どれもクセなく美味しかったです。自作の擬人化イラストも超可愛い☺️

ノビルのチヂミ=ノビチヂミ

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アイソさん持ち込みのユムシシリーズ。塩辛は食べ逃しました。食べた人の感想では、「日本酒が音速で消えて行く味」だったそうです。

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ユムシのしゃぶしゃぶ。ユムしゃぶ。

これは美味しかったです。良い意味での磯の香りと貝類ならではの弾力と旨味がありました。ユムシ旨い。

今後積極的に狙って行く獲物に認定します。

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なまこ酢。酒を...!酒を......!!

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アイソさんはクネクネ系にお強いと言う学びがありました。

 

はるき船長は、自分で釣り上げられたイシダイ㌠を惜しげも無く大放出。

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イシダイのしゃぶしゃぶとか、これまた不味い要素が介在する余地は一切無く、ニューロンシナプスが伝達量のオーバーフローにより音を立てて崩れて行くのを感じました。
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さらにそのイシダイのアラを使って

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アラ汁など出された日にはこれまた旨味が塊となって味蕾をブッ刺して来たわけです。

すごーい!うまーい!😋
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こちらは鹿の脳をボイルして冷凍しておいたもの。鮮度落ちする前に茹でられていたので臭みは無く。

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CTスキャンばりにスライスして。
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ポン酢をかけて食べたら、獣感の強い白子と言った味わいで、こちらも逸品でした。豚の脳味噌刺しと同じ感覚で違和感無く食べられます。
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ginkoさん作のキノコ入りビリヤニビリヤニクイーンのビリヤニはスパイス香バチバチで力強く旨かったです。

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ナイスブラウン👏👏
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漫画家のこれかわ先生は自分で獲られたアナグマを捌き

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炒めて出してくれました。脂が甘くて超絶力強い味わいでした。タヌキやアライグマのようなマトン系の臭いは無かったです。ビールのお供に🍺
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会も終盤に差し掛かった頃に満を辞して登場した、てーぼーさん作のアオリイカの焼きそば。完全に満腹中枢がヤラれました。イカと麺の量が同じなんじゃないかと言うぐらいの使用量。

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この他にも食べきれてない料理が多過ぎて紹介しきれないのが大変に恐縮ではありますが、数多ある料理の中で個人的に最も暴力的で、私の心のやらかい場所を締め付けて来たものが、

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wakiyakuさん作のトリュフバターでした。もうシンプル且つ力強い響きですよね。トリュフバター。

これをヤマモさんのヤマドリタケパンに塗って食べたら、旨味と香味で完全に語彙力が奪われました。

多分、うまーい!うまーい!しか言ってなかったと思います。

 

恐れ多くなって、こんなに沢山食べて良いのかwakiyakuさんに尋ねたところ

「まだ家に一瓶あるので大丈夫です」

と、力強いお返事を賜りました。

すごーい!すごーい!

 

後から皆さんの写真や、トモくんのブログ

を読んで、相当に食べていない料理があった事を知りました。

 

持ち込み枠で作っていて、且つビールばっかり飲んでいると、

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ついつい食べるのを忘れます。開場前にフライングして飲んだヱビスマイスターと、超奮発で持ち込んだシメイブルーのグランドリザーヴがとてもとても美味しかったので良しとします。

3ℓ持ち込んだシメイブルーが結構なスピードで無くなったので、皆さんの酒の強さには感服です。

 

また、私が持ち込ませて頂いたスンドゥブチゲと深川飯も好評を頂けたので作り手冥利に尽きました。

 

まだ見ぬ食材との遭遇や、既知の食材でも、未知の調理法との邂逅など、参加のたびに発見があるので、野食会は実に面白い催しだと思っております。私も初参加の2年前から時を経て、持ち込み枠で参加出来るようになりました。

 

興味のある方は、最初は手ぶら枠で良いので是非ともご参加頂けたらと思います。主催の茸本さんを始め、スタッフをやって下さっているあやさん等、皆さんのご尽力あって毎度楽しく参加をさせて頂いております。

 

今年はコンスタントに東京会もやって行かれるそうなので、また機会あれば参加したいと思っている次第です。

 

既に、次回に持ち込みたい食材と調理法の青写真は私の脳裏に浮かんでいますので。

 

最後に、茸本さんのサインと横山先生のオリジナルの都田さんのイラスト入りの「僕は君を太らせたい!」の単行本を頂く事が出来たので、大変に有り難い会でした。

 

“都田さんに、隙は無い”

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“残心”
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次巻も楽しみにしております。

 

それでまた。

山頂で初日の出を拝みたかった(過去形)

新年おめましてあけでとうございます🌅

旧年中は大変に大変でした。本年も大変でしょう。おそらく。

それでも私たちは。或いは。

 

時は2018年12月。

年末年始どう過ごそうかな〜

家で飯食って寝てるだけでもな〜💤

とは言え、クラブで年越しするほどのテンションでは無いしな〜🎧

 

 

(・w・)💡

 

 

そうだ!山に行こう!

 

 

山でご来光を拝むなんか、実にそれっぽくて良かけんね。

 

 

もうワシ決めたもんね。

 

 

都会の喧騒を離れたテント場で、2018年を振り返りながら仲間内でゆっくり酒など飲みつつ、山頂で初日の出を拝んで巷のインスタ女子に負けない写真を撮れば、2019年はもうワシらの勝ちだけんね。

 

まだまだ若いと錯覚しがちな30代独身野郎の時代がやってくるけんね。

 

 

と鼻息荒く一念発起して、方々の山仲間に声をかけたところ

 

・1日から仕事

 

・実家に帰る

 

・既読スルー

 

等々、それぞれの様々な理由で誰1人として捕まらず。

 

 

晴れて単独行となりました!

 

わぁいヽ(ω・ヽ)(ノ・ω)ノ わぁい♪

 

30歳,40歳ともなると、みんなそれぞれの生活があるからのう!

 

致し方無いのう!

 

 

漢は独り荒野を目指す時があるんだろうのう!

 

 

と、言うことで行って参りました。

 

丹沢・塔ノ岳。

 

はい。こちらの山、念の為紹介をさせて頂きます。

 

標高1,491m、丹沢山系の南部に位置し、都心からのアクセスの良さと適度な登り応え、山頂の360°の展望の良さから、丹沢山系の中でも大山、鍋割山と並ぶ人気トップ3に入る山で御座います。

 

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とは言え、1番アクセスのし易い大倉からの登りは全編ほぼ階段で標高差1,000mを行き来する、バカみたいな疲労度を誇る為、通称「バカ尾根」と呼ばれる初心者殺しな山なのです。

 

そして、この塔ノ岳、全方面に渡ってテント泊禁止な丹沢の中で唯一、合法的なテント場がある山でもあるのです。

 

今回は12月31日の夕方までにそのテント場、大倉高原山の家にテントを張り、翌日早朝にテント場を出発、06:51の日の出までに山頂に到達すると言うプランで御座います。

 

それではやって行きましょう💨

 

 

12月31日

大倉〜大倉高原山の家

 

15:00頃、登山道入口の大倉バス停に到着。

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以前は観光客向けのお土産店だったのに、気づいたらコンビニになっておりました。

あいにく年末年始は休みでしたが。

随分と便利になっとろうのう!

 

此処から30分ほど登山道を登ると、程なくして大倉高原山の家の分岐に差し掛かります。

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このテント場、紆余曲折を経て現在、管理人不在で閉鎖されています。

一応名目上は建物の老朽化の為に再整備をするとの事ですが、再開時期は未定です。
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この分岐からさらに10分程歩くと大倉高原山の家テント場に到着。

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5年前に使った時には管理人の方がいたのですけどね。案の定今は誰もいません。

 

とは言え、使ってはいけない訳ではないので、ありがたく使わせて頂く事にします。
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水道は断水しています。近くに沢の水を汲みに行く事も出来ますが、今日は水を2ℓ持ち込んでいる為、割愛。


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トイレは稼働していました。一回30円でバイオマストイレが利用できます。

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の◯いのビデオに出て来そうなグルーヴ感。

 

これは、このテント場に残された者達の怨念とでも...言うのだろうか...?


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これ尻晒したら下から見えない手に鷲掴みにされるパターンやけえの。
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男子小用はド硬派に壁ションスタイル。端っこの穴ぼこに勇猛果敢に流れ落ちて行きました。

 

冬場なので幸い臭いは気になりません。

 

何はともあれ、トイレがあるのは有難い事ですね。

 

さてさて、一通り周りの下見を終えたのでテントを張りましょう。

 

今日のテントは、メインテントのアライのエアライズ1。

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このテント場、丹沢唯一とは言え、麓から近く、縦走路の中継点としても使えない為、使いづらさから人気の無いテント場ではあります。

 

しかし、この日は私も含めて全部で12張。初日の出登山を狙う人たちで賑わっている方でした。

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今日の夕飯はファミマ産の鍋焼きうどん。

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年越しなので年越しうどんです。最近の冷凍うどんは予想以上に旨くて助かります。

 

ポータブル卵入れに忍ばせた生卵とレトルトご飯を使い
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残り汁は雑炊にしました。山でレトルトご飯を使うときは、私はだいたい雑炊飯に使用します。まともに容器ごとお湯で温めるより、遥かに火の通りが早いです。
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単独行なので食事は簡潔に済ませます。

 

食事後、秦野市内の夜景が見事だったので、iPhoneで撮影。

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シャッター開きっぱなしに出来るアプリでやってみましたが、これぐらいが限界ですね。私自身はカメラは専門では無いので、この辺りは私の山旅に同行して下さるカメラマンの方を今後募って行こうと思います。

 

世がSASUKEと紅白で盛り上がるであろう中、19:30頃就寝。

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1月1日

大倉高原山の家〜塔ノ岳山頂〜大倉 

 

夜中、何度か寒さで目を覚まして重ね着しながら、02:00起床。

この時点での気温3℃。

今回、寝袋はモンベルの最上位のダウンハガー900 #1を使用

 

-5℃〜-10℃でも使えるモンベルのフラッグシップモデル。

 

しかし3℃の環境下でも少し肌寒く感じましたね。

 

この辺り、個々人の寒さに対する耐性と防寒着の着用によって大分差が出る事が分かりました。

 

私自身は、おそらく寒さの耐性がかなり低い方だと思われます。暑いのは超得意なんですけどね。

 

今回の私のレイヤリングは、

下からモンベルのジオラインの中厚手

 

 

ファイントラックのドラウトセンサー

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パタゴニアのR2ジャケット

 

 

モンベルノマドジャケット

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首元にアイスブレーカーのネックウォーマー

 

 

 

停泊時には、ノマドジャケットの上にモンベルのサーマラップジャケット

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一番上にバーグハウスのハードシェル

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でした。

下は、同じくモンベルのジオラインのタイツ中厚手

(モンベル)mont-bell ジオライン EXP.タイツ Men's 1107522 BK ブラック L

(モンベル)mont-bell ジオライン EXP.タイツ Men's 1107522 BK ブラック L

 

 

ノースフェイスの3シーズン用パンツ

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その上にモンベルのストームハンターを標準装備にして

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停泊時には
モンベルのサーマラップパンツ

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でした。

 

 

これで寝ても肌寒く感じたので、今後これ以上に寒い環境に挑むならば、メリノウールの肌着、足先に保温ソックス、上下ダウン、ホッカイロ等々使って行くしか無いかなと思いました。

 

ガムシャラに着込めば良いものでもないので、冬山のレイヤリングについては今後研究を重ねて行きます。

 

動いたら動いたで暑くなるので冬場は体温調節に対して夏場より遥かに気を使います。

 

少し寒いと思ったら着込む、暑かったら脱ぐ、と言う細かい手間を怠ると途端に低体温症等招きかねないので。

 

さて、朝食にしましょう。

アルファ米をお湯で戻して

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前回のモツ鍋回の余りの出汁ガラで作ったオカカふりかけをかけて頂きます。
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うーむ。茶色旨い!

 

さて、これだけだと色気が足りないので、新年ですし、餅を焼くとしましょう。
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フライとテント本体の僅かなスペースを使ってやって行きます。

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抜かりなく用意したスライスチーズと海苔で巻いて食します。んまい。

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朝食後、魔法瓶に熱々のティーバックの玄米茶を詰めて、03:20テント場を出発。

 

単独行ですし、頂上まで真っ暗ですから気合入れて行かねば!

 

 

と思った5分後!前方に続々と灯りが!

 

思っていた以上に登山者が多いです。なんなら自分のヘッドライト使わなくても良いぐらいに。

 

さて、淡々と歩いて行きましょう。

平均コースタイムで、山頂まで3時間ぐらいの道のりですが、今回はアタックザックでの軽装なので2時間20分で山頂に到着。

 

まだ日の出まで1時間以上あるものの、既に山頂は日の出待ちの登山客で溢れています。

 

皆んな考える事は一緒だな〜などと思いながら、私も日の出待機します。

もう、寒いです。とにかく寒い。風は強いし、雪も少しパラついている中で動かず待つのはなかなかの苦行です。

上記の装備全て着込んだ上で、さらにツェルトを被って風を凌ぎます。

ツェルトの中の気温−3℃。

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しかし風を防げるだけでも体感温度が大分変わりました。昨年夏の双六岳に続き、

ツェルトの効果は甚だ大きいです。

被るだけでかなり変わります。

 

ツェルトの中で魔法瓶に詰めた温かい玄米茶を飲みつつ、行動食を食べて身体を温めます。

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TBSの取材班の方々も初日の出中継をするべくスタンバッておりました。

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合間合間、周りの登山客向けにも話をしてくれたのですが、150kg の機材を担ぎ上げて12月30日から2泊して待機していたそうです。

 

そろそろ日の出間近となる06:40、いよいよ空が明るくなり始め、太陽が顔を...!

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出しません!!

 

なんという事か..._(:3 」∠)_

 

 

雲の中に入ってしまって完全に太陽が隠れてしまっています。

 

TBSの方々も

「我々は何のために登ったのでしょうか!」

「もう、こちらには(映像)振らないで下さいねー!」

と、諦めモードの実況をされていました。いかなる状況でもネタに出来るのはやはりプロ📹

完全に日が昇った時刻なので、私も諦める事にします。

 

 

さて、そんな見れなかった初日の出に合わせる飲み物と言えば!

こちらでやって行きたいと思います。

 

 

せーのっ!

 

 

でんっ!金色のヤツ!

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半ばヤケクソ気味に開栓しましたが、注いだそばから凍り出しましたし、飲んだ途端、身体の内側から冷えて来ましたよ。

 

氷点下の吹きっさらしの環境下でビールを飲むと身体が冷えると言う分かりがありました。

 

山で飲むビールが何でもかんでも旨いと思ったら大間違いです。

 

今後はこの辺り気をつけてやって行きたいと思いました。

 

山頂は一面樹氷が出来ていて見事でした。

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さて、あまり長居してもしょうがないので、07:00過ぎに下山。

 

15分程下った所で

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遅いわっ!!

 

今さら出て来ても知らんわ太陽!

 

しかし空気は澄んでいたので三浦半島から真鶴半島まで綺麗に写りました。

 

左側が三浦半島

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右側が真鶴半島
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釣り行きてえなあ。

 

テント場に戻り、小一時間ほど昼寝して撤収。

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初日の出を見事に逃してしまった私ですが、そうです、思い当たるものがありました。

 

我々にはあったのです。

 

もう1つの太陽が!!

 

そうと決まったら一路、高円寺へ。

 

そうです。

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我らが太陽です!
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2019年の太陽始めは、瓶ビール+Cセット。

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元日からやっているのもそうですし、入れ替わりの激しい高円寺で屈指の業歴を誇り、且つ未だにラーメン1杯480円で提供してくれる、その普遍性たるや、正に太陽☀️

派手に旨過ぎる訳でもなく、じんわりと沁み入る煮干しベースの醤油味は普段使いに最適。

 

我らが太陽。何とかして初太陽を回収出来たので、今年はきっと良い事があるに違いないと信じ込ませて、初日の出山行を終わらせました。

 

それでは皆さま本年も宜しくお願い申し上げ奉り、候👏👏👏

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

塔ノ岳 大倉ピストン

技術:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

体力:★★★☆☆☆☆☆☆☆

 

(高尾山を

技術:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

体力:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

を基準値として)

モツ鍋について本気出して考えてみた

年の瀬にこんばんは。地域密着系Web型非エンターテイメント、あなたの街の宣伝担当者こと私です。決して本部長ではない所に、担当者の憂いを感じて頂けたら幸いです。

 

ここ最近、調理と釣り系YouTubeが面白くて、良く観ています。

 

YouTuberの皆さん良く勉強されていらっしゃるし、捌き方や下処理のやり方等々、動画で非常に分かり易く解説して下さっているのでとても参考になります。 

 

良い時代になりましたね。

 

はい、そう言うわけで今回、前回の続きのウツボ調理ではないです(それについては近々まとめます)

 

いつも通りのある日の事、↓こちらの谷やんさんの動画を観ていました。

 

う、旨そう...😍😍

 

しかも、これなら出汁取りから始めても何とかなりそう...!

 

やるしか、あるまい。

 

JUST DO IT.

 

誰もが始めは無名のファンに過ぎなかった。

 

✔️

 

 

はい。今回、完全に料理回です。捕獲でも何でもないのでモツ鍋を1から作りたい方はお読みください。

 

基本的には谷やんさんの動画のレシピを踏襲してはいますが、モツ鍋初心者が恐らくハマりがちな罠に私自身どハマりしたので、其処は重点的にお伝えして行こうと思い奉り、候。

 

 

先ずは、新鮮な生モツを何処で手に入れるか。これが最重要課題である事は明白。

 

茹でたものは言語道断ですし、冷凍も出来れば避けたい。

 

早速、リサーチを繰り返し、上野にある上野肉店が超新鮮な和牛の生モツを取り扱っているらしいと言う情報を手に入れ、我々一同(と言うより我一人)は、上野へと向かいました✈️🌎

 

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この並び、アメ横の喧騒からは少し離れた、JR上野駅から見て昭和通りの奥にある通りです。

知る人ぞ知るキムチと肉屋の名店街。

出口としては銀座線の3番出口が一番近いです。

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アメ横程ではないにしても、年末だけあって、どの店もかなり繁盛しておりました。

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さて此処でモツ鍋初心者(私)が陥った罠です。

谷やんさんの動画でもシマチョウが使われていたので、当初、当然にしてシマチョウを買った次第なのですが。
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良く良く見ると、「大腸煮込み用」も売られています。
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この存在に気づいたのがつい最近の話。お店の人に違いについて尋ねたところ、

「大腸煮込み用も、シマチョウも同じ和牛の生の大腸だけど、シマチョウは焼肉用に周りの汚れとか脂を良く取り除いてあります。」

とのこと。

 

 

・・・

 

 

(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー!! (`・д´・ ;)

 

 

知らずに過去2回、焼肉用のシマチョウ買ってしまっていたわよう!

 

どおりで、脂っ気が少なかったわけだわよう!

 

しかも、結構値段が違うんですよね。モツ鍋やるならキロ単位で買うので、1,000円以上変わって来るので。

 

と言う事で、当初焼肉用を1kg買ったものの、翌日煮込み用を500g買い直しました。

 

余談ですが、焼肉用を焼肉に使う場合でも

「少しは下処理した方が良いです。」

と店の人からのアドバイスがありました。

 

さて、一通り材料買って来たので、調理に取り掛かりましょう。

 

シマチョウ焼肉用1kg+煮込み用500g

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野菜㌠

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かつお

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先ずは、かつお節で一番出汁を取ります。

沸騰したお湯の火を止めて、水の量に対して3%程度の量のかつお節を入れて、3分放置して濾します。

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濾しました。

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綺麗な黄金色ですね。

 

その後、濾したかつお節は捨てずに、再び水(目安一番出汁の水量の2/3)から煮出して行きます。

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沸騰してから3分ほど弱火で煮出したらかつお節を適量加えて、さらに3分程放置。

その後、軽く絞るようにして濾します。

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濾しました。
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先ほどより少し濁ってはいますが、旨味はより強く出ています。

 

これらを合わせた汁に、醤油、みりん、酒、砂糖適量を加えて、ベースとなる汁は出来上がり。

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さて、モツの下処理です。

酒をかけて良く揉み込みましょう。

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谷やんさんの動画では30分程酒に浸けていますが、私の今回のモツは新鮮である事が以前からの試作で推察できたので、15〜16分程度でやっています。結果、臭いの面の問題はありませんでした。

 

その後、生姜スライスを乗せて熱湯を全体が浸るまで回しかけ、菜箸で10秒ほど回します。

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熱湯に浸り過ぎないよう、間髪入れずに氷水に入れて冷まします。

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その後水気を切って、作っておいた汁で下茹でをしましょう。

 

此処も初心者が陥る超注意点ですが、モツの下処理をした汁を捨てる時は、くれぐれも三角コーナーのネットを通して捨てましょう。

当初、そのまま排水口に流したら、浅皿で脂が止まってくれたとは言え、シンクが詰まって超絶大変でした。

モツの脂の量恐るべしです。

 

さてさて、再沸騰してから3分ほど経ったら汁から上げます。

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今回私が買ったシマチョウは切れていなかったので、下茹でをしてから一口大に切り分けています。

生の時に切り分けようとしたら、弾力とヌメりが強過ぎて切り辛かった為です。

 

一口大に切り分けたものを醤油とニンニクでそのまま頂いてみます。この時点で旨え。

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ちなみに、煮込み用と焼肉用のシマチョウですが、煮るとビジュアル面でも違いが明確に出ました。

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手前が焼肉用、奥が煮込み用。

厚さが明らかに違いますね。この厚みが即ち脂っ気なので、鍋には断然煮込み用です。

 

さて、下茹でしたモツを切り分けたら完成間近!

 

キャベツ、3〜5分ほど下茹でをしたササガキごぼう、モヤシ、ニンニク、下茹でしたシマチョウを並べて、唐辛子を散らし、スープを入れて火にかけます。

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キャベツが少ししんなりした所で、京浜〜九州地区を結ぶニラベルトを渡しがけ、香り付けの胡麻油と胡麻を塗して、蓋をして蒸らしたら完成。

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実食。

 

 

 

 

うーーーまい!!

 

 

 

 

臭みは、ほぼ無し!!

 

 

 

上野のあの界隈の精肉店はいずれもクオリティ高いようですシマチョウに限らず、上タンやマルチョウ、センマイ、ハチノスと言った各部位も割と安めの価格で売られています。

 

バーベキューや家庭で焼肉やる時なんかにも使えそうですね。

 

 

後から追いシマチョウ煮込み用をやった甲斐があり、かなりモツ鍋の正解に近づきました。

 

 

あと一点、課題があるとしたら、最適なモツの弾力を探し当てる事でしょう。

このモツ、味は申し分ないのですが、割と弾力があります。

なので、けっこう小さめにカットしました。

 

いわゆる「名店」で出すモツ鍋がどの程度の柔らかさなのか、また柔らかくするのであれば、その秘訣について今後考察を深めて行きたいと思います。

 

別の精肉店で煮込み用を買って試すのもありですね。

 

或いはマルチョウ(小腸)を中心とした打線を組むか。

 

 

先ずは東京圏の醤油ベースの名店を食べて答え合せをすると致しましょう。

 

 

そして、〆は生ラーメンを入れて頂きます。

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東京圏のスーパーだとちゃんぽん麺だけ単体ではあまり売られていないので、ラーメンにしました。

 

モツ鍋に関して言えば、雑炊よりも断然に麺が合いますね。

かつお出汁とモツの脂が効いた醤油スープに太麺がバッチバチに良く合いました。

 

3回目にして、漸くモツ鍋の入口に立てた気がします。

 

そう、私のモツ鍋の旅はこれから始まります。

 

それではまた、次の旅路でお会いしましょう(((((((((((っ・ω・)っ 

2018年冬季ウツボシーズン開幕+ウツボの確実な血抜法の考察

この1週間の1,000円以上にも及ぶ日経平均株価下落に慌てふためいてる皆さんこんばんは🌃

私もです📉📉

 

良いんです。良いんですよ。下がったらまた買えば良いんです。買い続ければいずれ浮上する事はこの30年間の歴史が証明してくれているのですから。21,000円割るような事があれば買い足すつもりではいます。

 

哀しくなんかないんだからっ( つ᷄.̯σ̣̥᷅ )!!

 

 

捕獲編

それはさておき、11月23日に11月3度目の釣りに行って参りました。

 

今までほぼ釣りなどやっていなかった私が1ヶ月に3回も釣りに行く事になろうとは、誰が予測できたのでしょうか。

 

完全にハマりつつあります🎣🎣🎣

 

さて、昨年は借り物の竿と仕掛けで1匹も釣り上げる事の出来なかったウツボですが、

 

そんなヤラレっぱなしの私ではない!!

 

☆さよなら☆昨年までの私☆

 

昨年の伊豆半島での反省を踏まえ、自分で揃えた装備で、自分で調べたポイントで今年のウツボはシーズンインしましま🦓

 

使った竿は、そう。アレです。

 

カミツキガメ

の時に間に合わせで買った上州屋のファミリーサビキセット¥3,000。

 

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これに付いて来たリールの糸がナイロンの3号だったので、今回は6号に張り替えて臨みました。

 

針は、これまたカミツキガメの時に使ったタチウオ用と、ワイヤーを用意。

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エサはスーパーで買った生のマイワシを現場でブツ切りにして使用。

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道糸を中通し20号のオモリに通して、ブッ刺すだけの至って簡単な仕掛けです。

初心者にはこれぐらい簡単な仕掛けで丁度いいです。分かり易くて非常に助かります。

 

釣るポイントは口コミ、ブログの写真、YouTubemixi魔法のiらんど、infoseek等、あらゆる情報源から総合的に判断して、ここだろうと言う所を選定。

 

 

さて、始発でポイントへ向かい、実践です。

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糸がたわんでいるところや、リールのサイズに糸のサイズが全く合っていないところ等、随所に初心者感が滲み出ていますが、良しとしましょう。背伸びしてもしゃぁないすわ。

 

山やり始めの頃を思い出します⛰

 

隣に明らかにウツボ狙いの装備の別グループがいました。

ウツボってそんなにメジャーな獲物だったん?

 

とは言え、気にせずやって行きましょう。

 

水の透明度が高いので、良く見ると海中をウツボがぬらぬらと泳いでいる姿が見えます。

 

その目の前に針を落として、誘います。

 

喰い付いて来た回数、無限♾回。

 

こんなに簡単にアタリ判定貰って良いのかと言うぐらいに楽な釣りです。此処までは。

 

ただ、アタッてから巧く引っ掛けないとウツボに針が刺さらず逃げられてしまいますし、ナイロン6号程度の糸では、引っ掛けた後も首を振られている間に簡単に喰い千切られてしまいました。

 

これで5〜6回はバラしました。

 

PE10号以上の糸でないと喰い千切られると言う学びがありました。

 

一方で同行者のDDJ@ふく氏はその辺り、私以上に抜かりなく準備をし、ブリ用の船釣りの竿とリール、PEライン、イシダイ用のワイヤーと言う無双スタイルで臨んでおりました。やりおる。

 

周りは、サビキを楽しんでいる親子連れや、おそらくチヌ狙いのベテラン勢がポツポツといる中で、明らかに場違いなウツボ釣り勢は、1人で戦争でもおっ始めるのかと言うぐらいの重装備。

 

しかしその重装備が功を奏し、DDJ@ふく氏が最初に釣り上げました。

しかもメーター近い大物。

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(ご満悦のふく氏)

 

予習不足で脆弱なサビキ竿で挑み続ける私。今さら後には引けません。

陸上まで引き揚げるのは厳しいと判断し、水面近くまで引き上げたら、すかさずふく氏にタモで掬い上げて貰う作戦で、何とか1匹釣り上げる事に成功。

 

サビキ竿では細過ぎるし、何より糸がブッ千切られまくっているので、この作戦は成功だったと言えます。

 

釣りをやり始める前までは、

「エサ付けて掛かれば、どんな竿でも結局釣れるんじゃね?」

と言う素人感丸出しの考えもあったのですが、世にこれだけの種類の釣り具があるのには理由がある事を身を持って体感しました。それぞれのターゲットに合った竿や仕掛けを使うのが一番ですね。

 

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と言う事で、初めて自分の竿で自力で(半分ふく氏に手伝ってもらいましたが)釣り上げた獲物はメーターサイズのウツボでした👏👏

 

達成感に満ち溢れています。

 

この後も何度かアタったり引っ掛けるも、全部喰い千切られたり、逃げられたりで、私の釣果は、ウツボはこの1匹のみ。

 

最後小1時間くらい、以前のカワハギ釣り用に買ったカワハギの仕掛けで遊び、カゴカキダイネンブツダイ等、雑魚㌠を釣り上げ、

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隣で釣っていた方からゴンズイ氏を譲り受け、午後2時頃に釣りを終えました。

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ウツボについては、ふく氏は順当に3匹釣り上げ、結果2人で4匹、いずれも80㎝超えと言う初陣にしてはなかなかの釣果で終える事が出来ました。

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血抜き編

さて、このウツボ。茸本さんの野食ハンマープライスの記事でも周知の通り、かなり牙が鋭く、おまけに陸上でも暫くの間は動き回るぐらいには生命力が強く、飛び掛かって来る非常に危険な魚です。

 

それゆえ、釣り上げたら血抜きは敢えてせず、そのままラインごと切って氷水に浸けて締めるのが安全なやり方ではあり、前回の伊豆半島は、そのやり方で事なきを得ました。

 

とは言え、現場で血抜きが出来ればそれに越したことはないので、今回は釣り上げてから安全且つ確実に血抜きをする方法を考えて臨んだ次第です。

 

と言う事で、これまた様々な釣りサイトや、YouTube動画

を参考にし、揃えた道具はこちらの5点。

 

・フィッシュグリップ(アマゾンで購入)

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・アイスピック(100円ショップで購入)

・金切り鋏(ホームセンターで購入)
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・登山靴(テナヤブーツ mont-bell社製)
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・トング(100円ショップで購入)
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手順は以下の通り、至って簡単です。

 

1.トングでウツボの脳天をひたすら殴る

2.登山靴でウツボの脳天をひたすら踏みつける

3.噛まれる前に逃げる

4.1,2,3を繰り返して動きが鈍くなった瞬間を見計らって脳天にアイスピックを刺して脳天を掻き混ぜる。

5.噛まれる前に逃げる

6.1〜5を繰り返して弱らせたら、隙を見て金切り鋏で頚椎を切断。

7.フィッシュグリップと金切り鋏を口に突っ込んで釣り針を回収

8.エラを金切り鋏で切断し、海水を張ったバケツに放り込んで放血させる

9.海水と氷を入れたクーラーボックスに入れて〆る

 

殴るのはトングでなくとも、金槌でも何でも良いんですけどね。トングだとある程度リーチがあるのと、頭を挟んで押さえつけるのにも有効なので、トングにしました。

 

トングでもフルスイングで殴り続けると息切れするので、時折登山靴でスタンプする事で持続的にダメージを与えられます。ウツボに休むヒマは与えません。

 

結果、新品のトングが半日でボコボコになりました。

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梶原修人が工藤優作 戦で言っていた、

「ダメージを受けている間は、攻撃のモーションには移れない」

と言うのは本当でした。

 

また、基本的にはヒット & アウェイのスタイルです。

噛まれないようにウツボの射程外から一気に距離を詰めて脳天を叩きましょう。

トドメは刺せないにせよ、動きを鈍らせる事が出来ます。

これは、ウォーレン・ウォーカーの、相手に打たせず、ジャブで削って勝つボクシング・スタイルからヒントを得ました。

 

この辺り、詳しくは喧嘩稼業の6巻

 

 

と、喧嘩商売の16巻

 

 

を、読んで頂けたらと思います。

そうです。本作、熊を一撃で蹴り倒す描写もあり、獲物を狩るのに必要とされる喧嘩術が満載の格闘技漫画

 

 

なのかどうかは知りませんが、超面白いです。刃牙好きならハマる要素満載です。ネットカフェで一気読みを推奨します📚

 

話は逸れましたが、そう言う事なのです。

 

どう言う事なのです?

 

 

ウツボの安全且つ確実な血抜きのコツは、とにかく躊躇しないで距離を取りながらシバき倒す事です。

 

「無極」を使って、己の中のウツボへの殺意を0.1秒で最大限まで高めて下さい。

この辺り詳しくは喧嘩商売の13巻を参考n(省略)

 

 

 

あとは、タモ網で掬い上げて絡め取って、ウツボの身体の自由を奪えば飛び掛かられるリスクを減らせますし、ウツボの口に針を刺したたまま道糸を持ち上げて吊るし上げておけば、同じく飛び掛かられるリスクを減らせますね。

 

そして身体の自由を奪っている間に脳天殴打と滅多刺しを繰り返せば、より安全に頚椎切断まで辿り着けます。

 

包丁だと、押さえつけてウツボを寝かせないと踏ん張りが効かないですが、金切り鋏なら、空中に浮かせた状態でも切断出来るので優秀ですね。

 

此処まで来ると魚の血抜きの域を超えていますが、やらなきゃ、やられます。

 

実際、脳天をアイスピックで滅多刺しにして頚椎切断して放血させて氷水に浸してもなお、暫くの間はクーラーボックスの中からドコドコ音が聞こえましたからね。

 

どれだけ生命力強いんだってばよ...

 

 

ウツボですら慣れないと止め刺し時に息切れするのだから、罠猟で捕らえた鹿や猪の止め刺しなんて、どれだけ大変だし、危険なのかと、罠猟師の人達の苦労に思いを巡らせながら、隣の家族連れの釣り客の生暖かい目線に耐えつつ、止め刺しを遂行した次第でした。

 

如何なる状況であろうとも、70手の初手全てから繋がる上杉均の完全な煉獄同様、ウツボに反撃の隙を与えずに打ち負かしたいものです。

 

私もふく氏も止め刺しに必死だった為、止め刺し中の画像は無いですが、皆さんもウツボを釣り上げた日には、持ち前の若さと明るさで、蓄積されたノウハウで、安全且つ確実なU(UTSUBO)-LIFEを楽しんで頂けたらと思います。

 

解体・調理編についてはまた次回。

 

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マトリョシカ