山と酒と音と飯

登った山と飲んだお酒と聴いた音楽と食べたメシについての備忘録

捌いたイノシシでシシカレー

全国の大人になりきれない30代男性・女性、こんばんは。私達がそうです。

 

先日捌いたイノシシ

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を、先ずは塩胡椒のみと+カレー粉で焼いて味見をしてみました。

 

そしたらば、カレー粉が予想以上にイノシシ肉に合いまして、これはカレー粉だけと言わず、カレーそのものを作らねば!と思った次第なのです。

 

皮下脂肪の部分が甘くて旨かったです。

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と言う事でやってみました。イノシシカレー。

 

丸一日かけて冷蔵庫で解凍の後

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刻刻(kokkoku)

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 微妙に残っている体毛は気づいたら取り除きます。

 

具材㌠ 全景

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スパイス㌠ 全景

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今回のカレー作成にあたって、レシピは主に

こちらのブログ

【初心者向け】本格スパイスチキンカレーが誰でも簡単に作れる基本レシピ - カレーパフォーマー加藤のスパイスカレー探訪記

 

と、こちらの書籍

 

 

を参考にしております。ご査収下さい。

スパイスに関しては、ホールスパイスとしてのカルダモンシードとクローブは別個に買い入れていますが、それ以外のホールスパイス、パウダースパイス、ガラムマサラについては、スパイスキットを使用しています。

 

スパイスキットを使うと配合量をミスらないので楽です。次のステップとしてはスパイスをそれぞれ個別に購入して、自分好みの調合比率を組み上げる事ですね。それはまた追い追い勉強します。

 

 今回は6人前で仕込んでますので分量はそのつもりでお読みくだせ。

 

まずはカルダモン6個とクローブ6個とホールスパイスキットをオリーブオイルで熱して行きます。弱火〜中火の間ぐらい。「スパイスが浸るぐらい」と言う感覚で油入れたら、浸り過ぎてビシャビシャになった感ありますが、そんなの気にせず行きましょう。油はコクです。健康に良いかどうかは知りません。

 

なぜオリーブオイルだったかと言うと、家にあったのがオリーブオイルだったからです。基本的に植物性の油なら、だいたい大丈夫だと思います。

 

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クミンが茶色くなって、カルダモンから気泡がバンバン出て来たら、玉ねぎを入れて、飴色になるまで炒めます。

今回この段階でカルダモンシードは取り除いています。 なぜなら出来上がったカレーの中に混ざった状態で間違って噛んでしまうと、口の中で強烈に香るからです。

 

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五分後の世界

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まだまだ飴色にならず。

 

ここからは3000倍速でお届けします。

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 はい、茶色くなりました。ナイスブラウン👏👏👏

 

終盤、焦げそうになったら差し水をすると言うのがポイントだと思いました。

 

今回30分ぐらいかけて漸く飴色になった訳ですが、上で書籍のリンク貼らせて頂いた水野さんが、10分で飴色タマネギ作る方法をyoutubeで紹介されていた事に、カレーを作り終えた後に気が付きました。次回からはこのやり方を実践しようと思います。

 

飴色タマネギの後に、おろしたニンニクとショウガを入れて引き続き炒めます。

その後、ある程度水分飛ばしたらトマトと青唐辛子を入れます。引き続き水分飛ばします。

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本当はもっと水分飛ばした方が良いみたいです。

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無糖ヨーグルトDAWN

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引き続き水分飛ばして下さい。本当は 。そう、本当は。

このタイミングでパウダースパイスキットを投入。

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ここでオクラを投入。オクラのヘタや表面の産毛等の下処理は終えてあります。塩かけたりネットで揉んだり。 なんでオクラを入れたかと言うと、美味しそうだったからです。

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間髪入れずにイノシシ投入

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本当はこの時点で汁っ気はもっと少なく、ペースト状になったカレーに絡めるようにして肉を炒めるみたいです。そう、本当は。

 

肉の表面が白っぽくなったら肉が浸るぐらいまで水を足して、蓋をして10分ほど弱火で煮込みます。

 

10分経ちました。色が分かれているのは、濃い部分が諸々成分を吸った油分だからです。

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最後にガラムマサラを入れて軽く沸騰させた後、隠し味に醤油小さじ1〜大さじ1弱ぐらいを入れたら完成。 

 

仕上げに醤油を入れたら、味に深みが出る事に気付いたので、それ以来このカレーを作る際には最後に醤油を入れています。

 

塩に関しては、使用したスパイスキットの中に配合済みの為、今回は敢えて加えると言う事はやっていないです。

通常は、この最期の仕上げのところで塩を入れて調整を行います。 

 

実にカレーっぽい仕上がりですね。赤い。

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一方その頃、米。

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いっぺんに2つのことを出来ない性分なので、この後がんばって炊きました。

「電気釜で炊けば良いぢゃん!」

と言う意見は言わないでおいて下さい。ガス火で炊いて雰囲気を出したかったのです。

 この調子で  炊かれたい男 2018 を目指します。

オファーが来たら優しく炊いてやろうと思います🌾🌾

 

そして盛付け🍛

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旨いです。ニンニクとショウガはおろしたのを使っているので、濃厚に香ります。オクラを入れた事で、食感の良いアクセントになっています。

 

肝心のイノシシは、カレーのスパイスの香りが、上手い具合にイノシシ臭を覆い被せてくれています。相変わらず皮下脂肪は甘くて旨いですね。食感としては、鶏モモ肉でやる時よりは歯応えがあります。

 

付け合わせのお酒として、今回はBALLAST POINTのGRUNIONと合わせてみました。

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厳密にはPALE ALEなのですが、下手なIPAよりもホップの苦味と香りがガツンと来ます。

 

何故にカレーとIPAなのかと言いますと、毎週木曜日にカレーとIPAの専門店と化す桜新町のカフェ&バーanagura

アナグラカフェ

で、この組み合わせの妙を教えて頂きました。

ホームページで木曜定休と書かれていますが、木曜は別の方がバーカウンターに立って、変態的なレベルでカレーとIPAにメーターを振り切っています。

 

 

スパイスの鮮烈な匂いと、IPAの濃厚なホップ香が意外にもぶつかり合わずに、スッと収まります。

それはとても良い事だと思います。

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自作してもなお、旨いカレーと旨いIPAは旨いと言う事がこの事から分かりました。

 

 

次回、鹿編始まります🦌🦌🦌