捌いた鹿のローストと大和煮
こんばんは。先日、野食会に参加して参りました。
参加4回目にして、初の持ち込み枠で参加致しました。筆者は大層ドキドキしたそうです。
当日の様子については、主催の茸本さんがブログに綴っているので、そちらをご覧頂けたらと思います。
途中から出て来た小林銅蟲先生作のカマスペーストとウツボペーストで次々と人がダメになって行ったのが印象的でした。
フリースタイルバトル『石器 × 野食』(野食会2018初春まとめ)
私が出させて頂いた料理は
シシシカカレー(猪6:鹿4の構成比)
ロースト鹿
鹿の大和煮
で、ございました。おかげさまで好評頂き、全部なくなったので作り手としては大変に嬉しく思います。
と言う事で、今回はその野食会に出した2品
先日みんなで解体した鹿
のローストと、大和煮についてです。
鹿の肉は脂肪分が少ないので、これはいっそのことローストビーフみたいな感じに仕上げたら良いのではないかと思い、作ってみる事にしました。
レシピについては、主にこちらのものを参考にさせて頂きました。
湯せんで失敗なしのローストビーフ♡絶品ソース! レシピ・作り方 by ☆ゆぅ♪☆|楽天レシピ
とは言え、野性肉なので温める時間はお手本のレシピよりもやや長めに取ってあります。
さあ...長き眠りから目覚めよ...封印されし獣達...!!
(解凍しただけです)
15〜30分ぐらいかけて室温に戻した鹿肉の、ドリップを良く洗い、水を切った後、表面のあからさまに筋張っている部分は包丁で取り除き、
おろしニンニクと塩胡椒を良くすり込みます。
テンポ良く表面を焼いて行きましょう。
ゲダッ!ゲダッ!ゲダッ!ゲダッ!
バーニラーーーーーーーッ!🔥🔥
中森明菜のDESIREを2回歌うぐらいの時間で全体的にこんがり焼けるはずです。万一焼け終わらなかったり、焼き過ぎた場合は別の歌にして下さい。
こんがり焼けた肉を
ラップしてジップして
沸騰したお湯に入れて湯煎します。
お皿を乗せて浮いて来ないようにしましょう
この後、火を止めて、蓋をして30分ぐらい置きます。置き時間はやや長めです。
お湯から取り出したら、室温で冷めるまで放置しましょう。
見た目はそれっぽい感じです。
切りました。
俯瞰です。
上にかけるソースも作らねばなりませぬ。
おろし玉ねぎ
おろしニンニクやらおろしショウガやら
オリーブオイルやら酢やら砂糖やら醤油やら酒やら塩胡椒やらレモン汁やら
混ぜてレンチンすると出来上がります。
ソースをかけて完成しました。
たて続けにもう一品やります。
鹿肉をできるだけ細かく刻みましょう。
醤油やらみりんやら酒やら砂糖やら混ぜた液体を沸騰させます。
試作段階では、このタイミングでショウガを入れていますが、野食会に出したVer.ではショウガはある程度煮詰めた後に絡めています。
此処も大きな変更点。試作段階では生肉を煮汁に投入しましたが、アク掬いが面倒なのと、生肉から煮ると固くなってしまうので、野食会に出したVer.では肉を湯通しした後、タレをある程度煮詰めた後に投入しています。
結果、野食会Ver.の方が肉が柔らかいまま味を染み込ませる事に成功したので、正解なのだと思えます。
ではなぜ成功したVer.の写真を上げないのかと言うと、野食会当日の朝、時間が無さ過ぎて仕込み中に写真撮るのを失念したからです。不覚です。
ともあれ、煮汁がこれくらいの量になったら完成です。
成功したVer.は、きょうの料理の牛の時雨煮を参考にしています。
牛肉のしぐれ煮 レシピ 笠原 将弘さん|【みんなのきょうの料理】おいしいレシピや献立を探そう
今回の料理とは関係ないですが、きょうの料理のレシピで酢辣湯を作った時もかなり旨かったので、きょうの料理優秀です。
醸造家の夢、サントリーの中では旨さがぶっち切ってると思うのですが、いかがでしょうか?
香りとコクと苦味と甘味のバランスがヱビスやサッポロクラシックと同等、あるいはやや上回っているレベルの、メジャービールでは稀有な存在だと思っています🍺値段が高いのが難点ですが。
大和煮はだいたい狙い通りの味に落ち着きました。ローストは、肉自体はクセなく狙い通りではあったのですが、ソースの旨さが想定のやや上を行きました。肉系に合わせるドレッシングとしてかなり汎用性高いです。他の料理にも使いたい。
と、言う事でイノシシとシカを解体から調理まで一通りやって味わい尽くしました。
此処までやると充実感がありますし、イノシシとシカ以外の獣の肉にも興味はあるので、やはり罠か銃のライセンス欲しいなあと思うのです。
イノシシとシカに圧倒的に感謝👏👏👏
と言う事で次回以降の野食会に参加させて頂く為のネタをこれから色々考えて行こうと思います。
それではまた( ◜◡‾)(‾◡◝ )