山と酒と音と飯

登った山と飲んだお酒と聴いた音楽と食べたメシについての備忘録

2018年冬季ウツボシーズン開幕+ウツボの確実な血抜法の考察

この1週間の1,000円以上にも及ぶ日経平均株価下落に慌てふためいてる皆さんこんばんは🌃

私もです📉📉

 

良いんです。良いんですよ。下がったらまた買えば良いんです。買い続ければいずれ浮上する事はこの30年間の歴史が証明してくれているのですから。21,000円割るような事があれば買い足すつもりではいます。

 

哀しくなんかないんだからっ( つ᷄.̯σ̣̥᷅ )!!

 

 

捕獲編

それはさておき、11月23日に11月3度目の釣りに行って参りました。

 

今までほぼ釣りなどやっていなかった私が1ヶ月に3回も釣りに行く事になろうとは、誰が予測できたのでしょうか。

 

完全にハマりつつあります🎣🎣🎣

 

さて、昨年は借り物の竿と仕掛けで1匹も釣り上げる事の出来なかったウツボですが、

 

そんなヤラレっぱなしの私ではない!!

 

☆さよなら☆昨年までの私☆

 

昨年の伊豆半島での反省を踏まえ、自分で揃えた装備で、自分で調べたポイントで今年のウツボはシーズンインしましま🦓

 

使った竿は、そう。アレです。

 

カミツキガメ

の時に間に合わせで買った上州屋のファミリーサビキセット¥3,000。

 

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これに付いて来たリールの糸がナイロンの3号だったので、今回は6号に張り替えて臨みました。

 

針は、これまたカミツキガメの時に使ったタチウオ用と、ワイヤーを用意。

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エサはスーパーで買った生のマイワシを現場でブツ切りにして使用。

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道糸を中通し20号のオモリに通して、ブッ刺すだけの至って簡単な仕掛けです。

初心者にはこれぐらい簡単な仕掛けで丁度いいです。分かり易くて非常に助かります。

 

釣るポイントは口コミ、ブログの写真、YouTubemixi魔法のiらんど、infoseek等、あらゆる情報源から総合的に判断して、ここだろうと言う所を選定。

 

 

さて、始発でポイントへ向かい、実践です。

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糸がたわんでいるところや、リールのサイズに糸のサイズが全く合っていないところ等、随所に初心者感が滲み出ていますが、良しとしましょう。背伸びしてもしゃぁないすわ。

 

山やり始めの頃を思い出します⛰

 

隣に明らかにウツボ狙いの装備の別グループがいました。

ウツボってそんなにメジャーな獲物だったん?

 

とは言え、気にせずやって行きましょう。

 

水の透明度が高いので、良く見ると海中をウツボがぬらぬらと泳いでいる姿が見えます。

 

その目の前に針を落として、誘います。

 

喰い付いて来た回数、無限♾回。

 

こんなに簡単にアタリ判定貰って良いのかと言うぐらいに楽な釣りです。此処までは。

 

ただ、アタッてから巧く引っ掛けないとウツボに針が刺さらず逃げられてしまいますし、ナイロン6号程度の糸では、引っ掛けた後も首を振られている間に簡単に喰い千切られてしまいました。

 

これで5〜6回はバラしました。

 

PE10号以上の糸でないと喰い千切られると言う学びがありました。

 

一方で同行者のDDJ@ふく氏はその辺り、私以上に抜かりなく準備をし、ブリ用の船釣りの竿とリール、PEライン、イシダイ用のワイヤーと言う無双スタイルで臨んでおりました。やりおる。

 

周りは、サビキを楽しんでいる親子連れや、おそらくチヌ狙いのベテラン勢がポツポツといる中で、明らかに場違いなウツボ釣り勢は、1人で戦争でもおっ始めるのかと言うぐらいの重装備。

 

しかしその重装備が功を奏し、DDJ@ふく氏が最初に釣り上げました。

しかもメーター近い大物。

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(ご満悦のふく氏)

 

予習不足で脆弱なサビキ竿で挑み続ける私。今さら後には引けません。

陸上まで引き揚げるのは厳しいと判断し、水面近くまで引き上げたら、すかさずふく氏にタモで掬い上げて貰う作戦で、何とか1匹釣り上げる事に成功。

 

サビキ竿では細過ぎるし、何より糸がブッ千切られまくっているので、この作戦は成功だったと言えます。

 

釣りをやり始める前までは、

「エサ付けて掛かれば、どんな竿でも結局釣れるんじゃね?」

と言う素人感丸出しの考えもあったのですが、世にこれだけの種類の釣り具があるのには理由がある事を身を持って体感しました。それぞれのターゲットに合った竿や仕掛けを使うのが一番ですね。

 

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と言う事で、初めて自分の竿で自力で(半分ふく氏に手伝ってもらいましたが)釣り上げた獲物はメーターサイズのウツボでした👏👏

 

達成感に満ち溢れています。

 

この後も何度かアタったり引っ掛けるも、全部喰い千切られたり、逃げられたりで、私の釣果は、ウツボはこの1匹のみ。

 

最後小1時間くらい、以前のカワハギ釣り用に買ったカワハギの仕掛けで遊び、カゴカキダイネンブツダイ等、雑魚㌠を釣り上げ、

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隣で釣っていた方からゴンズイ氏を譲り受け、午後2時頃に釣りを終えました。

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ウツボについては、ふく氏は順当に3匹釣り上げ、結果2人で4匹、いずれも80㎝超えと言う初陣にしてはなかなかの釣果で終える事が出来ました。

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血抜き編

さて、このウツボ。茸本さんの野食ハンマープライスの記事でも周知の通り、かなり牙が鋭く、おまけに陸上でも暫くの間は動き回るぐらいには生命力が強く、飛び掛かって来る非常に危険な魚です。

 

それゆえ、釣り上げたら血抜きは敢えてせず、そのままラインごと切って氷水に浸けて締めるのが安全なやり方ではあり、前回の伊豆半島は、そのやり方で事なきを得ました。

 

とは言え、現場で血抜きが出来ればそれに越したことはないので、今回は釣り上げてから安全且つ確実に血抜きをする方法を考えて臨んだ次第です。

 

と言う事で、これまた様々な釣りサイトや、YouTube動画

を参考にし、揃えた道具はこちらの5点。

 

・フィッシュグリップ(アマゾンで購入)

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・アイスピック(100円ショップで購入)

・金切り鋏(ホームセンターで購入)
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・登山靴(テナヤブーツ mont-bell社製)
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・トング(100円ショップで購入)
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手順は以下の通り、至って簡単です。

 

1.トングでウツボの脳天をひたすら殴る

2.登山靴でウツボの脳天をひたすら踏みつける

3.噛まれる前に逃げる

4.1,2,3を繰り返して動きが鈍くなった瞬間を見計らって脳天にアイスピックを刺して脳天を掻き混ぜる。

5.噛まれる前に逃げる

6.1〜5を繰り返して弱らせたら、隙を見て金切り鋏で頚椎を切断。

7.フィッシュグリップと金切り鋏を口に突っ込んで釣り針を回収

8.エラを金切り鋏で切断し、海水を張ったバケツに放り込んで放血させる

9.海水と氷を入れたクーラーボックスに入れて〆る

 

殴るのはトングでなくとも、金槌でも何でも良いんですけどね。トングだとある程度リーチがあるのと、頭を挟んで押さえつけるのにも有効なので、トングにしました。

 

トングでもフルスイングで殴り続けると息切れするので、時折登山靴でスタンプする事で持続的にダメージを与えられます。ウツボに休むヒマは与えません。

 

結果、新品のトングが半日でボコボコになりました。

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梶原修人が工藤優作 戦で言っていた、

「ダメージを受けている間は、攻撃のモーションには移れない」

と言うのは本当でした。

 

また、基本的にはヒット & アウェイのスタイルです。

噛まれないようにウツボの射程外から一気に距離を詰めて脳天を叩きましょう。

トドメは刺せないにせよ、動きを鈍らせる事が出来ます。

これは、ウォーレン・ウォーカーの、相手に打たせず、ジャブで削って勝つボクシング・スタイルからヒントを得ました。

 

この辺り、詳しくは喧嘩稼業の6巻

 

 

と、喧嘩商売の16巻

 

 

を、読んで頂けたらと思います。

そうです。本作、熊を一撃で蹴り倒す描写もあり、獲物を狩るのに必要とされる喧嘩術が満載の格闘技漫画

 

 

なのかどうかは知りませんが、超面白いです。刃牙好きならハマる要素満載です。ネットカフェで一気読みを推奨します📚

 

話は逸れましたが、そう言う事なのです。

 

どう言う事なのです?

 

 

ウツボの安全且つ確実な血抜きのコツは、とにかく躊躇しないで距離を取りながらシバき倒す事です。

 

「無極」を使って、己の中のウツボへの殺意を0.1秒で最大限まで高めて下さい。

この辺り詳しくは喧嘩商売の13巻を参考n(省略)

 

 

 

あとは、タモ網で掬い上げて絡め取って、ウツボの身体の自由を奪えば飛び掛かられるリスクを減らせますし、ウツボの口に針を刺したたまま道糸を持ち上げて吊るし上げておけば、同じく飛び掛かられるリスクを減らせますね。

 

そして身体の自由を奪っている間に脳天殴打と滅多刺しを繰り返せば、より安全に頚椎切断まで辿り着けます。

 

包丁だと、押さえつけてウツボを寝かせないと踏ん張りが効かないですが、金切り鋏なら、空中に浮かせた状態でも切断出来るので優秀ですね。

 

此処まで来ると魚の血抜きの域を超えていますが、やらなきゃ、やられます。

 

実際、脳天をアイスピックで滅多刺しにして頚椎切断して放血させて氷水に浸してもなお、暫くの間はクーラーボックスの中からドコドコ音が聞こえましたからね。

 

どれだけ生命力強いんだってばよ...

 

 

ウツボですら慣れないと止め刺し時に息切れするのだから、罠猟で捕らえた鹿や猪の止め刺しなんて、どれだけ大変だし、危険なのかと、罠猟師の人達の苦労に思いを巡らせながら、隣の家族連れの釣り客の生暖かい目線に耐えつつ、止め刺しを遂行した次第でした。

 

如何なる状況であろうとも、70手の初手全てから繋がる上杉均の完全な煉獄同様、ウツボに反撃の隙を与えずに打ち負かしたいものです。

 

私もふく氏も止め刺しに必死だった為、止め刺し中の画像は無いですが、皆さんもウツボを釣り上げた日には、持ち前の若さと明るさで、蓄積されたノウハウで、安全且つ確実なU(UTSUBO)-LIFEを楽しんで頂けたらと思います。

 

解体・調理編についてはまた次回。

 

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マトリョシカ