山と酒と音と飯

登った山と飲んだお酒と聴いた音楽と食べたメシについての備忘録

今季最後のカワハギ釣りで掴んだ。何かを(倒置法)

昨年11月以降どハマりしつつ、未だにメソッドを確立出来ていないカワハギ釣り案件がまたしても飛んで参りました。

 

おーこ女史:「今度カワハg

 

筆者:「行!き!ま!し!ょ!う!」

 

当ブログ史上最速の喰いつき方で返答し、今季3度目のカワハギ釣行が確定しました。しましたんだってばよ。

 

主なカワハギ漁船は1月末をもってして終わる所が大半なので、実質今季最後の機会となります。

 

舞台は、奇しくも昨年11月に乗った所と同じ船宿🛥

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今までの反省も活かしつつ、且つ今回は今季15匹/日の実績も有する、おーこ女史のアテンドもあってと、改めて餌の付け方から仕掛けの作り方、アプローチ方法、波間で揺れ動くカワハギの切ない気持ちに至るまで学び直し、万全の態勢で臨んだ次第です。

 

 

07:30出船。昨年11月の苦い思い出が脳裏をよぎりましたが、水平線の彼方に追いやり、竿を振ります🎣

 

が、釣れません。

 

当たらない。

 

一向に当たりません。

 

 

3時間経過して釣果はベラ1匹とトラギス1匹に留まりました。

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雑魚すら釣れない渋過ぎる展開に暗雲立ち込めます。

途中、迂闊にもカサゴに刺されました。

 

リリースしてから10分後ぐらいに指先に鈍い痛みがジンジンとやって来ます。

 

カサゴの毒だと気づき、即座にサーモスに入れて持って来た熱い緑茶の中に指を浸しました。

 

注意深くリリースしたつもりが棘に触れていたようです。

 

程なくして痛みが和らいだので、事無きを得ました。

 

タンパク毒には熱いお湯ですね。たまたまですが、持っていて良かったです。

 

その後もカワハギの当たりらしい当たりは一向に掴めないまま。

 

今日もカワハギ釣れずに終わるか...

 

半ば諦めかけていた正午過ぎ、竿先にいつもの小刻みな当たりが来ました。

 

此処で直ぐに合わせずに、おーこ女史の教え通りに一度竿先を海面まで下げて、ゼロテンション以下に仕掛けをたわめます。

 

その直後、先ほどより強いガツッ!とした当たりが来ました。

 

一呼吸置いて右手を竿中近くに添えてゆーーーっくりと引き上げます。

 

教えて頂いた通りに、この合わせ方を行った所、その後テンションを上げても緩めても、継続的にガツッ!ガツッ!と当たりが続きます。

 

これは...?!もしや...!!

 

恐る恐るリールを巻いて行った所、

 

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キターーーーーー(°∀°)ーーーーー!!

 

あまりの興奮で、釣り上げた直後の写真とか撮り忘れましたよね。

 

程なくして2匹目、同じ合わせ方でかかりました。

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3匹目も然り。

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なかなかのサイズ感。

 

いずれも、最初の竿先を振るアピール直後に当たったので、カワハギがいるところに仕掛けを落とせられれば、割と直ぐ当たりは来るのだろうなと言う印象を受けました。

 

血抜きは津本式で迅速に行いましょう。

 

脳天を刺して脳死状態にさせて

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エラを貫通させて切って
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良く振って放血させます。本当はエラを掴んで振った方が良いです。
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エラが鮮紅色から色が抜けて淡くなったら血抜きの成功です。

 

その後、速やかにクーラーボックスに入れて氷締めに。

 

結果、本日の自力で釣った釣果は、

 

カワハギ×3

ベラ×1

トラギス×1

カサゴ×1(リリース)

 

でした。

釣果としてはパッとしませんが、前々回のカワハギ×1、前回のカワハギ×0と比べたら大躍進である事は言うまでもありません。

 

しかも、狙い通りに仕掛けて、狙い通りに合わせて釣れたので、この業績は甚だ大きいです。

 

前回までは、最初の竿先に来る「プルッ!プルッ!」という淡いアプローチの際に、いきなりグイッと竿先を持ち上げて合わせようとして結果全て失敗に終わっていました。

 

今回の改善点は、まず仕掛けを着底させた後の、仕掛けのアピールを小刻みに、且つ今までの倍近い時間(20秒程度)をかけてじっっっくりねっっっっとりと行い、当たりがあった後に、敢えて一度テンションを緩めて餌を落とし込んで再度アピールした上で、ゆーーーーーっくりと両手を使って竿全体を引き上げて合わせて行った点です。

 

アピールタイムを超長く取った事で、カワハギが焦れに焦れて、竿を止めた瞬間からガツガツ喰って来て、さらにそこでいきなりゼロテン以下にして餌を落とし込んだので、カワハギが慌てて追っかけて喰いついて来ると言う、理想的なパターンを描けたのかなと思うております。

 

ま、実際のほどは海中を覗き込んで見ないと分からないですけどね( ´◔ ‸◔`)

 

加えて今回、おーこ女史の指導のもと、集魚装置と、中オモリを付けて臨んだ事も一定以上の釣果に繋がったと睨んでおります。 

中オモリを付けた事で、竿先を下げた時の仕掛けの沈み込む速度が上がった筈なので。

 

この駆け引きが熱過ぎるので、カワハギ釣りは面白いです。見た目の可愛らしさとサイズ感からは想像し難い、超絶初見殺しの釣りだとも言えます。

本当、アジとかサバの分かり易さからしたらハードル高過ぎましたね...

 

その後、我らの基地モリコハウスに持ち帰り、お馴染みの

 

刺身の肝醤油和え

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ソテー肝ソースがけ

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あら汁
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で、完全優勝を飾る事が出来たのは言うまでもありません🥇

 

最初こそビール飲んでいましたが、音速で日本酒に切り替えました。

南部美人旨え。値段そこそこで味が良いので超好きな酒の1つです🍶

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トラギス、ベラ㌠は背開きにした後、梅肉と大葉で包み

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唐揚げに仕立てたところ、

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これまたビールに合い過ぎて、慌ててビールに持ち直した次第でした。

アンカースチーム旨え。サッポロがライセンス持っているのだから、日本にドラフト流してくれれば良いのに。

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これを持って今季のカワハギ釣りはお終いです。また今年の11月以降、狙ってやって行きたいと思います。このメソッドが正解なのか検証を重ねつつ、他のエリアでの船釣りも開拓する所存です。

 

来季はたくさん釣ったら煮付けにしてみたいですね。不味い要素が無い。

来季のカワハギ案件、首洗ってお待ち申し上げます_(:3 」∠)_