山と酒と音と飯

登った山と飲んだお酒と聴いた音楽と食べたメシについての備忘録

I VS I (sland)

気づけば年の瀬が迫って来た今日この頃、皆々様は如何お過ごしでしょうか。私はと言えば相も変わらずビール飲んで旨えええ!!と言ってみたり、平日は馬車馬の如く働いております。

 

そんな、いつもどおりのある日のこと、風来組長が突然立ち上がり言いました。

 

「大島来ない?」

 

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はい、と言う事で10月と11月で2回大島に行って来ました。

 

その時の顛末について書き綴ろうと思います✏️📖

 

10/26(土)〜10/27 (日)元町港爆裂奮闘編

風来組組長にお誘い頂き、初めての大島上陸。

今回は風来組組長の会社が経営するゲストハウスVOLCANIC ISLANDに泊まらせて頂きました。

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元町港から徒歩5分の好立地。ナイス立地!立地マン!

 

ゲストハウス到着早々に一寸一杯🍺

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島で飲む黒ラベルは旨え。

島のスーパーに買い出しに行きつつ。

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賞味期限切れの品も無駄なく売り切る辺り、島ならではの文化を感じさせます。船便止まったら大変な事だろうしなあ。

ムロアジのくさやと餌用のイワシ等を購入。

 

その後、意気揚々と元町港へと釣りに繰り出しました。

が、魚影が!魚影が!ほぼ無い!今回の大島の為に揃えた泳がせ釣用の仕掛けも、そもそも小魚が回って来ていないので全く役に立たず!

 

スーパーで買ったイワシを切ってブッコミするも、全くアタリ無し。

 

仕方がないので手前のテトラの隙間にブラクリを落として再起を図るも。

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ウ、ウツボ 〜!

 

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またしてもウツボ 〜!

 

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漸く竿のブッコミ釣りに反応があり、釣り上げたらまたウツボ 〜!

 

いずれも小っせえ!

 

ウツボ 、このサイズだと食べるに値しないので当然にしてリリースするのですが、凶暴さと歯の鋭さだけは一人前。

ローリングするわ、隙あらば噛み付いて来るわ、針が外し辛くてしょうがない。

 

やっとの思いで外せたと思うたら、仕掛けがバキバキに曲がってしまいました。

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ウツボは80センチ超えないと面白くないですね。

 

此処で仕掛けも心も折れた私は早々に竿を仕舞い込み、ゲストハウスに戻りました。

 

一方、同日同時刻、我々と別行動で釣りに来ていた筋肉氏、仙人氏、トモ氏の3名は...

 

同じ大島でも港が違うだけでこんなにも違うものなのか...!

 

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釣れなかった私を黒ラベルが優しく迎え入れてくれました。いつだって黒ラベルは優しい...

 

一方で厳しいのはスー◯ードライ。

仕事の二次会のカラオケでピッチャーで出て来るビール、お通夜のお清めで出て来る少しぬるくなった瓶ビール。スー◯ードライはいつだって私に厳しい...

(※正しい状況で飲むスーパー◯ライは大変に美味しいので嫌いではありません)

 

組長自らが銛で突いて獲ったシマアジ、カンパチを島の名産・べっこう醤油で漬けた握り寿司や、島のりで和えたアボガドなど、島ならではの趣向を凝らしたメシが次々と出て来ました。

 

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この島のりは最高の逸品。どんな料理にも合わせられる上に、その香りの良さが普通の岩のりよりも遥かに上回っています。あまりにも旨過ぎて写真を撮り忘れたものの、島のりを混ぜて焼いた納豆オムレツが旨過ぎて謝りたくなってしまった事は言うまでもありません。申し訳ない。

 

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満を辞して、島のスーパーで購入したクサヤを開封。外で焼いたから良かったものの、室内で焼いたら全室クサヤ臭のするバイオテロを巻き起こしていた事でしょう。

 

久方振りのクサヤ、しかも冷凍品でない生のクサヤに期待は高まります。

 

・・・

 

 

うーーーーーーーーまい!!

 

 

クサヤうーーーーーーーーまい!!

 

 

焼き途中こそ強烈な臭いを放っていたものの、焼き上がり後、口に入れた時はそれほどでもなく、臭いが心地良いクセとなって口中に広がります。やや強めの塩加減が完全なる焼酎の肴仕様となっており、素早くビールから島焼酎へと切り替えました。

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また島焼酎のほのかな甘味とクサヤの塩辛さが良く合います。やはりその土地の酒と肴の組み合わせと言うのは、昔からその土地の人々に親しまれ、伝わって来るだけの理由があるわけです。これ以上に無い相性の良さ。

 

 

そんな感じで3〜4時間ほど飲んで一区切り着いた頃に、おもむろに風来組長が電話をかけ始めました。

 

組長:「もしもし、○○ちゃん?今から店行って大丈夫?15人ぐらいなんだけど。あ、そう?グリーンカレーない?」

 

さすがは組長。既に着々と大島のナイトシーンにも根を下ろしつつあったのだ...!

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23時過ぎ、15名程の大所帯で向かったのは、volcaから徒歩5分ほどの所にある某スナック。

カラオケありの至って普通のスナックと思いきや、唯一にして最大の相違点はそう、ママの作るヤムウンセンとガパオライスが鼻血噴出級に旨い事。

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こちらのママ、タイ出身との事です。聞いて納得。そこいらのタイ料理店より遥かに旨い×辛い。バチクソ辛くて旨い!忙しい!

これは確かにグリーンカレーも食べてみたかった。次回はグリーンカレーのある時間帯に凸撃したいと思います。

 

大島はナイトライフも面白いと言う学びを得て鏡月ハイサワー割りで酩酊しつつ、午前3時頃にズブズブと入滅。

 

空けて10/27(日)。朝マヅメで逆転を狙うなんて高尚な思いは、テトラポットの狭間に雲散霧消し、8時頃にダラシなく起床。釣りがどうでも良くなったので取り敢えず朝からガソリンを投入。

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島焼酎のコーヒー割で朝からバチバチに覚醒を図ります。

 

その後、ダメ元で元町港で釣りを試みるも、案の定ダメ。てんでダメ。1時間で納竿。

 

これにて、初大島2daysは終了。ハイライトは島のり料理とスナックのガパオライスでした。

 

一方その頃、別働隊の3名は、

 

同じ大島で、かくも違うものなのか...

 

11/9(土)〜11/10(日)

岡田港27時間耐久釣りレース編

 

初大島での不完全燃焼感が消えないまま悶々と過ごしていたある日、最近ご近所さんになった、まいったか筋肉氏からDMが飛んで来ました。

「また大島行くんすけど良かったら一緒n

 

「い〝!い〝ぎだあ〝い〝!!」

 

と某海賊漫画の見開きばりに濁点を多用したレスポンスを亜光速で行い、初大島上陸から僅か2週間で再び向かう事になったのです。

 

今回は大型客船の夜行便で出発。取り敢えずガソリンを注入。黒ラベルはいつでも風景に合う。

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今回乗船券の確保が直前だった事もあり、最安売れ残りの2等リクライニングシートを利用。

これがまぁ寝れない!船の振動も加わって寝れない寝れない!夜行バスの方が遥かに寝れます。

大型客船を利用するなら2等フラットシート以上を利用するべきと言う学びを得ました。

1度は特等客室も使ってみたさはあります。

 

現実と夢の間を13度ほど往復しながら午前6時前に岡田港に着弾🚀💥

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前回の反省を活かし、今回はエレベーター式泳がせ仕掛けと言う飛び道具と対大物回遊魚対策の10号ナイロンも抜かり無く用意し、万全過ぎる態勢で臨んだのです。

 

不安と期待と愛しさと切なさで胸を膨らませ、記念すべき最初のターゲットは。

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キ、キタマクラ氏〜!

 

同行の筋肉氏と仙人氏もキタマクラの猛攻に遭い、次々とキタマクラを釣り上げます。

 

かく言う私もこの後キタマクラを3連発し、心が折れました。

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キタい!

マクラい!

 

仕方ないので足元にブッコミの仕掛けを残置し、港最寄りの商店からの無限アルコホル供給態勢に突入。

トイレに行った帰りにビールを買い、ビールを買った帰りにトイレに寄りと、擬似永久期間が完成されました。

 

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そのような折に岡田港の2階で売られていたこの島のりおにぎりと島おでんがやったらめったら旨く、さらにビールが進んでしまう結果となりました。岡田港で釣りをするなら迷わず買いましょう。

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前回の大島で買いそびれた島のりが岡田港の土産物店で売られているのを発見し、音速で4袋購入。しかもこの商店、PayPayが使えます。最高に過ぎる。

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その後は日没後まで明確な当たりは無く、睡眠と覚醒を繰り返し、夜戦に備えました。

 

釣り開始から12時間経過した午後6時以降、当たりと魚種に変化が現れました。釣れたハタンポを活かしておき、泳がせ要因として待機。

待ちに待ったエレベーター泳がせをスタートさせたものの、釣れない!全く釣れない!

 

竿を放置させたら、餌を丸ごと持って行かれているので魚影はあるものの、当たり判定は来ない!やり辛い!

 

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あまりに釣れないので深夜2時に辛ラーメンに島のりをぶち込んで啜る。これがまた激しく旨い。

 

 

その後は餌だけ取られたまま時間だけが経過し、

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釣り開始から24時間を告げる汽笛が港内にこだましました。

 

さるびあ丸、また遭ったな...⛴

 

この日の主だった釣果と言えば、筋肉氏のホウライヒメジ1匹と、仙人氏のウスバハギ1匹と言う散々たる釣果に終わりました。

 

私はと言えば、最初のキタマクラ3匹とハタンポ1匹と言う結果にて終了。

 

仙人氏が隣のおぢさんから貰ったウスバハギをお情けで譲って頂き、岡田港27時間耐久釣りレースを終えました。

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ちなみにこの日頂いたウスバハギは、11/30(土)に開催された野肉会で、身は大島特産のべっこう醤油に漬けた竜田揚げと、アラは島のりをあしらったアラ汁になり、無事に皆さんの胃の腑に収まりました。

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2度に渡る大島釣行で分かったこと

 

・島だからと言って必ずしも釣れる訳でもない

 

・カゴ釣りが相対的に打率が高そう

 

・元町港のテトラはウツボベイビーの巣窟

 

・島のりとべっこう醤油が超旨いので大島に行ったらマストバイ

 

・生くさやは島焼酎に良く合う

 

・元町港の夜はママが作るガパオライスとヤムウンセンで決まり

 

・岡田港ではPayPayで島のりを買いまくれ

 

 

・次回の釣行で分かる事

 

それはまだ、混沌の中・・・・

 

それが・・・・・伊豆大島!!!

 

 

今回お世話になった宿〜VOLANIC ISLAND

 

 

元町港から徒歩5分。宿の隣が酒屋で釣具屋も近くにあってと何かと行き届いたナイス宿でした。元町港釣りのベースキャンプに持って来い。次も行きます👏👏

 

 

 

また暖かくなる頃に再戦したいと思います。

それではまた≡≡≡≡c⌒っ゚Д゚)っ