鹿肉骨茶
増収増益で迎えた第三四半期の中間発表にも拘らず翌日からまさかの大量の売りが入りマザーズ株の含み損を抱えまくっている皆さんこんばんは🌃僕です。
と言うか、僕です。
だから小型株は怖いんですよ。
それでも歴年の蓄積があるからトータルではまだまだプラス収支ですが、皆さんも安易に個別株、中でも新興市場には手を出さない様に致しましょうね。
結局はS&P500のインデックス投信の積立が1番投資効率が良いと言う結論に毎回落ち着いてしまうのが悔しいのですが、結果が全てなので一番投資効率の良い所に突っ張って行きましょうね。
いずれ、この辺のお金に的を絞った話も別ブログ立ち上げてやってみたいものです。
そう、需要さえあれば...
鹿肉骨茶
いつもどおりのある日のこと、突如として大量の鹿肉を頂きました。
まな板に乗り切らんのですよ。
さらに鹿の髄まで煮出した汁まで。
どうしたものかと思い、何か良い調理法は無いかと色々眺めていたところ、友人から有力な情報を頂きました。
肉骨茶(バクテー)があるやんけ!
最近だと富士そばが肉骨茶そばを販売して話題になったものの、まだ日本では馴染みは薄いと言った立ち位置のシンガポール料理。
レシピを幾つか見てみましたが、肉系と相性の良いスパイスとアバラ周辺の肉を骨ごと煮込んだ料理と言ったところでしょうか。
これなら鹿汁もアバラ肉も纏めて使えるから一石二鳥ですね。そうと決まったらやってみましょう。さぁやりましょう。迅速にやりましょう。息継ぐ間も無くやりましょう。矢継ぎ早にやりましょう。さっさとやれよ。やります。
この鹿汁を錬成する時に副産物として出た鹿のほぐし肉も頂いたので、これも使う事に致します。
肉の下処理をやる間に干し椎茸を戻しておきましょう。
あと、何処のご家庭の冷凍庫にもある乾燥ポルチーニ(ヤマドリタケモドキ)も一緒に戻しておきましょう。
戻された世界線。
鹿のアバラ肉は一度下茹でして臭みとアクを抜きます。
スープ作りを並行して行います。
戻し終えた干し椎茸と乾燥ポルチーニを、鹿汁を合わせた水の中に入れ、鶏ガラスープの素で下味を整えます。
これもまた何処のご家庭にもある、今回使用したスパイス㌠。
左上からコリアンダーシード、カルダモン、クローブ、シナモンスティック、八角、ブラックペッパー、花椒、ローレル
クコの実
青椒
今回、家にあった肉に合うスパイスを全部入れてみたのですが、各レシピサイトを見る限りでは此処まで沢山の種類は入れなくても良さそうです。
共通して書かれていたのはブラックペッパー、八角、クローブ、花椒、シナモンスティック辺り。
上記のスパイス㌠をホールのまま鍋に投入し、アバラ肉と長ネギの青い部分と玉ねぎも投入。一緒に煮込んで行きます。
野菜も、入れるものは決められているわけでもなく、最低限のキノコと、あと1種〜2種ぐらいで良さそうな感じです。
1時間〜1.5時間も煮続けるとアバラ肉もホロホロになって来ました。仕上げに入ります。
醤油、オイスターソース、塩で味を整えて
仕上げに挽いた花椒、青椒、黒胡椒を親の仇の如く投入。
自分の好きなスパイスは、一般的なレシピで言うところの適量と思われる量の3倍が真の適量であると言う、リュウジのバズレシピの尊い教えを忠実に守ります。
お皿に盛り付けた後、白髪ネギとパクチーを散らして出来上がり。
俯瞰。
斜め。
さて、2時間かけて作ったのでお腹も空いております。早速頂くことに致しましょう。
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おおおおおお!!
これは旨いっ!!!!
八角のキャラがかなり活きていて、口に入れた瞬間、「アジアっ!!」となります。
鹿肉がベースである事もあって脂は控えめなので、全体的に優しい塩味でまとまっている印象です。
あと仕上げに乗せた白髪ネギとパクチーが滅茶苦茶良い仕事してくれています。
このシャキシャキ感と清涼感が加わる事でグッ!とお店の味まで高まっている感じです。
お店で食べたことないけど。
白髪ネギとパクチーはマストです。
スパイスも11種類入れたので、どんな感じになるかと思いましたが、割とキレイに調和が保たれています。
これは何杯でも食べられそうな感じ。
翌朝、米を入れて煮込んでお粥に仕立ててみましたが、これがまた旨い。
米との相性は抜群です。
お粥にする時はパクチーを抜いて白髪ネギだけ鬼盛りした方が個人的には好みです。
フォーを入れたヴァージョンも作成。
米が合うんだから合わないわけないだろうと言う味です。ええ。
結局これにカレー粉入れたらカレーになるのだから、作っておいて味変して行くのもアリですね。
大量の骨付き肉をもらった時の調理方法として肉骨茶はかなり有効であると言う事が分かりました。とりあえず煮込んでしまえば何とかなるし、スパイスも一度揃えてしまえば、どうにでもなります。
後日、前足の部分は唐揚げと生姜焼きにしてみました。
唐揚げにしてしまえばだいたい何でも旨いので、鹿である必要が無くなってしまうのですが、これはこれで最高にビールのアテになります。
唐揚げと同じ漬けダレに漬けた鹿肉をそのまま焼いて食べてもみましたが、獣臭は無く、非常に素直に美味しく食べる事が出来ました。
下処理の良い肉は結局何しても旨いと言う学びです。
そして鹿肉と生姜の相性は抜群で、そこに誰よりも早く目を付けたテンホウは流石としか言いようがありません。(※前回の記事参照)
肉骨茶は、本来豚肉でやる料理なので、豚バラと豚骨でやったらもっとパワフルな味になるかもしれませんね。
今回ので勝手が分かったので、次回以降はもっとブラッシュアップした肉骨茶を作れると思います。
それではまた🦌🦌🦌