山と酒と音と飯

登った山と飲んだお酒と聴いた音楽と食べたメシについての備忘録

2ヶ月空いた後、干潟に行った話から

お世話様です。私です。早くも2ヶ月間が空いてしまって2ヶ月坊主感溢れておりますが、書くコンテンツは割とあったのです。

 

時系列順にやって行きましょう。

9月に今年4度目となる干潟に行って参りました。

狙いはもちろんアナジャコ。なのですが、前日までの雨による増水+5月ほど潮が引かない為、目的のやや沖合のポイントまで辿り着けない事態に。

 

この辺の潮の満ち引きのサジ加減も、干潟に通うようになって分かるようになって来ました。潮位表で+39だとこんなもんかー。みたいな感じで。

 

そんなわけで、当初の予定よりだいぶ手前の陸近くのポイントを掘る事に。

 

アナジャコの穴はけっこう開いていて、開始間も無くアナジャコを引き当てる事に成功しました。

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干潟に通い始めて4回目、漸く自力でアナジャコを獲れるぐらいに立派になりましたよ...(☍﹏⁰)

 

そんじゃぁ量産体制だーーーー!と思ったのも束の間、この後はアナジャコ穴を見つけてもアタリが来ない、アタリが来ても捕まえられないを繰り返し、結局、捕まえられたのは最初の1匹だけ。

 

なかなか、量産体制に持って行くまでが難しい。これは来季以降の課題ですね...

 

ついでに川岸沿いを掘っていると、この時期、この水域は、ソトオリガイがかなりの数出て参りました。

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マテガイよりも短い独特な形状。貝殻が超薄いため、慎重に掘らないとスコップの衝撃で貝殻が割れまくる。

 

いや、なんねその脆さ...身体守る為にあるんじゃないのかい...

 

味見のために何個か持ち帰る事に

 

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と言う事で今回の釣果は

アナジャコ×1

オキシジミ×1

ソトオリガイ×8

シオフキ×9

 

アナジャコは取り敢えず凍らせて、他の貝類は1日かけて汲んで来た海水で砂抜きさせました。

 

さて味見しましょう。

今回は敢えて素材の味を確認する為に、全て茹でて味噌汁にしました。

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ちなみに茹でてる途中でシオフキは2〜3つが既に死んでいて口を開けなかったので、シオフキについては通常の砂抜きではなく、持ち帰ったら茹でてさっさと中身を取り出して洗うやり方の方が良いようですね。

 

さて実食。まずはソトオリガイ

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うーーーん。1日かけて砂抜いた割に、ジャリってるなあ...

あと食感はクニュクニュして割と面白いのですが、旨味にイマイチ欠ける...

 

これは野食のススメで茸本さんが書かれていたようにヌタにするのが正解かもしれない...

 

続いてシオフキ 

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小さいながらも貝の旨味が割としっかりあって、今回持ち帰った食材の中では1番旨いかもしれません。

量集めたら割と良い感じになるんじゃないでしょうか。

 

続いてオキシジミ。

相変わらず茹でる時に強烈な臭いを発するな...

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前回採った水域とは別の水域ではありますが、相変わらずの独特な臭気は健在。これって、結局オキシジミがもともとこう言う臭いを持っているって事なのでしょうかね。

やはり此奴は濃い目の味付けで臭気を封じる方が良い...

 

最後にアナジャコ

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茹でると割と海老みたいに赤くなります。

海老みたいで旨そーーーーー!

と思って食べると、海老ほどの弾力がなく、身も水っぽくて肩透かし喰らいました。

 

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(海老マヨならぬ、ジャコマヨにして食す)

 

やはりこれは、揚げて余分な水分飛ばした方が味は良くなる食材ですね。来季に量取れた際には、迷わず唐揚げ要員にしたいと思います。

 

そんなわけで、諸々素材の味を確認出来たことで、次回以降干潟で食材を調達した際の指針が出来上がりました。

 

今まで干潟で採れた獲物の中ですと、ホンビノス貝がぶっちぎりで優秀な貝でしたね。割と量が集められる、大きくて食べでがある、美味しい、良い出汁が出る等々。

 

おそらく干潟に限らずですが、野外のフィールドで行う採集活動は、行くほどに攻略の仕方や、生物の棲み分け等々分かって来るので、毎度発見があって面白いです。

 

アナジャコの棲息地はだいぶ掴めて来たのですが、マテ貝のポイントがまだ発見できていないので、これは来季以降の課題です。マテ貝の真実に迫りたい。

徐々に包囲網は狭めて行っているので、やってやりましょう。